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あなたの「心」、ちゃんと感じますか?

"FIELD OF DREAMS"(1989)

2024-09-10 15:21:52 | Drama

 フィールド・オブ・ドリームス

cast >> Kevin Costner, Amy Madigan, Gaby Hoffmann, Ray Liotta, Timothy Busfield, James Earl Jones, Burt Lancaster, Frank Whaley, Dwier Brown, Anne Seymour, Art LaFleur, (Matt Damon) ...
writer / director >>Phil Alden Robinson(106min)
music >> James Horner
soundtrack>>


"夢" を求めて生きる男と、彼をめぐる人々の姿を、野球をベースにして描くファンタスティックなドラマ ーーー。
W・P・キンセラの原作『シューレス・ジョー』を、フィル・アルデン・ロビンソンが脚本・監督( "FREEDOM SONG" "SNEAKERS" )で映画化。

映画『フィールド・オブ・ドリームス』(1989)予告編


マイナーリーグの選手だった父親から、おとぎ話の代わりに野球の話を聞かされて育ったレイ・キンセラ(ケビン・コスナー  "The Untouchables"  "Dance With Wolves" ← 監督・製作・出演  "The Bodyguard" ← 製作・出演)は、ある日、自分の農場で不思議な声を聞く。"それをつくれば、彼はやってくる" ーーー その意味を「野球場をつくること」だと解釈した彼は、大切に育ててきたトウモロコシ畑の一部を潰し、貯金を費やして "野球場" を作る。周囲の人からは変人扱いされ、収穫量が減ったため収入も減り、お金が底をついたある日、野球場にひとりの男が立っていた。それは、父のヒーローで今は亡き伝説の大リーガー、"シューレス"・ジョー・ジャクソン(レイ・リオッタ  "Smokin' Aces" "John Q." "Unlawful Entry" "Wild Hogs" )だった。36歳の妻子ある男が、夢を叶えるために冒険ができるのは今しかないと、"声" に導かれるまま、その "意味" を確かめるべく行動していく・・・・・。

レイの妻で "良き理解者" のアニーをエイミー・マディガン( "Streets Of Fire"  "Places In The Heart" ← 共演したエド・ハリスと撮影中に結婚)、娘のカリンをキャビー・ホフマン( "The Man Without A Face" "VOLCANO" )、野球場の売却を勧めるアニーの兄マークをティモシー・パスフィールド( "SNEAKERS" ← 監督と組む)、60年代の作家テレンス・マンをジェームズ・アール・ジョーンズ( filmography  "SNEAKERS" ← 監督と再共演)、アーチボルト・"ムーンライト"・グラハムをバート・ランカスター( "From Here To Eternity" "Gunfight At The O.K. Corrak" )、若き日のアーチー・グラハムをフランク・ホエーリー、レイの父ジョン・キンセラをドワイヤー・ブラウンらが演じている。

役者陣が実に秀逸 ーーー。学生時代にメジャーリーガーを目指し、"Bull Durham(さよならゲーム)" でもその腕前を披露したK・コスナーはもちろん、J・E・ジョーンズやB・ランカスターら、重鎮の "味わい深い" 演技が忘れがたい。残念ながら '94年に亡くなったB・ランカスターは撮影時「75歳」。"実感" のこもった台詞は、さすがとしか言い様がない。R・リオッタやA・マディガンらの個性派も見事。

"信念" に従って行動するレイと彼をあたたかく見守る家族の姿、"信じる" ことの尊さ、愛する人を "想う" ことの素晴らしさ・・・ "男の浪漫" が香り立つ、詩情豊かな秀作。
父親と無心でキャッチ・ボールを楽しんだあの頃を思い出しながら、じっくりとご覧ください ーーー。

>>  Sports - filmography
>>  AFI'S 100 YEARS 100 CHEERS(2006)- filmography

2008-09-28

Comments (2)
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"James Earl Jones - filmography"

2024-09-10 15:03:07 | filmography - actors


ジェームズ・アール・ジョーンズ(1931. 1.17 - 2024. 9. 9)映画作品一覧 □
アメリカ / ミシシッピー州アーカバトラ出身
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=


