平成23年12月12日 月曜日
「メンタルとフィジカル…編修」
これは2年前の2月に、「メンタルとフィジカル」と題して書いたものです。
プレーにおける両者の関わりについて述べたものです。
私はミニバスの子供達には、
最後まで決してあきらめない気持ちが見えるプレーをすることを言い続けています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「メンタル」とは『精神に関するさま、心理的』という意味です。
特に「ファンダメンタル」という言葉がありますが…
これは、そもそも経済用語で、「ファンド&メンタル」からきており、
「基礎的事項」という意味です。
バスケットボールでは「ファンダメンタル」とは…
プレーの基礎となる必要な技術で、
「シュート・ドリブル・パス」の基本的な技術を言います。
しかし「ファンダメンタル」のそもそもの用語の意味から考えてみると、
「基礎的事項」の基本となるものは「メンタル」…
つまり「精神に関するさま」、
もっと言えば「心の有り様」を言うのだと思います。
ですから、
まずその本人の「心」が、技術を身につけるための状態にあることが大事なのでしょう。
一方、「フィジカル」とは『肉体的なさま。身体的。』という意味です。
これはスポーツにおいては、肉体的な強さを言い…
いわゆるスポーツに必要な「筋力・持久力・俊敏性・跳躍力」などの、視覚的に目に見える基礎的能力だと思います。
確かに「フィジカル」は必要です。
この基礎的な肉体能力を身につければ、技術力は向上するでしょう。
しかし本番の試合という場面で…
その「フィジカル」に基づいた「技術力」が100%発揮できるかどうかは、
すべて本人の、そしてチーム全体の「心の状態」によって左右されると思います。
試合開始前の「メンタル」面における「集中」と「ゲーム・イメージ」は大切です。
まず、弱気になろうとする自分の「心」との闘いから始まるのです。
「弱気にならない自分」と「弱気になろうとする自分」の葛藤に勝ち、
「心の有り様」をしっかり持つための、強い「メンタル」が必要です。
試合が始まった後は、相手チームとの勝負になりますが、
相手に押されている試合展開になったときに、
相手の圧倒的強さなのか、それとも自分達が普段通りに出来ていないからなのか、
はっきり自覚する必要があります。
重要なのは、このときのベンチ・ワークでしょう。
コーチは選手達にチームとして出来ていない状況と、
相手に如何に対処すべきか、自分達はどう動くべきか指示をするでしょう。
そして最後に、
「あきらめるな、まだ行ける。集中して、全力!」
と言って選手達を再びコートに送り出すのです。
あとは選手達自身の「心の有り様」です。
普段の練習通りやれば、できれば…
「いける! いくぞ!」という思いを強く持ち、
チーム・リーダーが声を出すことです。
ここで誰からもその声が出ないチームは、
チーム・メンタルが無いのです。
これは選手達自身の自覚の問題であり、コーチの問題ではないのです。
ただし、コーチが普段の練習から行うべきは…
考えられる相手のOFとDFのチームスタイルに対応できるチーム力を育成しておくことです。
その準備…レディネスがあることで、
選手は練習でやったことを出し切ればいいと思えるのです。
練習でやっていないことを選手に求めることは間違いです。
それはコーチの責任です。
練習でやっていないことを出せないから、
メンタルが弱いと言うコーチは間違いです。
「メンタルとフィジカル…編修」
これは2年前の2月に、「メンタルとフィジカル」と題して書いたものです。
プレーにおける両者の関わりについて述べたものです。
私はミニバスの子供達には、
最後まで決してあきらめない気持ちが見えるプレーをすることを言い続けています。
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「メンタル」とは『精神に関するさま、心理的』という意味です。
特に「ファンダメンタル」という言葉がありますが…
これは、そもそも経済用語で、「ファンド&メンタル」からきており、
「基礎的事項」という意味です。
バスケットボールでは「ファンダメンタル」とは…
プレーの基礎となる必要な技術で、
「シュート・ドリブル・パス」の基本的な技術を言います。
しかし「ファンダメンタル」のそもそもの用語の意味から考えてみると、
「基礎的事項」の基本となるものは「メンタル」…
つまり「精神に関するさま」、
もっと言えば「心の有り様」を言うのだと思います。
ですから、
まずその本人の「心」が、技術を身につけるための状態にあることが大事なのでしょう。
一方、「フィジカル」とは『肉体的なさま。身体的。』という意味です。
これはスポーツにおいては、肉体的な強さを言い…
いわゆるスポーツに必要な「筋力・持久力・俊敏性・跳躍力」などの、視覚的に目に見える基礎的能力だと思います。
確かに「フィジカル」は必要です。
この基礎的な肉体能力を身につければ、技術力は向上するでしょう。
しかし本番の試合という場面で…
その「フィジカル」に基づいた「技術力」が100%発揮できるかどうかは、
すべて本人の、そしてチーム全体の「心の状態」によって左右されると思います。
試合開始前の「メンタル」面における「集中」と「ゲーム・イメージ」は大切です。
まず、弱気になろうとする自分の「心」との闘いから始まるのです。
「弱気にならない自分」と「弱気になろうとする自分」の葛藤に勝ち、
「心の有り様」をしっかり持つための、強い「メンタル」が必要です。
試合が始まった後は、相手チームとの勝負になりますが、
相手に押されている試合展開になったときに、
相手の圧倒的強さなのか、それとも自分達が普段通りに出来ていないからなのか、
はっきり自覚する必要があります。
重要なのは、このときのベンチ・ワークでしょう。
コーチは選手達にチームとして出来ていない状況と、
相手に如何に対処すべきか、自分達はどう動くべきか指示をするでしょう。
そして最後に、
「あきらめるな、まだ行ける。集中して、全力!」
と言って選手達を再びコートに送り出すのです。
あとは選手達自身の「心の有り様」です。
普段の練習通りやれば、できれば…
「いける! いくぞ!」という思いを強く持ち、
チーム・リーダーが声を出すことです。
ここで誰からもその声が出ないチームは、
チーム・メンタルが無いのです。
これは選手達自身の自覚の問題であり、コーチの問題ではないのです。
ただし、コーチが普段の練習から行うべきは…
考えられる相手のOFとDFのチームスタイルに対応できるチーム力を育成しておくことです。
その準備…レディネスがあることで、
選手は練習でやったことを出し切ればいいと思えるのです。
練習でやっていないことを選手に求めることは間違いです。
それはコーチの責任です。
練習でやっていないことを出せないから、
メンタルが弱いと言うコーチは間違いです。