バスケ青春の詩

平成25年12月22日をもって33年9か月ほど勤務した仕事を定年退職をしました。これを機会にまた想いを綴ります。

コーチとして…勝利への努力

2011-12-16 00:07:45 | やっぱりミニバス!
平成23年12月16日 金曜日
 
「コーチとして…勝利への努力」


あるコーチィングに関する本の”勝利“に関する一節に次のようにありました。

『肝心なことは勝敗ではなく、どう相手と戦ったのかということだ』

これを”勝利への努力”といいます。

”勝利への努力”は勝敗という結果よりもずっと大切です。

過去の試合を振り返ったときに、「あぁ、あのときは”もうこれ以上はあり得ない”というほど全力を出し切ったなあ…」と感じることが出来れば、

その試合は間違いなく、”勝利への努力”に没入したのでしょう。

「いつもそういう気持ちを残せるように試合に臨んでいるか?」

この問いかけはコーチが自分自身に、

またコーチがプレーヤーにしなければならないものです。

コーチが絶対に陥ってならないことは、勝敗という結果だけで…

コーチ自身の指導の成否や善し悪しを評価することでしょう。

特にミニバスにおいてはそうだと思います。

これは言うは易く行うは難いことだと思います。

私も言葉では子供達に、「全力プレーをすることが大事だよ」と言いながら、

自分の指導力の足りなさで負けたと思い、落ち込むことは多々あります。

コーチが持つべきハートとして忘れてならない想いは、

「バスケというスポーツをとおして、子供達の心をどのように育むのか?」

という指導理念だと思います。

ですから子供達に、「負けたことは当然だ。」

逆に、「勝って当たり前だ。」と思わせることは絶対に避けなければならないことです。

子供達自身が、またチーム自身が次に向かって成長するためには…

負けることに対して、馴れてしまうことがあってはならないでしょう。

子供達がその馴れを心に持たないようにすることは、コーチの大きな責任です。

子供達の健全な心を育むための大きな責任です。

負けた結果を責めることなく、その原因を的確に説明することはコーチの責任です。

その原因を直していくには…

さらに全力プレーをするには…

どうすればいいのか、子供達自身に考えさせ…

コーチはそのヒントを語り、改善のための練習を創造していくことです。

コーチは試合に勝っても負けても、内心ではきちんと…『平静さ』を維持できなければならないでしょう。

勝ったときには、「ナイスゲーム!」と讃えつつ…

練習通りにできたところ、練習通りにできなかったところを的確にその場面を思い出させて語り、理解させることです。

逆に負けた場合は、激昂することなく…

冷静に子供達の今の気持ちを聞き、それに対して応えることが大切でしょう。

負けたときにこそ、次の目標を明確に語り、

子供達の心をそこに向けさせることが大事なことだと思います。