・2008 WELCOME HOME, ROSCOE JENKINS(ミート・ザ・ジェンキンズ)《未》
・2005 STAR WARS: EPISODE III - REVENGE OF THE SITH(スター・ウォーズ  エピソード3 / シスの復讐)〈声の出演〉
・2005 THE SANDLOT2(わるわる探犬隊)《OV》
・1998 THE LION KING II: SIMBA'S PRIDE(ライオン・キング2  シンバズ・プライド)《アニメ・TVM》〈声の出演〉
・1998 MERLIN(エクスカリバー  聖剣伝説)《TVM》
・1997 STAR WARS: SPECIAL EDETION(スター・ウォーズ  特別篇)〈声の出演〉
・1997 THE EMPIRE STRIKES BACK: SPECIAL EDETION(スター・ウォーズ / 帝国の逆襲  特別篇)〈声の出演〉
・1997 RETURN OF THE JEDI: SPECIAL EDITION(スター・ウォーズ / ジェダイの復讐  特別篇)〈声の出演〉
・1997 CASPER: A SPIRITED BEGINNING(キャスパー  ~誕生編~)《TVM》〈声の出演〉
・1997 THE SECOND CIVIL WAR(セカンドインパクト)《TVM》
・1997 GANG RELATED(ギャングシティ)
・1996 LOOKING FOR RICHARD(リチャードを探して)
・1996 REBOUND(リバウンド)《TVM》
・1995 THE MAKING OF JURASSIC PARK(メイキング・オブ・ジュラシック・パーク)《未》
・1995 A FAMILY THING(ファミリー / 再会のとき)《未》
・1995 CRY, THE BELOVED COUNTRY(輝きの大地)
・1994 THE VERNON JOHNS STORY(怒りを我らに)《TVM》
・1994 CLEAR AND PRESENT DANGER(今そこにある危機)
・1994 CLEAN SLATE(探偵ボーグ / わたし、忘れてます。)《TVM》
・1994 TWILIGHT ZONE: ROD SERLING'S LOST CLASSICS(トワイライトゾーン最終章 / ロッド・サーリング・スペシャル)《TVM》
・1994 THE NAKED GUN 33 1/3: THE FINAL INSULT(裸の銃[ガン]を持つ男  PART33 1/3  / 最後の侮辱)〈カメオ出演〉
・1994 THE LION KING(ライオン・キング)《アニメ》〈声の出演〉
・1994 JEFFERSON IN PARIS(ジェファソン・イン・パリ / 若き大統領の恋)《未》
・1993 THE SANDLOT(サンドロット / 僕らがいた夏)
・1993 SOMMERSBY(ジャック・サマースビー)
・1993 THE METEOR MAN(スーパーヒーロー / メテオマン)《未》
・1993 PERCY & THUNDER(ノックアウト)《TVM》
・1992 SNEAKERS(スニーカーズ)
・1992 PATRIOT GAMES(パトリオット・ゲーム)
・1992 EXCESSIVE FORCE(リーサル・コップ)
・1991 TERRORGRAM(地獄の配達人)《未》〈声の出演〉
・1991 TRUE IDENTITY(トゥルー・アイデンティティー / 正体知られて大ピンチ!!)《未》
・1990 - 1991 GABRIEL'S FIRE(バード事件簿)《TV》
・1990 THE LAST ELEPHANT(アイボリー・ハンター)《TVM》
