小梅日記

主として幕末紀州藩の学問所塾頭の妻、川合小梅が明治十八年まで綴った日記を紐解く
できれば旅日記も。

百年体操

2024-09-18 | 雑記
 
敬老の日のお祝いが近くの小学校の体育館で行われた。お弁当に誘われた訳ではないが始めて参加した。区長さんの挨拶もあって中学校のブラスバンドが懐かしい曲を奏でてくれた。抽選券も配られたけど当たらなかった。
1時間ほどだったけれどたのしいひとときだった。お弁当をもらったとき、体操に誘われた。マンションの自治会が週に一度「百年体操」というのをやっているそうだ。酸素吸入を始めたときにカーブスを退会していたので週に一回だとしても体操はした方がいいだろう。なによりも無料だ。手や足につける重しは市から貸してくれるらしい。
新しいことに挑むのはいいことなんだろう。多分。
麻雀も誘われたがこちらは断った。はまるのがこわいもんね。
百年体操でYouTubeを検索したらさっき集会所でやったのと同じのが流れてきた。他の地方でも多種多彩な百年体操があるみたい。YouTubeはすごいなあ。
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立秋も過ぎて

2024-09-10 | 雑記
 今日は亡父の誕生日だ。生きていれば対のお頭に赤飯が食卓に並ぶ。
 晩年の父の趣味の一つは海釣りだった。和歌山育ちのせいもあるだろう。
 鯛を釣るのが好きだった。
 釣れると私鉄沿線の乗換駅まで呼び出された。釣れた鯛を取りに来いというのだ。
 だから、冷凍庫には家族の数だけ鯛が入っていた。

 最近の誕生日のテーブル上には赤飯も鯛もない。
 今日は父を偲んで鯛ご飯を作ってみた。
 父の頃と違って養殖で価格も安くなっている。
 それでも鯛…腐っても鯛…
 大阪も日々変わっているよ。難波の駅前なんて広場だよ。今度行ってみるね。
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第三の新人

2024-07-28 | 読書
 「第三の新人」ときいて小説家だと分かる方はかなりの高齢でいらっしゃるかもしれないですね。
 ふとしたこと安岡章太郎の中編を読むことになって、ひゃあ! 第三の新人じゃんと思いました。
 学生時代の文化祭で「第三の新人』展をやったんです…遠藤周作や吉行淳之介、三浦朱門等々。
 昭和30年前後に登場した新人小説家たち。
 いろいろ読んだけれど二十歳前の女の子にはむつかしかったみたい。
 どの作品も戦争の傷跡や貧しさが満載されていて重くて生き方を考えさせられる作品が殆どでした。
 最近は桐野夏生にはまっていて入院の度にたくさん読んでます。
 破綻なく読みやすくラストを知りたくなる小説が多いみたいで挫折しません。
 が、久々に安岡章太郎を読んでモノクロの世界に呼び戻されたような感じがしました。
 五〇年という歳月はすべてをカラフルにしてしまったようです。
 生活の質もそうなんでしょう。成熟の先にあるのは崩壊? 色もいっぱい使うと黒になります。
 今、世界中、勿論日本もややこしい時期にさしかかっているような気がします。もうすぐ黒になる。
 日本という国も消滅するかもしれません。わたしが生きてるうちは大丈夫でしょうけれど。
 そういう意味からも「第三の新人」たちのその頃のに書かれた本を静かに読み返す時が来たのかもしれないと思います。
 自戒と反省と米、さらに夢を探して。

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脱小麦挫折

2024-07-20 | 雑記
小麦が健康面においてよろしくないという本を読んで、ついでに牛乳もよくないという説にも接して、はてどうしたものかと悩んでしまった。
とりあえず牛乳は豆乳に替えたが小麦はそんなに簡単には断つことはできない。
そんなとき夢を見た。あれは賽の河原だったのだろうか。遠くて果てないような道だった。
何事にも終わりがある。この道の果ては西方浄土で終着点。
そこで目が覚めた。そうだ!この命も終焉に近づいていると気づいた。
砂糖も塩も控えめにと言われながらもあまり気にもせずに何十年と生きてきた。
子供たちにせっせと牛乳を飲ませパンを焼いてきた時の流れがある。
なのに今更、この年でパンもうどんも有害だと言われても為す術がないし意味もないと気づいた。
一冊の本に動かされる自分の素直さが馬鹿らしさを通過して可愛くさえ思う。
小麦を断ってどれだけの健康で明るい日々が得られるというのか。

酷暑だ。
冷たい冷や麦を啜るように食べたい。
紫蘇とミョウガを刻んでおかわりしよう。
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引越

2024-07-08 | カニューレ
『明日はお引っ越しになります」
 夕方になると「今夜担当させていただきます〇〇です」と看護師さんが」血圧や体温を測りがてらくる。
 その時にそう言われてびっくりした。
 『ここは12階ですよね。外科病棟なんですよ」
 え? じゃ私は去年も外科病棟にいれられていたの?
 引っ越し先は11階の呼吸器科だそうだ。
 11階はコロナで全員全滅してずっと閉鎖していたそうだ。それがようやく再開するのだそうだ。
 とりあえず荷物をまとめなくてはいけない。
 さらに、カニューレをかたときもはずさず動かなければならない。
 ベッドを離れるときはカニューレを住宅用から移動用の酸素ボンベにつけなおさなければいけない。
 手順は簡単だけど急ぐときは困る。カニューレ装着で酸素ボンベと共に暮らす稽古のための入院だったのねと今更ながらの思った。
 首にかけられたちょっと重い器具で様子が見られるらしくカニューレを外していると看護師さんがちゅういにやってくる。
 
 酸素ボンベの会社の人が説明にきた。
 器具の貸し出しと酸素の価格はいくら使ってもかわらないそうだ。
 この医療装置は病院の医者の処方箋によって貸し出しされる。
 家庭用の方は電気代だけどいつも酸素はいっぱいになっている。
 外出用は使用時間によって減るから容器ごとの交換に来てくれる。旅先のどこへでも届けるシステムになっているそうだ。
 そして酸素の使用量にかかわらず価格は、保険適用で1割負担だとひと月でほぼ8000円。
 安いのか高いのかわからないけど、この時点では興味津々だった。
 が、とにかくベッドを離れるときの酸素ボンベのつけかえがめんどうだった。トイレまで我慢してしまう。

 とりあえず11階への引越は終わった。
 看護師さんたちも新たなご挨拶となる。同室の方も一緒かなあ……
コメント (1)
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