木曽Now

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ナガエコミカンソウ この不思議な植物

2018年10月19日 09時53分21秒 | 日記

先日紹介した

コミカンソウと違って

これはあまりミカンの実に

似ていない。

 

コミカンソウに比べて

花柄が長いので

ナガエコミカンソウと

名前がついたようだ。

 

コミカンソウ同様

雄花と雌花があるのだが

花と実がバラバラに

ついている。

 

根元から順に

咲くわけではないのか?

 

小さいが星形の花が

美し過ぎる。

(雄花)

(雌花)

 

「日本帰化植物写真図鑑 全農協発行」には

低木または一年生草本とある。

大きくなると木質化して

次の春には

芽吹き始めると言うことか?!

 

また図鑑によると

インド洋諸島原産とあるが

別名は「ブラジルコミカンソウ」とある。

ブラジルって何だ?

 

花の咲く順番や植物名

草か木かにしても

この植物にとって

あずかり知らない話である。

 

それにしても

不思議がいっぱいの

植物である。

 

 

 


本当に減少しているの?

2018年10月18日 07時13分43秒 | 日記

先日のブログで

セイタカアワダチソウが

自分自身の毒(アレロパシー)と

土の養分が少なくなり

減少していると書いた。

 

ところが昨日

散歩道近くの

工場横を通ると

駐車場との空地は

一面真っ黄色!

 

セイタカアワダチソウで

埋め尽くされていた。

 

以前のコメントで

場所によっては

群生しており

場所を変えながら

生きながらえているのではと

教えていただいた。

 

いっときは高さが

3mを超えるような

大群落が見られたが

この群生はせいぜい1m。

 

やはりセイタカアワダチソウの

繁殖や生長は抑えられていると

言えるのだろう。

 

これからもしぶとく

生き残っていくのだろう!

 

 

 

 


痛い思い出 ナワシログミ

2018年10月17日 06時48分59秒 | 日記

散歩道の木陰で

ナワシログミの花を

見つけた。

 

以前うかつにも

写真を撮ろうと

手を突っ込んんで

指先をブスリと

トゲでついてしまった。

 

痛い思い出の木だが

今年も忘れず

花をつけてくれた。

 

ナワシログミの花は

花びらがなく

萼筒の先端が

4つに分かれている。

 

雄しべがが4本

萼筒にくっつくように

のぞいている。

 

萼筒の中から雌しべが

伸びって飛び出している。

 

2年前

たくさんの萼筒を外し

雌しべがすべて

ひん曲がっていることを

調べた。

 

果実はこれから5カ月ほどかけ

来年の4月には赤く熟す。

 

ナワシログミ(苗代茱萸)の名は

果実が「苗代」を作るころ

熟すことに由来する。

 

しかしこの木の果実を

いまだ見たことがない。


ミズアオイ科  ポンテデリア

2018年10月16日 06時35分56秒 | 日記

散歩道の川の中に

ポンテデリアが

植えられている。

 

川の一角を花壇のようにして

水生植物を植えている。

 

以前写真に撮って

透明感のあるブルーの花が

好きになってしまった。

 

散歩の度に

眺めていたが

花に近づくことが出来ず

間近に見ることが

出来なかった。

 

ところが

昨日どうしたことか

大きく道路側に

倒れかかっていた。

 

柵の間から

手を伸ばして

花を引き寄せ

写真を撮った。

 

下から順番に

花が咲くようで

上部の方にしか

花が残っていない。

 

ホテイアオイと同じ

ミズアオイ科の植物で

北米が原産だそうだ。

 

もうすぐこの花も

終わってしまいそうだ。

 


フェニックスの花

2018年10月14日 07時39分53秒 | 日記

散歩道の公園の

シンボルツリーは

フェニックス。

 

公園の片隅にも

小さなフェニックス

カナリーヤシが

植わっている。

 

遠目で

白い小さな塊がいくつも

くっついているようなので

近づいてみた。

 

花が咲いているのだ

それもびっしりと。

 

まるで

パンパスグラスの白い穂が

いくつもぶら下がっているようだ。

 

花をよく見ると

花弁(花被片)が3枚の

薄いクリーム色の花。

 

触ると

ものすごい量の花粉が

舞い上がり

カメラが真っ白になるほどだ。

 

大量の花粉

すべてが雄花と言うことは

カナリーヤシは雌雄異株で

風媒花だろう!


でも小さな虫が来ているのは

虫媒花?!

花粉集めだけなのだろうか!?