・1990 THE AMBULANCE(アンビュランス)《未》
・1990 CONVITS(旅立ちの季節)《未》
・1990 BY DAWN'S EARLY LIGHT(ラスト・カウントダウン / 大統領の選択)《TVM》
・1990 THE HUNT FOR RED OCTOBER(レッド・オクトーバーを追え!)
・1990 SCORCHERS(セックスの義務と権利)《未》
・1989 FIELD OF DREAMS(フィールド・オブ・ドリームス)
・1989 BEST OF THE BEST(ベスト・オブ・ザ・ベスト)
・1988 THREE FUGITIVES(3人の逃亡者)
・1988 COMING TO AMERICA(星の王子ニューヨークへ行く)
・1987 GARDENS OF STONE(友よ、風に吹かれて)
・1987 MATEWAN(メイトワンー1920)
・1986 ALLAN QUATERMAIN AND THE LOST CITY OF GOLD(キング・ソロモンの秘宝2 / 幻の黄金都市を求めて)
・1986 MY LITTLE GIRL(マイ・リトル・ガール)《未》
・1986 SOUL MAN(ミスター・ソウルマン)
・1985 FAERIE TALE THEATRE: ALADDIN AND HIS WONDERFUL LAMP(フェアリー・テール・シアター / アラジンと魔法のランプ)《TV》
・1984 CITY LIMITS(SF / 攻防都市)《未》
・1984 THE VEGAS STRIP WAR(ミッドナイト・ギャンブラー / 危険な賭け)《TVM》
・1983 BLOOD TIDE(エーゲ海の伝説)《未》
・1983 RETURN OF THE JEDI(スター・ウォーズ / ジェダイの復讐)〈声の出演〉
・1982 CONAN THE BARBARIAN(コナン・ザ・グレート)
・1982 THE FLIGHT OF DRAGONS(フライト・オブ・ドラゴン)《アニメ・TVM》〈声の出演〉
・1980 GUYANA TRAGEDY: THE STORY OF JIM JONES(ガイアナ人民寺院の悲劇)《TVM》
・1980 THE EMPIRE STRIKES BACK(スター・ウォーズ / 帝国の逆襲)〈声の出演〉
・1980 THE BUSHIDO BLADE(武士道ブレード)《未》
・1979 ROOTS: THE NEXT GENERATIONS(ROOTS / ルーツ2)《TVM》
・1977 THE GREATEST(アリ / ザ・グレーテスト)
・1977 EXORCIST II: THE HERETIC(エクソシスト2)
・1977 STAR WARS(スター・ウォーズ)〈声の出演〉
・1977 A PIECE OF THE ACTION(シドニー・ポワチエ / ピース・オブ・アクション)《未》
・1976 THE SCARLET BUCCANEER(カリブの嵐)
・1976 DEADLY HERO(スキャンダル・美女襲撃現場の秘密)《未》
・1976 THE RIVER NIGER《未》
・1975 THE UFO INCIDENT(UFOとの遭遇)《TVM》
・1974 CLAUDINE(愛しのクローディン)
・1972 THE MAN(ザ・マン / 大統領の椅子)《未》
・1970 THE GREAT WHITE HOPE(ボクサー)
・1967 THE COMEDIANS(危険な旅路)
・1964 DR. STRANGELOVE: OR HOW I LEARNED TO STOP WORRYING AND LOVE THE BOMB(博士の異常な愛情)

