ボディガード
cast >> Kevin Costner, Whitney Houston, Bill Cobbs, Ralph Waite, Gary Kemp, DeVaughn Nixon, Michele Lamar Richards, Mike Starr, Tomas Arana, Christopher Birt, Richard Schiff, David Foster ...
director >> Mick Jackson（130min）
soundtrack >>
ショービジネス界のトップスターと、そのボディガードとの "切ない" 関係を描いたサスペンス・ラヴ・ストーリー。
監督はミック・ジャクソン（ "VOLCANO" ）、製作には主演のケヴィン・コスナーが名を連ね、ホイットニー・ヒューストンが唄う主題歌 "I Will Always Love You（オールウェイズ・ラヴ・ユー）" を収録、デヴィッド・フォスター（ discography ）が手がけたサントラは驚異的な大ヒットに。
そもそもローレンス・カスダンは、スティーヴ・マックィーン（ filmography ）を想定してこの脚本を執筆。しかしマックィーンが降りたことで映画化されず、15年後、脚本を気に入ったＫ・コスナーが映画初出演のホイットニーを猛烈に口説いて共演が実現、映画化された ーーー。
フランク・ファーマー（Ｋ・コスナー "THE UNTOUCHABLES" "FIELD OF DREAMS" ）は、元シークレット・サービスで屈指の実力を持つ、腕利きのボディガード。
ある日シンガー兼女優でもあるスーパースター、レイチェル・マロン（Ｗ・ヒューストン "Whitney Houston" "Waiting To Exhale" "The Preacher's Wife" ）の側近であるビル（ビル・コブス filmography ）から、彼女の護衛を依頼される。最近彼女の身辺で不穏な事件が発生し、脅迫状まで送りつけられているという。即答は避けたものの、レイチェル宅を訪れ自分の目でずさんな警備体制を知ったフランクは、結局その仕事を引き受けることに。
ところが自分の身に危険が迫っている事実を詳細に知らされていないレイチェルは、自分の生活のペースを乱されるのを嫌い、フランクに非協力的で反抗的 ーーー。そんなある夜、フランクを振り切って上がったステージで危険な状態に陥り、駆けつけたフランクに助けられる。それまで彼をただの邪魔者としか考えていなかったレイチェルは、ようやくフランクに心を開くのだが・・・・・。
レイチェルの宣伝担当のサイをゲイリー・ケンプ（← スパンダー・バレエの！）、用心棒のトニーをマイク・スター（ "MILLER'S CROSSING" ）、レイチェルの息子フレッチャーをデヴォーン・ニクソン（ "SUGAR HILL" ）、レイチェルの姉のニッキーをミシェル・ラマー・リチャード、フランクの父をラルフ・ウェイト（ "ROOTS" "CLIFFHANGER" ）、フランクの元同僚ポートマンをトマス・アラナ（ "THE HUNT FOR RED OCTOBER" ）、オスカー授賞式のコンダクター役をデヴィッド・フォスター。
コレある意味〈Ｋ・コスナーの、Ｋ・コスナーによる、Ｋ・コスナーのための作品〉とも言えるほど、フランク・ファーマーという男が粋で素敵でカッコ良すぎ！（キメキメ）
でも、そのコスナーが「（レイチェル役は）君しか考えられない」「普段のままの自分を演じてくれればいい」とアピールして、出演を受けたホイットニーへの追悼の意を込めて・・・。
当初の予定通りマックィーン＆ダイアナ・ロス（ "Lady Sings The Blues" "THE WIZ" ）で製作されていても、やはりシビれるほど渋くてカッコ良かったと思うけど（苦笑）。
好きになってはいけない関係はなんとも言い難い気持ちになりますが、ありがちな、ただのハッピー・エンドにしなかったところがこの作品の秀逸なところ・・・切なさが余韻を残します。
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