中小企業診断士 福田 徹 ブログ

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診断士養成課程6期終講式&8期面接対象者発表

2008年10月01日 | 福田徹の中小企業大学校診断士養成課程

 おはようございます。今朝6時の東京・小平の天気はくもり、17℃です。今朝も冷え込みますね。九州南部では台風が通過中ですが、何事もないことを祈っています。

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 さて、昨日中小企業大学校東京校の中小企業診断士養成課程では、第6期の終講式と第8期の受講者選考の面接対象者発表がありました。

 まずは、6期の皆さんにおかれましては、ご修了おめでとうございます。これからのご活躍に期待しています。
 以前にもこのブログで紹介しましたが、ある講師の「資格は自負(心)を得るために取得する意味がある」という言葉を今回修了された皆さんに送ります。この言葉の意味は、資格そのものの効力よりも、むしろ資格取得によって「自分の才能や仕事について自信を持ち、誇りに思う(大辞泉:自負心)」ことこそが大切だということです。

 ここからはみなさんと同じ養成課程を約半年前に修了した私自身の話でもあります。
 中小企業診断士資格を取ったからといって、すぐに診断士としての専門性を活かせる仕事ができるとは限りません。
 もとの職場に戻られる方、新しい職場を探された(る)方、開業される方それぞれに、これから現実という高い壁にぶつかることと思います。

 そんなときに重要なことは、ここで学んだことと、これまでの自分の職務などの経験に、自信と誇りを持ち、それを活かした行動をとることです。
 学んできたことを目の前の現実に当てはめられる診断士であれば高い壁でも、うまく乗り越えることができるのではないでしょうか。

 わたしが養成課程で一番勉強になったと思う点は、「複数の視点でモノや事をみる」という習慣がついたことです。
 たとえば、この「複数の視点でモノや事をみる」能力を使えば、高い壁を登る人の視点だけでなく、それを築いた人の視点、高い壁上からの視点、周囲からの視点からも見ることができます。さらに高い壁の目的、高い壁のメリット・デメリット、高い壁の成り立ちなどを、調べていけば、壁を乗り越えるのか、壁を壊すのか、通るための穴を空けるのか、地下をくぐるトンネルを掘るのか、実は壁があるのは自分が今いる周囲だけであり壁のないところから入るなどの、現実をブレークスルー(打破)する具体的方策が見えてくるのではないでしょうか。
 どうか、現実に埋もれないで養成課程で学んだことに自信と誇りをもって行動して下さい。

 偉そうなことを言いましたが、半分は自分自身へのエールですので、お許し下さい。


 次に、第8期の選考面接に臨まれる方へ、まずは書類選考通過ですね。おめでとうございます。是非面接に通って、12月に大学校でお会いしましょう。

 面接に関しては、このブログで以前取り上げたとおりです。さらに、本気で養成課程を目指されておられる方のご質問にお答えします。コメント欄に記入するかブログの左側にあるプロフィールからメールを下さい。
 ただし、診断士をめざす方なのですから、質問は具体的にしてください。また、その際には適当に(字義どおりの適当)ご自身の情報を開示してください。情報がなければ、こちらも具体的なアドバイスのしようがありません。全般的なアドバイスは先の記事をご覧下さい。

 あなたがリラックスして面接に臨めることを祈念しています。


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