>>  filmography - actor(男優別  映画作品一覧)
 
2009-02-13
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"rebound"(1996)

2024-09-10 14:56:07 | Based on a True Story

 リバウンド

cast >> Don Cheadle, James Earl Jones, Michael Beach, Ronny Cox, Loretta Devine, Glynn Turman, Monica Calhoun, Colin Cheadle, Michael Ralph, Daryl Mitchell, Nicole Ari Parker, Tamara Tunie, Kareem Abdul-Jabbar, Chick Hearn, Cress Williams, Clarence Williams III, Eriq La Salle, Forest Whitaker, Kevin Garnett ...
director >> Eriq La Salle(111min)《TVM》
region 1>>  no subtitles, English closed caption


N.Y. ハーレム育ちの "天才" バスケットボール・プレイヤー、アール・"ザ・ゴート"・マニゴートは、生ける伝説カリーム・アブドゥル=ジャバーに "最も偉大なプレイヤー" と言わしめたが、プロのプレイヤーとしてNBAのコートに立つことはなかった。その彼が辿った、悲惨かつドラマティックな半生を描いた真実の物語 ーーー。
監督・出演はエリック・ラ・サール( "ER" シリーズ ← ベントン先生でお馴染み  "BIKER BOYZ" )。

Rebound: The Legend Of Earl'The Goat'Manigault Pt.1
(※冒頭にカリーム・アブドゥル=ジャバー本人が登場↑)


ハーレムにある小さなバスケットボール・コート ーーー そこでいつも、ひとり黙々と練習している少年アール・"ザ・ゴート"・マニゴート(コリン・チードル ← ドンの実弟)。そして彼の "天性の才能" をいち早く見出し、見守りながらコートを整備し、そこで行われるトーナメントの後片付を黙々と続けるラッカー(フォレスト・ウィテカー  filmography )。ゴートはその小さなコートで、輝くばかりのストリート・バスケットのセンスに磨きをかけ、今や彼の名を知らない者はいない。
しかし高校生になったゴート(ドン・チードル  filmography )の周囲には "悪い友人" や "ドラッグの誘惑" があふれていた。一試合で "57得点" という記録を打ち立て、新聞の一面を飾るも、ある日高校を追放されることに・・・。才能があっても、スラムから抜け出せない若者たちを見つめながら、その "負のサイクル" にうんざりし続けてきたラッカーは、ゴートがバスケットボールを続けられるよう、ハーレムから離れた良い環境の高校に通えるように手はずを整え、ゴートは新しいチャンスをつかんだ。ーーー が、ラッカーの "死" をきっかけにハーレムに舞い戻ったゴートは道を踏み外し、奈落の底へと堕ちていく・・・・・。

ゴートの母親をロレッタ・デヴァイン( filmography )、ドラッグ・ビジネスを仕切るレグランドをマイケル・ビーチ( filmography )、高校バスケのコーチをロニー・コックス( "BEVERLY HILLS COP" "ROBOCOP" )、ベトナム戦争から戻ってきたディエゴをE・ラ・サール(← 兼監督)、新しい高校の校長をジェームズ・アール・ジョーンズ( filmography )、そこで知り合ったイヴォンヌをモニカ・カルーン( "The Best Man" "Bagdad Cafe" )、大学でゴートをコーチするはずだったパウエルをグリン・ターマン( filmography )、後任のコーチ・プラットをクラレンス・ウィリアムズ三世( filmography )、ディオンをマイケル・ラルフ、ワンダをニコール・アリ・パーカー( "BOOGIE NIGHTS" ← D・チードルと共演  "Brown Sugar" )と、秀逸で魅力的な役者陣。
NBAスターのケヴィン・ガーネットが、ウィルト・チェンバレン選手役で出演。ヤング・ゴート役のコリンはドンの弟なので、やはり似ています(← 映画出演は本作のみ。現在は会社員だそう)。

悲しいかな "才能" があっても、自分の力だけでスラムから抜けだし這い上がることはできません。やはりここでも "正しい道に導いてくれる誰かの助け" と、"安易な誘惑に打ち勝つ強い意志" があってこそ ーーー。
劇中、何度か流れるスティーヴィー・ワンダー( discography )の "A Place In The Sun(太陽のあたる場所)" が沁みます・・・。

このアール・"ザ・ゴート"・マニゴートという人が、本来在るべきプロのコートに立てなかったことは本当に悔やまれます(残念)。ーーー が、自分を育ててくれたあの "小さなコート=原点" に戻って立ち直り、その後の人生を地域の子供たちのために捧げ、本作が制作された '96年に「25回め」の "The Goat Walk Away From Drugs Tournament" を開催したことは実に素晴らしい!
ラストに映し出される "ザ・ゴート" その人が、どんな地獄を乗り越えてきたか・・・ぜひご覧ください。

>>  Based on a True Story(実話に基づいた  映画作品一覧)(M-Z)
>>  Black Movie - filmography(ブラック・ムーヴィー  映画作品一覧)
>>  Crime, Gangster, Drug Dealer - filmography(クライム・ギャング・ドラッグディーラー  映画作品一覧)
>>  Sports - filmography(スポーツ  映画作品一覧)
>>  TVM - filmography(TV movie  作品一覧)

