真空管アンプの自作日記

しばらく中断していたアンプ作りを、また始めようかと思っています。
備忘録を兼ねてます。

出力管差し替えPPアンプ測定 KT88 再測定

2020-01-20 18:07:52 | 差し替えPP
本日は、成績が良すぎて気になっていたTESLA KT88を挿したときの歪率を再測定してみました。
以下その結果です。




最初のデータと比較してみますと、R cHに関しては、ほぼ前回測定した歪率と同じような測定データーが取れました。
とりあえず、2度測定して、ほぼその測定データが再現できたわけですから、まぁ信用して良いデータであると結論付けてよろしいかと思います。
ところが、L cHに関してはそうはならずに、以前より歪が増えています。
これについて、どうして再現できない=違ったデータとなってしまったのか判りません。
ちょっと言い訳になりますが、歪が増えたといっても、歪率0.1%付近のかなりの低歪率の領域での話なので、このあたりの測定となりますと、ちょっとしたことで測定に影響があらわれるのかなと思っています。
ですから、神経を使って測定することを強いられますし、出来る範囲で、そのようにしたつもりですが、結果的に、前回の測定結果とは異なりました。
さて、困りました。どちらが正しいのか・・・よく判らない感じです。
ただ、本日は、L cHに関しては、2回の測定し、そのデータの再現性を確認しました。
ということで、今回の再測定結果をもってこれを最終とすることにしました。
それにしても、このぐらいの歪率になると、測定が難しくなることが身に沁みました。
残念ですが、測定の問題なのか、アンプそのものが変化したのか、正直よく判らないというなさけない結論です。
私の技量とか、私の手持ちの測定器では、これ以上追及は、難しい・・・・と思いました。

出力管差し替えPPアンプ測定 RCA6L6GC

2020-01-18 22:20:58 | 差し替えPP
少し間が空きましたが、本日RCA 6L6GCを挿し、出力管差し替えPPアンプの測定をしました。

●入出力特性


●残留雑音
入力ショートにて
L chが0.09mV、R chが0.05mVとなりました。

●出力-歪



●周波数特性


●ダンピングファクター
ON-OFF法にて
約2.8程度でした。

これで各出力管別に測定するというとても面倒なことが終わりました。
一仕事終わった!!という感じです。
ですが、ちょっと気になることが・・・

ざっとデーターを比較してみたところ、TESLA KT88の歪率が、突出して好成績のように思います。
自分で測定したデータですが、疑わしい。無帰還のアンプが本当にこんなに低歪なのだろうか・・・何か間違えたかも・・・なんて気になってきました。
もう一度、TESLA KT88を挿して測定してみようかと思い始めています。
面倒だけどもう一仕事かな。

出力管差し替えPPアンプ測定 松下 6CA7

2020-01-07 17:02:57 | 差し替えPP
本日は、松下 6CA7を挿し出力管差し替えPPアンプの測定をしました。

●入出力特性


●残留雑音
入力ショートにて
L chが0.07mV、R chが0.06mVとなりました。

●出力-歪



●周波数特性


●ダンピングファクター
ON-OFF法にて
約3.8程度でした。

出力管差し替えPPアンプ測定 GE JAN 6550A

2020-01-06 14:10:50 | 差し替えPP
本日は、GE JAN 6550Aを挿し出力管差し替えPPアンプの測定をしました。

●入出力特性


●残留雑音
入力ショートにて
L chが0.05mV、R chが0.05mVとなりました。

●出力-歪



●周波数特性


●ダンピングファクター
ON-OFF法にて
約4程度でした。

感覚的ですがKT88とほぼ同じような感じです。
一点気になったのが歪率のグラフのカーブが、KT88と少し違っている点です。
歪率そのものは、充分低歪と言えますので問題視しているわけではないのですが・・・
初段管は、替えていないので、歪率の違いは、出力管に起因するわけですが、その違いが生じる理由としては、出力管のペアーのバランスによるものかなと思っています。
手持ち6本の中から無理に2ペアーを取りましたので、マッチング度合いもそれなりです。その結果、KT88と少し違った結果が出たということかなと思っています。

出力管差し替えPPアンプ測定 TESLA KT-88

2020-01-05 14:49:30 | 差し替えPP
本日は、TESLA KT-88を挿した出力管差し替えPPアンプの測定をしました。
一日1品種を測定していこうと思います。

●入出力特性

最大出力10Wぐらいです。
オシロで見ると10Wぐらいから、正弦波の頂点がわずかにつぶれ始めるようです。
入力1.9Vで、9.5w程度の出力となります。
一般的には、入力感度の低いアンプと言えますが、自分にとってはこれぐらいが使いやすいと思っています、

●残留雑音
入力ショートにて
L chが0.06mV、R chが0.07mVとなりました。

●出力-歪



●周波数特性


●ダンピングファクター
ON-OFF法にて
約4程度でした。

以上ざーっと測定した結果です。
自分でも驚くほどの好成績です。
無帰還アンプにも関わらず、残留雑音は、0.1mVを楽に下回り、くわえて、相当な低歪に仕上がりました。
改めて、全段差動アンプの実力を垣間見た気がしました。
この結果からすれば、負帰還は、必要ないように思います。(ゲインも最低限なので、そもそも負帰還はかけられないけど)
この手のアンプで負帰還をはじめから掛けない前提で、計画し、ことを進めることについてはいろいろと異論はあると思うのですが、普通よりちょっと高めのインピーダンスのOPTを用いて、必要なDFを確保することも、ある程度可能な訳ですから、最大出力にこだわらないのであれば、こういったアンプ作りもアリなんじゃないかと思っています。

明日以降、各出力管ごとに同じような感じで測定するつもりです。
まだ先は長いなぁ。