日本ではマスコミがトランプ嫌いのため、彼の出した’成果’を報じないし研究もしない。なので、大減税ではいずれ”税収は減るに決まっている”そう思うかもしれない。しかし、これは肝心の中身を分かっていないと言うべきだろう。トランプ減税の要点は２つ”透明化と、”フラット化”だ。トランプ氏は法人税も大きく下げたが、これは減税ではない。減税してフラット化し、控除をなくして、シンプルな税制にしたのだ。これによって大企業優遇措置をなくして公平なものにしただけなのだ。税金とはシンプルであるほどいいのだ。税理士が活躍できるのは結構なことだが、彼らの活躍場があればあるほど税金を”どうやって払わないようにするか”を考える世の中になる。こういう悪因習を断ち切ることこそ、公平な税制への道であろう。
右から左まで、すみずみまで気持ちよいほど増税増税である。大変物分りの悪い候補者たちが揃ったものだ。消費増税をやめる、もしくは消費減税を述べている候補者がいるではないか？というかもしれない。しかし、その人たちも結局、法人増税、所得増税、資産課税と、結局何かで減税分を補うという主張ばかりだ。減税で税収を3％以上増やしながらも経済絶好調のアメリカを見て、世界中が大減税を踏襲しようとする中において、どれほど時代に逆行することが好きなのか？イギリスではボリス・ジョンソンが首相になる予定だが、彼はトランプ流の大減税を行う予定だ。ギリシャでは政権交代が実現し、次の政権は大減税を行う予定だ。増税ではダメなので思い切って減税する。これが今の世界の流れだ。日本の政治家はさすがに３０年間も経済を停滞させている人たちだけあって、なかなか骨のある貧乏神だとおもう。