2011-01-03

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"Claudine"(1974)

2024-09-10 14:52:25 | Blaxploitation

 愛しのクローディン

cast >> Diahann Carroll, James Earl Jones, Lawrence Hilton-Jacobs, Tamu, David Kruger, Yvette Curtis, Eric Jones, Adam Wade, Art Evans ...
director >>John Berry(92min)
music>> Curtis Mayfield / Performed by Gladys Knight And The Pips
soundtrack>>
region 1>>  English & Spanish subtitles


二度結婚に失敗した男と女。男は清掃作業員、女は白人の家の女中として働く6人の子持ち ーーー。
日々の厳しい生活の中、子供たちに励まされて再び結婚を決意するまでを描いたハートウォーミングな大人のラブ・ストーリー。監督はジョン・ベリー( "Round Midnight" ← 出演)、音楽はカーティス・メイフィールド( "SUPERFLY" "Let's Do It Again" "I'm Gnna Git You Sucka" )。

CLAUDINE Official Trailer 1974


ニューヨーク、ハーレムのアパートに住むクローディン(ダイアン・キャロル ← 本作でアカデミー賞主演女優賞にノミネート  filmography )は、36歳の独身女性。彼女は白人宅で女中として働いているが、そこで毎朝ゴミを集めに来る清掃作業員のループ(ジェームズ・アール・ジョーンズ  filmography  "STAR WARS" ← ダース・ベイダーの "声" でお馴染み  "ROOTS: The Nest Generations" ← アレックス・ヘイリー役)と知り合い、初めてのデートをすることに。
約束の時間、ループはクローディンを家へ迎えに行くが、18歳の長男チャールズ(ローレンス・ヒルトン = ジェイコブス  "COOLEY HIGH" )を頭に16歳の次女シャーリン(タムー)、次男ポール(デヴィッド・クルーガー)、次女パトリス(イヴェット・カーティス  "A Warm December" )、三男フランシス(エリック・ジョーンズ)、三女ラーリンの、それぞれ早熟な6人に家に入れてもらえず、外の車で彼女の帰りを待つことに。
デートの翌日、ループは再びアパートを訪れたが、子供たちは彼を受け入れず冷たくあしらう。それから一ヶ月、クローディンとループの仲はいっそう深まったが、彼女にはひとつ不安があった。クローディン一家は生活扶助を受けているので、ときどき民生員が彼らの生活状態を調査しにくるのだが "男出入り" や "贈り物" があると扶助額から差し引かれ、生活に影響が出てしまう。自分の過去や、6人の子供たちを新たに養う責任を考えると "一人前の男" として結婚に積極的になれないループだが・・・・・。

生活扶助絡みの問題(← コミカルに描いています)や父親としての責任、年頃の子供たちに起こるトラブルに、戦争のように騒がしい毎日。でもいろいろあっても、結局子供は本能的に母の "幸せ" を願い、母は子供のことを想わずにはいられない・・・親子の絆は、深いものですね。
ちなみにジェームズ・アール・ジョーンズの父、ロバート・アール・ジョーンズ( "The Sting" "The Cotton Club" )は、ジェームズが生まれる前に家出。その後母親も蒸発してしまい、彼は祖父母に育てられ、しかもあの "渋い声" からは想像つかないけれど、幼少時は「吃音」がひどく、筆談で会話するほどだったのを克服したようです(驚)。

GLADYS KNIGHT & THE PIPS the makings of you
"The Makings Of You" はC・メイフィールドのアルバム "CURTIS" 収録曲。
グラディス・ナイト&ザ・ピップス ver. はサントラをどうぞ。

>> Blaxploitation - filmography(ブラックスプロイテーション  映画作品一覧)

2008-08-20
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"THE GREAT WHITE HOPE"(1970)

2024-09-10 14:50:44 | Based on a True Story

 ボクサー

cast >> James Earl Jones, Jane Alexander, Lou Gilbert, Chester Morris, Robert Webber, Virginia Capers, Beah Richards, R. G. Armstrong, Scatman Crothers, Marcel Dalio, Hal Holbrool ...
director >>Martin Ritt(102min)
region 1 >> English, Spanish subtitles


