木曽Now

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数少ないバラ科のひっつき虫です。

2016年11月05日 06時01分50秒 | 日記
ひっつき虫みたいに
ひつこくひっつき虫を
取り上げております。
お許しのほどを!
今回で最終予定です。

今日は数少ない
バラ科のひっつき虫
キンミズヒキです。


果実には
オオオナモミと同じような
かぎ針状のトゲが
多数あります。





今から二ヶ月半ほど前
キンミズヒキの花が
木曽で咲いていました。


バラ科の特徴を持った花は
ひっつき虫に似合わず
とても綺麗です。


花弁も萼も5枚
雄しべは多数あります。
雌しべは2本あるように
見えています。



花が終わる頃には
たくさんある雄しべが
雌しべの上に
くるりと巻いて
自家受粉する仕組みが
あるようです。


萼の外側に
トゲのある小さな
副萼が見えています。


受粉が終わると
萼が子房を包み
副萼のトゲが
発達するようです。




オオオナモミはキク科
キンミズヒキはバラ科です。

科の違う植物が
種子を効率よく散布するため
かぎ針状のトゲを
同じように進化させてきたことが
不思議に思えてなりません。

キンミズヒキも
かぎ針型のひっつき虫です。


今回の写真はすべて木曽で撮影しました。