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今一度 サザンカ考

2018年12月15日 06時35分08秒 | 日記

いつもの散歩道ではなく

イチョウがたくさん

植えられている公園に

久しぶりに立ち寄った。

 

ここはもともと

大きな池があり

高校生のころ

飼っていた熱帯魚の餌

ミジンコを数日おきに

採りに来ていた場所。

 

今は市民憩いの公園

市のアリーナとして

プールや体育施設が

立ち並んでいる。

 

そんな公園で

大きなサザンカの木を

見つけた。

 

こんな大きな

サザンカあったけ?

見過ごすにも

ほどがあると思う。

 

サザンカについて

ブログで何度も

取り上げてきたが

出会ったサザンカに

敬意を払って

今一度サザンカ考。

 

サザンカは日本の固有種で

原種と言われるものは

一重咲きの白花です。


沖縄や四国

中国地方の温暖な

山地に自生しています。


寒さに弱い

秋の南国の花で

冬の寒さを耐え忍ぶ

北国の花だと言う

メージは

間違っています。


雪の降る地方でも

サザンカの花が咲くのは

ツバキなどと複雑に

品種改良が繰り返され

寒さに強い品種など

様々な園芸品種が

作り出されてきたからです。


自生地は

佐賀県吉野ヶ里町の千石山

山口県萩市の指月山

佐賀県久留米市の長岩山

愛媛県大洲市森山など

多くは天然記念物等に

指定されています。


学名は

Camellia Sasanqua

カメリアは人名

ササンクァは

日本名のサザンカが

元になっています。


原種ではありませんが

全国には

サザンカの巨木と

言われるものが

たくさん存在しています。


三重県松阪市飯南町粥見 

鳥取県倉吉市清谷

兵庫県篠山市今田町西方寺

大阪府羽曳野市野中寺

群馬県安中市松井田町中木

群馬県藤岡市中栗須

長崎県平戸市山野など

樹齢何百年のサザンカが

有名です。


植物園で

サザンカの原種を

調べておられた

学芸員の方の

資料を参考にしました。

 

 

 

 


小さなクリスマスツリー キダチアロエの花

2018年12月14日 07時18分33秒 | 日記

今年も散歩道で

オレンジ色の

キダチアロエの花が

咲きだしました。

 

この季節にぴったり

クリスマスツリーのような

円錐形です。

 

花は下の方から

順に咲き始め

上を向いていた蕾は

垂れ下がるように

下を向きます。

 

おちょぼ口のように

先端が開いていて

そこから雌しべと雄しべが

顔を出しています。

 

6枚の花弁の内

外側の3枚が外花被片

内側の3枚が内花被片で

オレンジ色に

濃淡があります。


花をひとついただいて

花被片を外してみました。

 

 

雄しべが6本

雌しべが1本。

雌しべの下には

緑色の子房のふらみが

あります。

 

6本の雄しべは

長くて細いのが3本と

短くて太いものが

3本ずつあります。

何か意味があるのでしょうか?

 

花弁をはずしていると

糸を引くように

濃い蜜がとろりと

垂れました。

 

舐めてみると

粘り気があり

かなり甘いです。

 

蝶がこの蜜を吸ったら

口吻が詰まってしまう

ほどの濃さがあります。

 

図鑑によると

キダチアロエの花は

メジロなどの鳥が

花粉を媒介する鳥媒花だと

記載があります。

 

鳥が蜜をなめている現場に

まだ遭遇していません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


大阪駅探訪 大阪ステーションシティ

2018年12月13日 08時00分16秒 | 日記

大阪に住んで

ウン十年になると言うのに

大阪駅がこんなに

変化していることを

知らなかった。

 

自然大学15期の同窓会で

大阪駅を探訪してきた。

 

大阪ステーションシティは

2011年5月に

オープンした複合施設。

 (ネット画像)


駅の北側のビル

ノースゲートビル前面は

巨大な吹き抜けになっている。

 

オープン当初は

三越伊勢丹が入っていたが

現在は『ルクア1100』が入る。

 

1100は『イーレ』と

読むらしい。

専門店の1000と

百貨店の100で

1100だそうだ

大阪らしい命名だ。

 

エスカレータを上がると

南北の連絡橋(3F)

さらに上がると

時空(とき)の広場(5F)。

 


経済と文化を象徴した

大きな金と銀の時計が

出迎えてくれる。

 

さらに上がると

和らぎの庭(10F)がある。

 

和風の庭をイメージした

空間はとても落ち着く

雰囲気がある。

 

ここには

石づくりの時計が

置かれていた。

 

11Fには風の広場

イングリッシュ・ガーデン風の

庭園になっていて

ツルバラにおおわれた

バラ時計がある。

 


どう考えても

針がどうして動くのか

摩訶不思議な時計だった。

 

そこからさらに

階段を上がると

天空の農園(14F)が現れる。

 

高層ビルに畑が?

季節ごとに

色々な野菜や果物が

収穫できる屋上農園。

 

ここには

太陽の動きで時を知る

日時計が設置されていた。

 

農園でできた野菜を

お土産にいただき

大阪駅探訪を終了した。

 

このノースゲートビルは

大阪駅周辺で

急に時間ができた時でも

ここを目的に訪れたとしても

充分楽しめる空間だと思います。

 

 


白雪姫 → トラデスカンティア・シラモンタナ 

2018年12月12日 07時45分34秒 | 日記

葉が白い毛でおおわれた

ムラサキツユクサに似た花が

咲いています。

 

トラデスカンティア・シラモンタナ

英名ホワイトベルベット

和名白雪姫と言い

メキシコの原産です。

 

トラデスカンティア・シラモンタナ

とても覚えられませんし

その気もありません。

 

タブレットの植物名欄に

「白雪姫」と入力すると

「トラデスカンティア・シラモンタナ」と

出てくるようにしてあります。

 

以前

「虎です関電

知らないもんです。」

と覚えていたのですが

何日かたつと

タイガースと関電が

何の関係があったのか

分からなくなり

語呂合わせの覚え方も

役に立ちませんでした。

 

 

それからは備忘録的に

タブレットに入力して

植物名や鳥の名前

昆虫名など

忘れないようにしています。


学名のトラデスカンティアは

イギリスの植物学者

ジョン・トラデスカント

の名にちなむそうです。


花はムラサキツユクサに

そっくりです。(ここまで備忘録より)


例年11月ころまでの

開花のようですが

今年はこの時期まで

元気に咲いています。

 

 




冬のレストラン ヤツデの花

2018年12月11日 07時35分47秒 | 日記

先日

閉店まじかの

昆虫酒場を

紹介しました。

 

今日は開店したての

レストランの話。

 

ヤツデの花は

寒くなったこの時期

虫たちの貴重な

レストランです。

 

虫たちと言いましたが

集まっているのは

ほとんどがハエです。

 

天気がよく陽がさすと

どこからこんなに

集まるのかと思うほど

次々にハエがやってきます。


ヤツデの花は咲き始め

雌しべ閉じていて

受粉出来ない状態です(雄性期)。

雄しべや花弁が落ちると

坊主頭に毛が3本(基本は5本ですが)

雌しべが開き

受粉可能になります(雌性期)。


オバケのQ太郎(少々古いですが)のような

雌性期の花にも

蜜が出るのでしょうか

ハエが来て

盛んに花盤(薄いオレンジ部分)を

舐めています。

 

昆虫が少なくなる

冬のこの時期

寒さに強いハエを

独占して

子孫を残そうとする

ヤツデはしたたかです。