
アベノミクスの失敗は
我々の老後を支える年金原資ばかり
減少させた訳では有りません
もっと身近な資産が減っていました
金融広報中央委員会は11月4日に
2016年の「家計の金融行動に関する世論調査」を公表
調査によれば
二人以上の世帯が保有する金融資産は
平均で1,078万円で前年対比10.8%減少
1割強も減少するのはとても大きなことです
昨年は8年ぶりの高水準でしたが
131万円も減少したことになりました
無理も有りません?
アベノミクスで年金原資を株式市場に投資して
将来の公的老後資金も大きく毀損しました
調査機関の日経平均株価は?
今年が平均で1万5941円で
昨年が平均で2万357円で
2割強の4,416円も減少しています
当然ながら
株安で個人の金融資産も年金と同じく目減りです
金融資産を保有しない世帯は30.9%
過去最高だったのは2013年に31%に次ぐ水準
10人中7人が金融資産を保有
その7割の保有している人の平均は1,615万円で
前年が1,819万円ですから此方も1割強も減少しています
保有資産の内訳は
株式や債券などの有価証券ばかりでなく
生命保険なども含む全金融商品の保有額が減少
保有している目的は?
70.5%が「老後の生活資金」で過去最高
ところで
この様な調査では殆どが平均と言う表現が使われます
この様な調査での平均値を算出する方法は?
三つの種類が有ります
1つに算術平均が有ります
一般的に平均値と呼ばれ今回の平均がそれに当たります
例えば①
10世帯の貯蓄平均値を求める場合
全体のうち5世帯の数値が500万円で
残りの5世帯が600万円の場合
全体の平均所得は?
{(5×500)+(5×600)}÷10=550
全体の平均値は550万円となります
例えば②
9世帯が100万円で残りの1世帯が4,600万円でも
計算すると平均値は①と同じ550万円です
2つ目に中央値と言う算出が有ります
中央値とは?
全世帯の内ちょうど真ん中の順位を表します
例えば10世帯が全く異なる貯蓄金額の場合
世帯数10の真ん中に近い5番目と6番目の貯蓄額を
足して2で割った数字が中央値となります
この中央値の方が前の算術平均より
一般的に実態に近い数値となります
3つ目に最頻値が有り
簡単に考えれば10世帯の貯蓄単位が
階級わけした場合にどこの貯蓄階級に集中しえいる数値
以上のような考え方で見ていけば
極端に多い例えば何千億円も保有している人も有れば
大多数が百万円~数百万円で
3割程度の資産なしの人もいて平均が1,078万円
7割の資産保有者の平均では1,615万円
調査は6月17日~7月26日に
7,808世帯に調査を実施して3,497世帯からの回答
今までは人生80年と言われていました
私のセミナーでも最近は95歳
先日のNHKでは100歳までの人生設計が
老後のお金って幾らあれば安心でしょうか?
情報元:日本経済新聞
FPとしての具体的活動履歴は此方から見られます!(チェック)


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