真空管アンプの自作日記

しばらく中断していたアンプ作りを、また始めようかと思っています。
備忘録を兼ねてます。

46シングルアンプ銘板

2022-09-23 14:36:00 | 46シングルアンプ
先日出来上がった46シングルアンプに貼る銘板を作りました。
というのも、シャーシに一か所余分な穴(以下青矢印)があり、それを隠すべく銘板を付けることに。


もともとは、パイロットランプとしてΦ3のLEDを取り付けるための穴だったのですが、照光式のロッカースイッチを使ったために不要穴に・・・。
それほど目立つとも思えないので、このままでもよかったのですが、すこし前にヤフオクで入手したの刻印ポンチを使ってみたくなりまして、
お遊びのつもりで、以下のようなものを作ってみました。


<FUKUPAPA 2022>と刻印しました。ハンドルネームと製作年のつもりです。自分でもバカバカしいことをやっているなと思います。



46シングルアンプ測定結果

2022-09-16 14:33:18 | 46シングルアンプ
先日、ほぼ出来上がった46シングルアンプですが、測定の前に少し使ってみました。
その結果ですが、ほぼ満足いくものだったのですが、整流管を5Y3からSYLVANIA5931に替えました。
もともと、B電源電圧の関係から、5Y3を挿していたのですが、いろいろと差し替えて遊んでいるうちに、5931の方が自分の好みに合うように思いましたので、整流管出口の抵抗を50Ωから150Ωに替えて5931を挿しても実質のプレート電圧が300Vを超えぬよう調整しこれ標準球にすることにしました。
まぁ、もともとプレート電圧定格の250Vmaxを無視?して300Vをかける前提でスタートした違反アンプですから、いまさら整流管出口の抵抗を50Ωから150Ωに替えたからといって違反を回避できるわけではないのですが、とりあえず実質のプレート電圧が300Vを超えぬよう対策した次第です。


実質のプレート電圧は、295V内外になっています。


整流管出口に酸化金属皮膜抵抗150Ω 5Wを挿入

これにて、一応完成と思われますので、測定ベンチへ



とりあえず最大出力付近と思われる2W出力時の入出力を確認
上段は入力、下段か出力波形
想定通りの動作はしているようですから、この状態で一通り測定することに。
以下測定結果です。

1.残留雑音測定
入力ショートにてL-ch、R-ch それぞれ0.28mV、0.17mVとなりました。
無帰還、出力管交流点火ですから良い値かと思います。

2.入出力特性

ほぼ予想通りの最大出力約2Wです。

3.周波数特性


4.歪率特性



5.ダンピングファクター
On-Off法にて両チャンネルとも約2.8でした。

これにて完成にしようかと思います。

ASC フィルムコンデンサーのメモ書き

2022-09-05 10:32:39 | その他
昨日、問題点を修正した46シングルアンプですが、本日は、測定する気になれず、ちょっと脇道に。

先日、TANGO XE-20Sのデーターシートを探そうと古い資料を探したところ、ちょっと面白いものを見つけましたので公開いたします。
30年ぐらい前に、海神無線で頂いたASCのフィルムコンデンサーに関するメモ書き?です。


今では、当たり前にやっていることですが、当時このメモを頂くまでは、フィルムコンデンサーの極性など気にとめていませんでした。
外乱の影響を受けやすい外側箔を回路の低いインピーダンス側に接続するというのは納得できますから、これ以降、どのフィルムコンについてもこれを守っています。

ところで、今回の46シングルアンプには、当時物のASC X363を使いました。
なので、メモにある極性表示の赤いラインが入っているのですが、現行品 ASC X363は、極性マーク表示をしていません。
ACミリボルトメーターで極性判定をすれば済む話なんで、大した問題ではないのですが、ちょっと残念かなと思います。

46シングルアンプ進捗報告9/3

2022-09-03 15:54:48 | 46シングルアンプ
昨日、46のフィラメント点灯電圧が、高すぎる旨の報告をいたしました。
本日は、これを解消するべく0.22Ωの抵抗を挿入し、対策しました。
それと、当然ですが、WE403Aのヒーター点灯電圧も確認しますと、たいぶ高めの供給電圧となっていましたので、これについても1Ωの抵抗を挿入して対策しました。
余裕のありすぎる電源トランスを使えば当然の結果といえるのですが、組みあがっているこの状態で新たに抵抗を挿入するとなると、結構面倒です。挿入する抵抗の実装に少し苦労しました。
最初から、入れておくほうがベターだと思いました。
あと、ついでと言ってはなんですが、整流管出口に50Ωの抵抗も挿入することにしました。
整流管出口のコンデンサーに手持ちの関係で33μFを入れたのですが、5Y3には、ちょっと容量が多すぎるような気がしましたので、50Ωを挿入してお茶を濁すことに。

以下対策後の回路図と実装画像です。






46シングルアンプ進捗報告9/2

2022-09-02 14:18:42 | 46シングルアンプ
昨日、測定の準備をした46シングルアンプですが、測定前に、現状の回路を書いておいたほうが良いだろうということで、現状の回路図を書いてみました。

----昨日(9/2)公開の回路図に誤りがありました、お詫びして以下の回路図に差し替えいたします。---9/3追記及び差し替え--------



ついでに各部の電圧を測定しましたのでそれも合わせて記入いたしました。
ここで、一点問題を確認いたしました。
46のフィラメントに印加している電圧が思っていたより、大きいのです。
中央値2.5Vに対し2.8Vを超えた電圧が印加されています。
電源トランスに余裕がありすぎることが原因で、ある程度予想の範囲なのですが・・・
一般的には±5%ぐらいは許容範囲かとは思うのですが、さすがに+10%を超えるとなると対策する必要性を感じます。
まぁ、0.2Ω程度の抵抗を挿入して電圧を降下させてあげれば済むことですから、こちらを先に片付けることとします。
面倒ですが仕方ありません・・・。