8月19日午前、習近平中国国家主席の動向が、20日ぶりに報じられた。 いくら夏休みの時節とはいえ、主要国の国家元首の動向が、20日間も伝えられないというのは異常事態だった。
その間 「習近平重病説」「北京戒厳令説」など、明らかにフェイクニュースと思われる「怪しげな情報」が、続々と流れ始めた。誰が何の目的で流したのかは不明だが、いまの習近平体制に不満を抱いている中国国内、もしくは海外の勢力が、関係している可能性がある。
<習近平が公開の場に姿を現さない間、インターネット上では多くのデマが現れた。(8/18日)は、北京でクーデターが発生したという情報が出た。それによれば、8/17日の午後に、中南海で激しい銃撃戦が勃発し、(習近平)総書記とその家族を専門に警護する中央特勤局部隊が、投降を拒絶したため、人民解放軍38軍によって殲滅(せんめつ)させられた。 また中南海西大門の外では、北京市民が激しい機銃掃射や迫撃砲の音を聞いた。北京全体を戒厳軍が封鎖し、飛行機や列車はすべてストップしている……>
こうした噂を掻き消すかのように、8月19日、習近平主席が、20日ぶりに公の場に姿を見せた。「社会主義の盟友」ベトナムの新たな指導者・蘇林(トー・ラム)国家主席兼ベトナム共産党書記長が、国賓として訪中。その歓迎式典と首脳会談を、人民大会堂で挙行したのだ。翌20日も、習主席は3つの行事をこなした。長すぎる夏休みで無責任な ❝フェイクニュース❞が出回ったようでした。
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