真空管アンプの自作日記

しばらく中断していたアンプ作りを、また始めようかと思っています。
備忘録を兼ねてます。

プリアンプ ちょっと変更

2017-07-18 12:21:36 | プリアンプ
先日の完成から快適に使用している6SN7差動PPプリですが、6SN7のヒーター電圧について、ちょっとだけ手を入れました。
もともとは、6SN7規定値の中心値(6.3V)より4%ほど低い6.05Vにて点灯していたのですが、やっぱり、中心値にて点灯させることに。
具体的には、中心値の6.3Vを確保するべく、今まで使用していた、SBDよりより低いVfのSBDに替え、平滑用の電解コンデンサーをより大容量のものに替えました。


SBDはSANKEN FMB-G24 、平滑用コンデンサーは、10,000μF×3としました。
結果的に、抵抗は、0.33Ω×2で、ちょうど6.3vとなりました。
大容量の電解コンデンサーとで、なかなかのフィルター効果を発揮しています。残留リプルは約30mV以下となりました。


それと、お遊びのシールを・・・・

何やってんだか!


プリアンプ特性測定~最終回路

2017-07-01 09:40:57 | プリアンプ
昨日、プリアンプの測定をしました。


以下結果です。

入出力特性
ゲイン6dB


周波数特性


1kHz歪率
思っていたような、カーブにならない。
測定ミスかと思って何度か計りなおしたけど、同じだった。
古い測定器(HP339A)のせい?
ただ、カーブの形がおかしいとはいえ、予想以上の低歪のようです。
残留雑音は、0.01~0.02mVとかなり優秀な値
手持ちのミリボルトメータは、0.3mVフルスケールなので、今一つ正確性にかけますが、低雑音であることは間違いないです。

ざっと測定した結果は、こんな感じです。
正直思っていた以上の好成績でした。

(測定機器 HP339A、フルーク45、菊水AVM13、アジレントDSO3062A)

それと、ちょっと順番が逆になりますが、以下が測定時の回路です。


計画時からの変更点は、以下です。
・定電流回路は、LM317を使わず、2SK30GRの3パラにした。
・B電源の取り出しを左右チャンネルごとに分けた。
・6SN7ヒーターDC電源の平滑強化

また、未定だったパラメーターは、以下のように
・プリアンプのゲインは、とりあえず6dBとすることにしました。
 (入力ボリューム(50KΩ)にシリーズに22KΩを挿入。)
・アウトプットトランスのセカンダリーに負荷する抵抗は、1.5KΩとしました。

これをもって一応の完成としようかと思っています。
まずは、しばらく使ってみるつもりです。
あ~脱力!

プリアンプ 6SN7選別

2017-06-29 15:29:26 | プリアンプ
先日組みあがったプリアンプの測定を始める前に、手持ちの6SN7を測定して使用球を決めました。
手元に33本ありましたので、測定には結構な時間がかかりました。


自分でもあきれたけどこんなにありました。
すべて80年代に秋葉原で買い求めたものです。
良さげなもの見つけるとついつい買っちゃうんだよね。


さて、測定ですが、TV-7にてGmをチェックしたうえで、簡単なバラックを組んでIpをみてみました。


TV-7AUを使用
校正していないTV-7なのであくまでも参考値ですが、測定値を25倍するとgm(μmhos)となるそうです。(測定レンジが"B"のとき)


Ip測定
プレートに230V、カソード抵抗1kΩの自己バイアスにて測定

以下測定結果です。

この測定結果より、このアンプの測定には、No.121,122の球を使おうと思っています。

それにしても製造から半世紀以上たってもすべての球がちゃんと使用可能なのは、大したものです。
また、特性のばらつきも少なく良く管理されていると思いました。
当時の米国真空管産業は素晴らしかった!ということですかね。

プリアンプ とりあえず組みあがりました。

2017-06-22 16:01:23 | プリアンプ
本日、入力部周りの配線を済ませ、一応の組みあがりとなりました。
ざっと各部の電圧を測定し、ほぼ、予定通りの電圧であることが確認できましたので、
システムに入れて音を聞いてみました。


入力部は、シールド線を使うか迷ったあげく、グリッド~ボリューム間のみ、シールド線で配線しました。


入力周りの配線は、やや手が入りにくいので、すこし苦労しました。


ボリューム周りはこんな感じ。


早速音出ししてみました。とりあえず普通に鳴っています。

本日ここまで・・・・ということで、コーヒーブレイク!

プリアンプ配線2

2017-06-21 15:19:26 | プリアンプ
本日は、6SN7周りの配線を済ませました。
当初の予定では、LM317を使うつもりでしたが、ネット上にてノイズの問題が指摘されているようなので、
2SK30GRの3パラに急遽変更しました。
小さく切り出したユニバーサル基盤で、2SK30を3パラ接続しました。


選別して3パラ合計13.5mAとしました。





本日ここまで。
あとは、入力部分の配線を残すのみとなりました。