黒人初のボクシング世界ヘビー級チャンピオン(1908~1915)となり、「ガルベストンの巨人」というニックネームで知られた、ジャック・ジョンソン(本名 ジョン・アーサー・ジョンソン 1878~1946)の実話に基づく物語 ーーー。
原作者ハワード・サックラー( "JAWS 2" )自身による脚色と、反骨精神に満ちた演出により、骨太の社会派劇となった舞台『偉大なる白人の希望』の映画化。舞台でも主演を務めたジェームズ・アール・ジョーンズとジェーン・アレクサンダーは共にトニー賞を受賞し、本作でも共にアカデミー賞の主演賞にノミネートされた。監督はマーティン・リット( "Sounder" "Norma Rae" "The Long Hot Summer" )。

The Great White Hope (1970) Trailer


世界ヘビー級チャンピオンである黒人のジャック(J・E・ジョーンズ  filmography )は、オーストラリアからアメリカに帰る船の中で白人女性のエレノア(J・アレクサンダー  "Kramer vs. Kramer" "BRUBAKER" )と知り合い、恋に落ちる。エレノアは彼が黒人であることを全く問題にしていなかったが、マネージャーのゴールディ(ルー・ギルバート  "Viva Zapata!" )は、二人の仲を反対した。黒人のジャックが世界チャンピオンとして "無敵" であることが、白人たちの大きな "反感" を買っている上に、白人の女と付き合っていることが知れればより一層 "敵視" され、次の選手権試合への大きな災いになることを恐れていたからだ。黒人から王座を奪い返すための挑戦者 "偉大なる白人の希望" を全国に渡って探したが見つからず、結局すでに引退していたブラディが無理矢理引っ張り出されたが、ジャックは彼を叩き潰し、押しも押されぬチャンピオンになった ーーー。

シカゴにカフェを開き「富」と「白人の女」を誇示する派手な生活を始めたジャックだが「白人のモノを欲しがり、白人のマネをする黒人」と、仲間ですらよく思わない者がいた。ましてや白人社会がそれを許すはずがなく、ディクソン(ロバート・ウェッバー  "12 Angry Men" "The Dirty Dozen" )らを中心に「白人女と肉体関係を結んではならない」という州の治安法に引っかけ、罪をデッチあげた。
結局ジャックは母(ビア・リチャーズ  "ROOTS: The Next Generations" ← J・E・ジョーンズと共演  "In The Heat Of The Night" "Guess Who's Coming To Dinner" )に別れを告げ、エレノア、ゴールディ、トレーナーのティック(ジョエル・フルーレン  "Butch And Sundance: The Early Days" )と海外へ逃れる。しかし、至るところにアメリカ社会の "白い手" が伸び、タイトル・マッチを妨害される。生活は行き詰まり、エレノアとの仲も険悪に・・・。
そして遂に、アメリカ側の画策による『八百長試合』を持ちかけられるのだが・・・・・。

"RAGING BULL" でジェイク・ラモッタが強いられた『八百長試合』とは多少意味合いが違いますが、「勝ち」でも「負け」でも “真剣勝負” する人にとって、コレ以上の “屈辱” はナイでしょう。時代背景はずいぶん違っても、いつの時代も “八百長” は存在するんでしょうね?  “相撲” はどうなんだろう? たとえ存在していたとしても、こんなふうに「事実」として映画化されることはナイでしょう(苦笑)。
いずれにしてもお金を払って観に来てくれたお客さまに対して、酷い仕打ち(怒)。

ちなみに1920年、ジャック・ジョンソンはハーレムにナイト・クラブを建てたが3年後、白人ギャングのオウニー・マデンに売却。
彼はその店を『コットン・クラブ』と名づけた ーーー 。

>>  Based on a True Story(実話に基づいた  映画作品一覧)(A-L)
>>  Sports - filmography(スポーツ  映画作品一覧)

2008-10-11

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