本朝徒然噺

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歌舞伎座・二月大歌舞伎(昼の部)へ(2/16)

2008年02月16日 | キモノでお出かけ
<お出かけ先>歌舞伎座・二月大歌舞伎(昼の部)
<着物>グレーの無地結城
<帯>臙脂色にお茶屋柄のちりめん帯
<帯揚げ>ピンクに赤の飛び絞り
<帯締め>一斤染(ごく淡いピンク)の冠組

2月16日(土)、歌舞伎座の昼の部へ行ってきました。

時間がなかったので、あれこれ考えている暇がなく、またまたグレーの無地結城

「七段目」(「仮名手本忠臣蔵」祇園一力茶屋の場)がかかるので、帯はもちろんお茶屋柄です
帯に描かれているお茶屋さんの軒先にかかっている提灯も、なにげに祇園町の「つなぎ団子」の柄なので(柄のアップ写真は、2月10日の記事内にあります)、ここで締めずにいつ締める!と、勇んで締めて行きました

◆◇◆◇◆

今月は、毎年二月恒例の「地口行灯」が、歌舞伎座内のいたるところに飾られています(「地口行灯」についての詳細は、昨年の記事をごらんください)。

そのなかに、こんなものがありました↓。

地口行灯

「伊達に見しょとて銭金尽きょぞ」

ご存じ「京鹿子娘道成寺」の「クドキ」の一節、「誰に見しょとて紅かね付きょぞ」をもじったものです。

元の詞では、「誰に見せようとして紅やお歯黒を付けるというのでしょう(ほかならぬあなたのためです)」という艶っぽい意味ですが、地口行灯に書かれている言葉のほうは、「伊達(おしゃれ)にしようとしてお金を使い果たしてしまう」という意味。
ついつい着物や帯や小物を衝動買いしてしまう私には、まことに耳の痛い話であります(笑)。

自戒のために、この地口行灯を家に飾っておきたいくらいですね……

2月(と1月26日)の観劇日記は、後日まとめてアップします

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2 コメント

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Unknown (やっぴー)
2008-02-21 09:50:17
そうそう、昨年の二月の記事を拝見してて
二月の観劇のおりにはぜひ見ようと思っておりました。
が…当日はすっかり忘れてましたぁ 
来年こそはちゃんと見よう~っと 

へへへ、私の場合は「伊達」よりか「観る」に
銭かね尽きちゃう感じです~
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やっぴーさま (藤娘)
2008-02-23 00:53:09
毎年二月は、幕間に地口行灯を眺めつつロビーを散歩するのが楽しみの一つになっています
諺をもじったものから、芝居の外題や文句をもじったものまで、言葉もさることながら一緒に書かれた絵も楽しくて、なごみます
来年はぜひゆっくりご見物ください~

実はこの地口行灯、歌舞伎座の外から見られるところが1か所だけあるんですよ!

歌舞伎座のお稲荷さんのところにある門の上に、狐さんの絵が描かれた地口行灯が飾られています。
中に飾っているもののように「しゃれ」は書かれていないのですが、毎年、その月の演目にちなんだ絵になっているんですよ。
千穐楽までの間に、もしお近くにお出ましになる機会がありましたら、ぜひごらんになってみてください~。
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