中小企業診断士 福田 徹 ブログ

経営コンサルタント・中小企業診断士・ビジネスファシリテーターによる経営者・起業家・管理者向けブログ

超直前アドバイス:診断士2次試験まであと3日

2008年10月16日 | 福田徹の診断士試験

 おはようございます。中小企業診断士の福田徹です。10月16日木曜日、今朝7時の東京・小平は晴れ、気温は15℃です。朝晩は、だいぶ冷え込むようになってきました。これからの季節に向けて、風邪を引かぬように、うがいを念入りにしたいと思います。

 さて、本日は中小企業診断士の2次試験についての話題です。約1ヶ月前にもこのブログでアドバイスを送りましたので、今回は超直前と銘打ちました。

 中小企業診断士試験は、マークシートの1次試験(7科目)合格者が、記述式の2次筆記試験(4科目)を受験し、さらに2次筆記試験合格者が2次面接試験に合格して、試験全体の合格となります。
 経済産業大臣による診断士登録には、さらに実務補習の受講が必要です。

 この試験の難しさは、科目数が多く幅広い経営知識を問われる1次試験と、受験者の思考そのものを問われる2次試験の両方をクリアしなければならないことです。そのため、1次試験合格後、多年度にわたり2次試験合格をめざしておられる方が多くおられることがこの試験の特徴です。(現行制度では1次合格後、2次試験を2ヶ年受験できる)


 ところで今回10月19日におこなわれるのは、2次筆記試験です。

【2次筆記試験に向けた超直前アドバイスとは?】

合格して診断士になることこそが重要だということです。
なぜなら「診断士と診断士の知識・思考をもっている人はちがう」からです。


 これは、診断士になってはじめてわかったことです。たとえば、試験に向けてする勉強(私は途中から「養成課程の修了に向けて」に変わりましたが同じだと思います。)と、登録後専門家として試される立場になってからの勉強とは質が違うのです。

 登録後する勉強は、幅が広がると同時に深さも深くなります。知識の大洋の真ん中で世界を眺めている気分です。診断士は経営知識の全体像を見ながら、同時にそのとき必要な深い知識を入れることができるのです。これは、枠のなかでの「お勉強」をしていた登録前とは大きな違いがありました。

 それは、試験をクリアすることにより、知識と思考の一定のフレームを得て勉強の質が変わるからという面もあると思います。しかし、本当の違いは自覚の違いです。ある先生はそれを「資格には自負(心)を得るために取得する意味がある」(こちらを参照)という言葉で表現しました。いわく、資格そのものの効力よりも、むしろ資格取得によって「自分の才能や仕事について自信を持ち、誇りに思う(大辞泉:自負心)」ことこそが大切だということです。

 つまり、診断士試験の勉強をしてその知識・思考を得ることと、合格し登録することとは違うのです。雲泥の差があるのです。


 だから、受かる気持ちで受けてください。「勉強になったとか」「ためになっている」などと、今の時点では考えないでください。


 受験生の皆さん、受かるイメージに意識を集中してください。登録後のことを考えてください。私は、これを読んでくださった方の合格を祈念します。