真空管アンプの自作日記

しばらく中断していたアンプ作りを、また始めようかと思っています。
備忘録を兼ねてます。

9R-A6アンプ その後

2018-06-10 14:45:35 | 9R-A6アンプ
小振りにまとまったアンプを作ってみたいといったことで出来上がった9R-A6アンプですが、
完成後は、我が家のリビングにて、ここ2週間ほど活躍しています。
ちょっとCDを聞きたい時に気軽に楽しむといった目的で、天井吊りの小型スピーカー(BOSE 214)につないで使用しているのですが、
ちょっと優等生的すぎる気がするけれども、これといった欠点もなく良い感じで鳴っています。
まぁ、小型スピーカーを用いたときの感想なので、あまりあてにはなりませんが、巷で語られている全段作動のアンプに対する高い評価の片りんは、
充分感じられるものでした。
感覚的で非論理的な推測になりますが、全段差動PPのポテンシャルは、なかなかのものがあるのだと感じました。
もし今後PPアンプを作るとすれば、全段差動ppを第一に考えると思います。
また、直熱3極管で終段を作ってみたら、どうなんだろうなんて妄想までしてしまいました。
アブナイ アブナイ・・・

最後に9R-A6アンプ内部の画像が、いくつか撮ってありますので、アップいたします。
ご笑覧ください。


初段(396A)周り


出力管周り
2本出ているグリッドは、少しでも放熱を助けるべく、太めのスズメッキ線でつないだが、焼け石に水。
予想はしていたが、MT出力管の発熱は、すごい。


出力トランス付近


電源部付近

9R-A6アンプ 完了

2018-05-24 11:46:32 | 9R-A6アンプ
先日組立てが終わった9R-A6 ppアンプですが、出力管のペアー取り、初段管の選別をして、簡単ですが特性測定まで終えました。


測定結果ですが、特に問題になるところもなく、これをもって9R-A6アンプ 完成と判断いたしました。

以下測定結果です。

入出力特性

5W付近で、正弦波の頂点は潰れ始めますので、最大出力4.5W程度かと思います。
この時の入力電圧は、1v弱で、ちょうどよい感じです。

歪特性


無帰還アンプですが残留雑音が低く抑えられたので、小出力時0.1%を切ります。



あと、クロストークとDFを測ると良いかと思うのですが、時間なくDFのみをワンポイント(1KHz 3v出力 On-Off法)で確認しましたところ
3.3程度であることがわかりました。
計画当初から、無帰還アンプにするつもりでしたので、20KΩ(実際には10KΩのOPTの2次側の4Ω端子に8Ωを負荷)のOPTを使って
3以上のDF狙っていましたが、どうにか目標通りとなり、ほっとしています。

以上が測定結果です。無帰還アンプとしては、まずまずの成績かと思います。

小型シャーシであるため、その実装スペースから、計画時の回路(2018.1.11記事参照)が実現できずDCバランス回路を取り去った手抜き回路が
最終回路(以下)となりました。
これも、いまだに安価にて簡単に入手できる9R-A6のおかげかなぁと思っています。


9R-A6アンプ 組立て進捗報告5月21日

2018-05-21 13:11:45 | 9R-A6アンプ
昨日、B電圧が高すぎる対策として、手元にあった間に合わせの抵抗を整流管出口に入れて対応した旨報告いたしました。
ジャンク箱の中を探して、2本の抵抗をパラレルにしてその場をしのいだのですが、それをそのままにするのは手抜きというかちょっと気が引けましたので、セメント抵抗を新たに購入してそれと交換いたしました。


これをもって、仮ですが、組立て完了といことにしました。

昨日より、通電して、各部の電圧をチェックし、ほぼ予想通りの電圧が出ている確認が取れていますので、明日から、出力管と初段管を選別し、測定を行うつもりです。

9R-A6アンプ 組立て進捗報告5月20日

2018-05-20 11:28:19 | 9R-A6アンプ
本日の進捗状況です。


とりあえず、音が出るところまではできました。
ただ、B電圧が、予想以上に高く、対策する必要がありましたので、ありあわせの抵抗を整流管出口に入れて、誤魔化すことに。
ちょっと不本意ですが、致し方ありません。

それよりも、まず音を聞いてみることに・・・

良い音で鳴っています。
小型シャーシなので雑音電圧を心配していましたが、問題ないようです。

とりあえずほっとして、コーヒーブレイク。