 

 

 


嫌われもの セイタカアワダチソウ

2018年10月12日 06時53分43秒 | 日記

ひっそりと公園で

北米原産の

セイタカアワダチソウが

咲き始めた。

 

何度も草刈りに

あったのだろう

背丈は30cmほど。

 

それでも健気に

たくさんの花を

つけている。

 

セイタカアワダチソウが

黄色く一面に咲いている光景を

最近見なくなった。

 

この花は

まわりの植物の生長を

妨げる物質を出しながら

勢力拡大を続けてきた。

 

しかし

大繁殖の結果

土の養分が減り

自分の毒で滅び始めている

と言われている。

 

昔からセイタカアワダチソウは

嫌われてきた。

 

花粉症の原因だと

あらぬ疑いをかけられ

毛嫌いされてきた。

 

花にはたくさん虫たちが

やってくる

立派な虫媒花の花なのだ。

 

 弊ブログでも

「クイズです!」

「貴重な蜜源ですが」

毎年のように取り上げている。

 

なぜか昔から

この花が好きなのだ。

 

もうそろそろ汚名返上

となってもいいと思うのだが。

 

 

 

 

 

 


ツルソバ ヒメツルソバ ソバ

2018年10月09日 07時01分27秒 | 日記

またまた

タデ科の花に

なってしまう。

 

拙宅近くの花壇

植えられている植物を

追い抜くように

タデ科の植物が

頭を出している。

ツルを伸ばして

花壇の主より成長し

葉も花もソバに似るため

この名前がある。

園芸種の ヒメツルソバ

の仲間である。

 

ヒメツルソバの花は

ピンク色で

球状になった小花も

数が多い。

 

グランドカバーなどに

利用されるのも

うなずける。

 

ソバの花は

木曽が本場だが

それほど似ているとは

思えない。

 

ソバの花は

塊のように見えるが

球状ではなく

総状に花をつける。

 

花被片も大きく

花は小さくても

「食用になる実をつける花」だと

自己主張しているように

思える。

 

タデ科の中では

美しい花だと

個人的に思っている。

 

 

 

 

 


公園の外まで甘い香りが・・・

2018年10月08日 07時18分13秒 | 日記

公園の近くまで行くと

どこからともなく

甘い香りが

漂ってくる。

 

私たちに

秋本番を知らせてくれる

なじみ深い香り。

 

丸く刈り込まれた

キンモクセイの木は

満開だ。

 

近づいてみると

小さな可愛い星型の花が

集まるようにして咲いている。


花には2個の雄しべと

真ん中に雌しべの

痕跡が見える。


日本で植えられている

キンモクセイは

ほとんどが雄株。


雌株は花つきが悪く

鑑賞用には

向いていないらしい、


原産国の中国では

キンモクセイの雌株は

立派な果実をつけているそうだ。


満開に咲いた花も

数日でパラパラと

散ってしまう。

 

子孫を残せなくした人間への

意地悪かもしれない。

 


ヒロハホウキギク 捨てたものじゃない!

2018年10月07日 07時53分04秒 | 日記

川沿いの道に

たくさん咲いている

花がある。

 

箒を逆さまにしたような

茎の先端に

小さな花をたくさんつけ

今にもおれそうに

風に揺れている。


北アメリカ原産の

ヒロハホウキギク。

 

白い花だと思っていたが

よく見ると

薄いピンク色をしている。

 

ヨメナやノコンギクと

同じ顔をしている

キク科の植物である。

 

「広葉」と言うから

どれだけ葉が広いのかと思うが

ホウキギクに比べて

少し広いと言うから

植物はややこしい。


 

アップで見ると

雑草と言えども

捨てたものじゃない。

 

 


アフリカフウチョウソウ 最近の外来種だった!

2018年10月06日 07時01分01秒 | 日記

散歩道で

フェンスから

はみ出して咲いている

可愛い花を見つけた。

 

まったく

見覚えはない。

 

花弁は3枚

ウサギの耳のように

立っている。

 

雄しべが6本

緑色をした子房

雌しべがニューと

伸びている。

 

真ん中の花弁には

模様がある。

 

葉は3出複葉で

マメ科の植物のようだが

花の顔は違う。

 

写真を撮って

家で検索開始。

 

植物図鑑

帰化植物図鑑

ネット検索・・・

まったくヒットしない。

 

2日目にあきらめて

教えて!gooに写真を投稿。

 

一時間後に

「アフリカフウチョウソウです」と

回答があった。

えっ!アフリカ?!

アフリカと名前がつく

植物は多くないはず。

 

調べてみると

1999年(平成11年)に

神戸で確認された外来種。

観賞用とは思えない

小さな花なので

牧草や貨物の中に紛れて

日本に侵入したのだろうと

記載されていた。


観察を続けたい植物が

またひとつ増えた。

 

 

 

 


タデ科の花 ミゾソバ アキノウナギツカミ

2018年10月04日 07時27分26秒 | 日記

今日も木曽で撮った

写真です。

 

昨日のイヌタデの

仲間の花がたくさん

咲いています。

 

ミゾソバは

川沿いなど水辺で

多く見られます。

 

花はイヌタデと

よく似ています。

 

茎の先に

薄いピンク色の

小さな花を

球状につけています。

 

茎などに小さな

トゲがたくさん生えています。

 

アキノウナギツカミは

ミゾソバよりトゲが

多いように思います。

 

ウナギが掴めるほど

トゲがあると言う

ことでしょうか?

