本朝徒然噺

「和」なモノについて気ままに語ります ※当ブログに掲載の記事や画像の無断転載はご遠慮ください

歌舞伎座 八月納涼大歌舞伎・第1部&第2部へ(8/16)

2008年08月16日 | キモノでお出かけ
8月16日(土)、歌舞伎座へ納涼歌舞伎の第1部、第2部を観に行きました。

普段の歌舞伎座は昼・夜二部制の興行形態ですが、8月の納涼歌舞伎のときだけは三部制になります。
三部制になると、
一回あたりの上演時間が短くなる→入場料が普段より安くなる→若いお客さんも多くなる
というわけで、浴衣姿のお嬢さんの姿も目立ち、客席もどことなくカジュアルな雰囲気になります。
なので、キモノもあまりしゃっちょこばらずに着て行ける感じです。

普段は、1階席だと必ず絹物にする私ですが、納涼大歌舞伎の時は麻(小千谷縮)を着ていくこともあります。
やっぱり、麻は涼しいですもんね

今日は雨の予報が出ていたので、これはもう麻しかないでしょう!というわけで、小千谷縮(黒地に白の細縞)を着て行きました。

小千谷縮は透け感があるので、下に着た襦袢の白がうっすらと透けて見えます。
室内だとわかりにくいですが、明るい光の下で見ると結構透け感があるのがわかります。

黒地に白の細縞の小千谷縮
↑冒頭写真をアップにしたもの。衿の打ち合わせの部分を見ていただくと、透け感がわかりやすいかと思います。

淡色の着物も涼しげで素敵なのですが、私はどちらかというと、こんなふうに「濃い地色に襦袢の白が透ける」というパターンが好きです。
洋服ではできない、着物ならではの涼感の出し方だと思うんですよね。

あと、透け感のある着物の場合、明るい日差しの下を歩くときはやっぱり濃い地色のほうが安心。浴衣も「昼は藍地、夜は白地」がいいと言われますもんね。
この小千谷縮を買う時、ベージュ地とどっちにしようかかなり迷ったのですが、日差しの下での透け具合を考えてベージュは二の足を踏んでしまいました。でもやっぱりベージュにもいまだに心ひかれるのですが……(笑)。

着物にあわせて、帯も麻にしました。
大のお気に入りの、うさぎの行水を描いた帯です

うさぎの行水の帯

襦袢、半衿、足袋も麻。
麻の襦袢は何度も水洗いしてやわらかくなっているので、着心地がよいです

納涼気分を盛り上げるため、風鈴の根付をつけていきました。

風鈴の根付

なんとなく色みがほしいなと思ったので、帯締めと根付紐は淡いピンクにしてみました。
池之端の冠組の帯締めは細めなので、夏キモノにもあわせやすくて便利です

帯揚げは、白地の紗に藤色の飛び絞り。

観劇記は追ってアップします

最新の画像もっと見る