菊咲き競う十一月です・・・
日本で花と言えば、春は桜・・秋は菊・・しだいに花の数が少なくなる季節・・
大輪の花を咲かせるにせよ・・野菊のように可憐であるにせよ・・
人の気持ちを託す対象になるのでしょうか・・源氏物語に登場する花は・菊・・
菊はその時代から珍重されていたようで‥その理由は長持ちするから、
菊の別名も長寿にちなんで『齢草(ヨワイクサ)』とか『翁草(オキナクサ)』とか言われておりました。
そのほか契り草・星見草・形見草・山路草などなどの呼び名があることから・・
菊がいかに愛されていたかがわかります…江戸時代には・・
皆・・こぞって菊の栽培に懸命になったとか・・紅葉の自然美と・・
菊の人工美と日本人の花に託す思いは・・なかなか複雑です
秋晴れの日、紅葉が山をおおった様子は,全山が燃える印象『照葉』とは、
そんな陽光に照り映えて、紅葉がさらに紅く輝き勢いよく
燃え盛るように、秋もまた山や野を燃やしながら別れを告げるのでしょう。
秋から冬へ一気に季節が移る月・・・それが十一月です。
護摩壇山・・・
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