ふくらく通信

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震災の年の仙台市:4月2日大年寺~仙台駅

2018-02-05 17:33:56 | 東北被災地の歩み:仙台

越路から門前へ出て、山門をくぐって長い階段を上り大年寺へ。

頂上は、花木と鳥が集まる穏やかな場所で、奥に伊達家墓所もある。

墓所は、あの日の地震によって、整然と並んでいた石灯籠が、みな崩れ落ちていた。


悲しみや不安と、安堵や奮闘の入り混じる町の空気。


眼下に町を望む丘陵で、温かい眼差しを向けるかのように梅が咲いていた。

 

再び門前へ下りれば、街路樹のハナノキが枝を赤く彩っている。

赤い小花が、枝の先に寄り集まって咲く姿は、大勢が精一杯に励ましの拍手をしているみたいだった。


門前から愛宕橋を渡って五橋方面へ出る。

荒町小学校の敷地には工事車両や自衛隊車両が待機していた。


NTTビル前では、ビルの下が囲われて通行止めになっている。


仙台駅は、すっぽりとシートで覆われ、修復工事の最中。


駅前のクリスロード商店街には、頭上に「私たちは負けない」という言葉が掲げられていた。



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