真空管アンプの自作日記

しばらく中断していたアンプ作りを、また始めようかと思っています。
備忘録を兼ねてます。

6B4G pp 回路検討5

2016-10-11 14:54:38 | 6B4G PP アン...
先日検討したWE403Bを使ったドライブ段をもう少し考えてみました。
とりあえず、回路定数も含めて具体的に回路を描いてみました。



WE403Bの3結で一段構成のとても簡単なものです。
動作起点は、Ep=115V、Eg=-2.6Vで、Ipを6mAとしています。
この時、Rpは5KΩで、μは、28程度かと思います。
従いまして、6B4Gをフルスウィングに要する入力は、
1.14vrms(=32Vrms/28)となります。
まぁ少し感度が低いといえますが、CDプレーヤーなどの出力を入力する前提であればかえって使いやすいようにも思います。


次に、ちょっと順番が逆になりますが、WE403Bの動作について、もう少し考えてみようと思います。


先ほどの回路図のWE403Bの動作を図上に書き込んでみました。
静止時の起点は、Ep=115v、Ip=6mA、Eg=-2.6V(上図では-2.58V)です。
イントラは、2次開放で使いますので、403Bの動作は、静止時の起点を通るX軸に平行な線となるはずです。
厳密には、イントラの2次側を開放するといっても、グリッド電流の流れやすい球である6B4Gのグリッドを励振するわけですから、
x軸に平行のロードラインというのは、ちょっと違うような気がするのですが、そもそも適当な検討ですし、簡単に考えるために、
これで検討することにしました。
作図は、ここに、1.2Vrmsの正弦波を入力したとして作成してあります。
この図より、静止時は、403Bのプレート電圧は115v、入力正弦波の正側のピーク時66V、入力正弦波の負側のピーク時162Vぐらいと読み取れます。
ここで、無理やりにここでの歪を考えてみますと、以下のようになります。

(0.5*(66+162)-115)/(66-162)*100=1%

相当にいい加減な考察なので、全くもって正確性には欠けますが、1%とは・・・予想外の好成績で、ちょっとビックリしました。
検討のもとにしたRAYTHEONの特性図が、正確かどうかなんて???ですからこの検討結果を鵜吞みにすること自体間違っているかもしれませんが。
まぁそういっても、この検討結果には惹かれるものがありますねぇ。
また、回路もきわめてシンプルで、製作するのも簡単・・・半信半疑ですがこれ良いかも!と思い始めています。

とりあえず、今回の試作はこれで進めるつもりで次回全体の回路を決めてみようと思います。

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