 

タデ科の花は

萼片と花弁の区別がつかないため

花被片と呼ばれています。

 

 

 


美しい花 イヌタデ 

2018年10月03日 07時34分26秒 | 日記

病院に行くため

昨日遅く

大阪に戻りました。

 

木曽で撮った写真です。

 

散歩道は農道なのですが

その一角に

イヌタデの群落があります。

 

どうしてここだけ

密集しているのか

不思議です。

 

こんな群落を見つけると

ついついしゃがみ込んで

小さな花をルーペで

眺めてしまいます。

 

開いている花は

少ないですが

拡大してみると

とても美しい花です。

 

これだけイヌタデがあれば

ままごと遊びには

不自由しないだろうなと

思いましたが

最近の子どもは

そんな遊びしないですよね?!

 

 

 

 

 

 

 

 

 


咲く時刻が名前に・・・

2018年09月25日 08時11分45秒 | 日記

午後3時に咲く花と

午後4時に咲く花を

紹介します。

 

ハゼランは

とても小さなな花ですが

午後3時頃

咲き始めます。

 

そのため

『3時草』と

呼ばれています。

 

では午後4時頃

咲きだす花は何でしょう?

 

それはオシロイバナです。

 

オシロイバナは朝も

咲いていますが

4時頃咲きはじめ

閉じるのは

次の日の昼前です。

 

そのため英名は

Four o'clock

フォー・オクロック

『4時』と呼ばれています。

 

夕方咲きだす花は

夜活動する蛾などが

受粉を担っています。

 

オシロイバナに

スズメガが来ているのを

見たことがあります。


一方ハゼランは

夕方には花を閉じてしまうので

 受粉するためには

わずか数時間が

勝負と言うことになります。

 

どうしてこんな賭けのような

戦術をとるようになったのか

不思議です。


オシロイバナは

受粉出来なかった時

雌しべと雄しべが

くるくると丸まって

自家受粉することが

知られています。


ハゼランも自家受粉する

仕組みがあるのでしょうか?


ちなみに

ヒツジグサは未の刻

午後2時頃咲くので

ヒツジグサと言うそうです。

イケリンさんのブログ『自然を求めて近辺ぶらり』より

 


 

 


ツユクサは秋の季語だった!

2018年09月24日 06時35分17秒 | 日記

秋雨前線の影響で

曇りや雨の日が多い中

朝歩いていると

やけにツユクサが目立つ。

 

ツユクサと言えば

6~7月の蒸暑い時期

早朝に咲き始め

昼過ぎには儚くしぼんでいく

イメージがあった。

 

ところが

暑さ寒さも彼岸までの

この時期

元気に咲いている花を見て

少々違和感を感じた。

 

写真を撮った後

家でツユクサについて

調べてみた。

 

花期は6月から9月なので

今咲いていても

おかしくはない。

 

更に俳句では

ツユクサは秋の季語に

なっていた。

 

よく見てみると

夏に見た花より

若干色が薄いように

思えるのは

気のせいだろうか。

 

朝夕の涼しさで

短い花の命も

わずかながらでも

長くなることを

祈らずにはいられない。

 

2年前の6月にも

ツユクサを取り上げていました。

『とても興味深い花です』

 

 


ヒガンバナ 生き残り戦術

2018年09月22日 06時33分51秒 | 日記

「嫁のかんざし」「御神輿」「馬の舌曲がり」「手腐り花」「狐の松明」

すべてヒガンバナの異名。


「死人花」「幽霊花」など

おどろおどろしい名前は

よく知られるが

ものの本によると

各地に400以上の

異名があるそうだ。


きっと名前をつけたくなる

花なのだろう。


異名のひとつの

「はみずはなみず」は

花の咲く時期に葉がなく

葉が生えるときには

花がないからだという。


秋いきなり花を咲かせ

他の草が枯れるころに

葉を茂らせる。


緑芽吹く春に枯れていて

夏は土の中で眠っている。

何ともへそ曲がりな花だ。


しかし 

これがライバルのいない

冬の太陽を独り占めし

栄養を球根に蓄える

生存戦略だとすれば

なかなか抜け目ない奴だ。


日本のヒガンバナは

花が咲いても種子を結ばないから

増えるためには

人手がかかわっているはずだ。


その毒でモグラなどを

防ごうと植えたり

毒抜きをして

飢饉の際の食料にしたり

人々の暮らしと共に

ヒガンバナは

生育地を広げてきた。


異名の多さは

人との付き合いが

長いことの証しだ。


明日9月23日は

人々が真西に沈む太陽を見て

西方浄土を思い描いた

お彼岸の中日である。


そんなおり忘れずに

赤く艶やか花を咲かせ

人々の心をひきつけるのも

もしかしたらヒガンバナの

生き残り戦術なのかもしれない。