クレイマー、クレイマー
cast >> Dustin Hoffman, Meryl Streep, Justin Henry, George Coe, Jane Alexander, Howard Duff, JoBeth Williams, Cheryl Barnes, Peter Lownds ...
writer / director >>Robert Benton（105min）
soundtrack >>
マンハッタンに住む平凡なサラリーマンの妻が突然家を出て行ってしまったことから、「離婚」と「養育権」という避けては通れない社会問題をハートウォーミングな人情劇を通して描いたヒューマン・ドラマ ーーー。監督はロバート・ベントン（ "Places In The Heart" ← 脚本・監督 "Bonnie And Clyde" ← 脚本）。アカデミー賞５部門【作品賞・主演男優賞（ダスティン・ホフマン）・助演女優賞（メリル・ストリープ）・監督賞・脚色賞】受賞。
オープニング、寝息をたてる息子のビリー（ジャスティン・ヘンリー "Sixteen Candles" ）を愛おしく見つめながら 'I love you...' と囁く母ジョアンナ・クレイマー（← 母性あふれる横顔が美しく印象深い、メリル・ストリープ filmography ）。結婚８年目にして「自分自身を取り戻すため」に家を出る決心をしたジョアンナは、息子への愛情を断ち切るようにスーツケースに荷物を詰め、夫テッド（ダスティン・ホフマン "OUTBREAK" "The Graduate" "Midnight Cowboy" "Rain Man" ）の帰りを待っていた。大きな契約と昇進の約束を手にし上機嫌で帰宅したテッドは「仕事ばかり」で、妻のただならぬ様子に気づくこともなく、別れの言葉すら耳に入らない。ようやく妻の言葉に耳を貸し、エレベーターの前で押し問答したものの、妻は扉の向こうに消えていった。ただのケンカですぐに戻るだろうと思っていたが、妻は戻らず、ようやく事の重大さに気付き愕然とするテッド。その日から、幼い息子を抱えて、テッドの生活は一変 ーーー。数々の失敗やケンカを乗り越えて、ようやく父と子の "絆" が生まれた頃、息子の「養育権」を取り戻そうと、突然ジョアンナがテッドの前に現れる・・・・・。
ジョアンナと親しい隣人のマーガレットをジェーン・アレクサンダー（ "All The President's Men" ← Ｄ・ホフマンと共演 "BRUBAKER" "The Great White Hope" ）、ジムをジョージ・コー、フィリスをジョベス・ウィリアムズ（← 本作で映画デビュー "POLTERGEIST" ）、フェントンをハワード・ダフ（ "No Way Out" ）。
彼らが息子 "ビリーのため" に出した結論とは・・・？ 昔この映画を観て「フレンチ・トーストが食べたい！」と母にねだってつくってもらったコトがありましたっけ（懐）。初めて自転車に乗れたときも、父とあんな感じで気分は「最高！」でした（笑）。ちなみに、特典の「メイキング・ドキュメンタリー」は興味深いです。Ｄ・ホフマンが子役相手にもあんなに "策士" だとは思わなかった！（笑）
