真空管アンプの自作日記

しばらく中断していたアンプ作りを、また始めようかと思っています。
備忘録を兼ねてます。

6B4G PP 測定結果

2016-12-29 00:06:13 | 6B4G PP アン...
年末は何かと忙しいものです。
普段さぼっていた掃除やら、親戚のお付き合い、年賀状などなど次から次へと目まぐるしくこなしていかなければいけません。
そのようなわけで、まとまった時間をアンプいじりなどに割けないので、ちょっと時間がかかってしまいましたが、何とか測定終わりましたので
結果報告いたします。



出力7Wを超えたあたりから、正弦波の頭が潰れはじめますので、最大出力7Wというところでしょうか。
この時の入力は1.2Vrmsで、予想通りの結果でした。
残留雑音は、1mV以下は、何とか達成できたようです。
少しいじってみた感じでは、出力管にかなり依存するようで、低雑音のものを選んで挿せば、0.2mVぐらいに収まるものもあるようです。
いずれにしても、6.3V点火の直熱管の交流点火ですから、まぁまぁの出来かと思っています。



あまり、パッとしない感じですが、特に致命的な問題もなさそうなので、これでOKということにしました。

あとクロストークと出力インピーダンスを見ようと思ったのですが、面倒になってしまいました。
ということで、出力インピーダンスだけを、0.75W時の1kHzのワンポイントをON-OFF法で確認しました。
両チャンネルとも2.7Ω程度でした。


<使用機器>
・HP339A、フルーク45、菊水AVM13、アジレントDSO3062A


6B4G PP 測定中

2016-12-22 15:01:11 | 6B4G PP アン...
本日、6B4G PPアンプの測定を始めました。


測定するのはずいぶん久しぶりなんで、準備に手間取りました。


とりあえず、入出力特性を取りました。
今日はここまででコーヒーブレイク。
昭和な人間なんで、やっぱりグラフ用紙が手放せません。

SYLVANIAの6B4Gに変更

2016-12-20 13:38:27 | 6B4G PP アン...
昨日USSR 6B4Gの使用をあきらめる旨の報告をいたしました。
それで、手持ちの米国製6B4Gを、見てみますと、SYLVANIA製が5本、RAYTHEON製が5本ありましたので、
とりあえずSYLVANIAの6B4Gから2ペアーを無理やり取り、これに替えることにしました。
5本の中から2ペアー取り出すなんて、かなり無理がありますが、手持ちの中でのやりくりが前提のアンプ作りですから、
仕方のないことですし、独立した自己バイアスで使っていますので、良しとしました。
とりあえず、通電して、ちょっと様子も見た感じでは、気になる雑音もなく良さそうです。
これで、明日から、測定できるはずです。


手持ちの寄せ集めで組んだペアーなので、ベースのプリントがバラバラ。
球そのものは、SYLVANIA製で間違いないが、プリントは、RCAとSYLVANIAの混成となってしまった。
ちょっと気になるなぁ・・・

USSR(ソ連邦)6B4Gって?

2016-12-19 11:38:11 | 6B4G PP アン...
先日の手直しで、完成したと思われた6B4G PPアンプですが、どうもうまくいきません。
その経過を追って、ことの成り行きを報告いたしますと、
完成後の段取りとして、測定を始めました。
だいたいの場合は、入出力特性と入力ショートでの残留雑音を最初にチェックするのですが、ここでつまずきました。
残留雑音の値が、よろしくないのです。
作りっぱなしで、最初にハムバランサーを合わせるときに測定した残留雑音は、両チャンネルとも0.5mVぐらいに収まることを確認していたので、
直熱管交流点火のアンプとすれば、なかなかの出来だなぁ!なんて安心して、測定に臨んだのですが、これが見事に覆りました。
アンプの電源を投入して、ひと段落して残留雑音を測ると、多少のドリフトはあるものの0.5mVぐらいの残留雑音で、正常値を示すのですが、
そのまま通電して数十分後に測定すると、散発的に数mVの雑音が発生することが分かりました。
この現象は、必ず発生するわけではなく、再現性のとぼしい現象のようで、厄介な感じです。
原因究明をするべくなにかやろうにも、再現性に乏しいことが災いして、今一つよくわかりません。
ただ、あーでもない、こーでもないと、いろいろいじくりまわした結果、USSR(ソ連邦)6B4Gに原因があるように感じました。
であれば、球の不良だということで、不良球を特定しそれを良品に交換すれば、良いわけですが、ことはそう簡単には、済みません。
再現性に乏しい現象なので、不良球、正常球を特定するのが大変なのです。
8本ある手持ちの中から、正常球と思われるものを選別して、アンプに挿してこれでどうにか行けるかと思っても、忘れたころに、散発的な雑音が・・・
正直、いやになりました。
ということで、このUSSR(ソ連邦)6B4Gですが、交流点火で使うのは無理ということで、不本意ながら、お蔵入りとすることに。
で、明日以降、米国製の6B4Gを試してみようと考えています。

参りました・・・・。

ちょっと手直し

2016-12-13 11:49:14 | 6B4G PP アン...
先日の報告で、電源電圧が予定よりも25Vほど低めに出てた旨報告いたしました。
いくつか対策は考えられるものの、これといった決定版がなく、そのまま電源電圧が低いままで進めようとしたのですが、
心変わりしました。
やっぱり、設計値よりも25Vも低い電源電圧なんて、どうにも我慢できず、対策することにしました。
幸いなことに、使用しているに、電源トランスに320Vが出ていますので、これを使用することに。
当然、これを整流すれば、高くなりすぎますが、多少インチキなことをすれば何とかなるだろうということで、まずはやってみました。
アイディアとして、
1.いくつかある手持ちの5U4GBを選別して電圧降下の大きい管を使用する。
2.整流管出口に抵抗を入れて、電圧降下
3.整流管出口のコンデンサーの容量を減らす。
こんなもんでしょうか。で、結果ですが、上記1.と2.で、何とかなりました。
(5U4GBは、PhilipsECGを使い整流管出口に33Ωの抵抗を挿入)
とりあえずこれで、アンプ測定を始めようと思います。
せっかくですから、この状態で内部撮影してみました。
ご笑覧ください。


青色の↓ が、挿入した33Ω/10Wのセメント抵抗
タイト端子を2本増設して取り付けた。