いつもの散歩道ではなく
イチョウがたくさん
植えられている公園に
久しぶりに立ち寄った。
ここはもともと
大きな池があり
高校生のころ
飼っていた熱帯魚の餌
ミジンコを数日おきに
採りに来ていた場所。
今は市民憩いの公園
市のアリーナとして
プールや体育施設が
立ち並んでいる。
そんな公園で
大きなサザンカの木を
見つけた。
こんな大きな
サザンカあったけ?
見過ごすにも
ほどがあると思う。
サザンカについて
ブログで何度も
取り上げてきたが
出会ったサザンカに
敬意を払って
今一度サザンカ考。
サザンカは日本の固有種で
原種と言われるものは
一重咲きの白花です。
沖縄や四国
中国地方の温暖な
山地に自生しています。
寒さに弱い
秋の南国の花で
冬の寒さを耐え忍ぶ
北国の花だと言う
イメージは
間違っています。
雪の降る地方でも
サザンカの花が咲くのは
ツバキなどと複雑に
品種改良が繰り返され
寒さに強い品種など
様々な園芸品種が
作り出されてきたからです。
自生地は
佐賀県吉野ヶ里町の千石山
山口県萩市の指月山
佐賀県久留米市の長岩山
愛媛県大洲市森山など
多くは天然記念物等に
指定されています。
学名は
Camellia Sasanqua
カメリアは人名
ササンクァは
日本名のサザンカが
元になっています。
原種ではありませんが
全国には
サザンカの巨木と
言われるものが
たくさん存在しています。
三重県松阪市飯南町粥見
鳥取県倉吉市清谷
兵庫県篠山市今田町西方寺
大阪府羽曳野市野中寺
群馬県安中市松井田町中木
群馬県藤岡市中栗須
長崎県平戸市山野など
樹齢何百年のサザンカが
有名です。
植物園で
サザンカの原種を
調べておられた
学芸員の方の
資料を参考にしました。