本朝徒然噺

「和」なモノについて気ままに語ります ※当ブログに掲載の記事や画像の無断転載はご遠慮ください

寄席&東京湾大華火祭

2006年08月13日 | キモノでお出かけ
<お出かけ先>国立演芸場(8月中席)&東京湾大華火祭
<着物>白地に竹の柄の綿絽(めんろ)
<帯>浅葱色の紗献上八寸帯
<帯揚げ>浅葱色の絽
<帯締め>水色の三分紐
<帯留め>ふくら雀

「竹に雀」の扇子
↑この綿絽を着るときは、キモノと帯留めの組み合わせと同様、扇子も「竹に雀」にしています。

前日の雷雨から打って変わって、この日は朝から晴れてまたまた暑くなりました。
なので、いたばし花火大会のときのコーディネートと同じ、「見た目だけでも涼しげに」コーディネートです(笑)。
本当は、綿絽よりも綿紅梅のほうが風が通るのですが、白地に桔梗柄の綿紅梅は前日着てしまったので、しかたない……。
この綿絽は一昨年購入したものですが、とても気に入っているので夏になるとしょっちゅう着ています。
万年コーディネートになっていますが、どうぞご容赦を……(笑)。

前日の雷雨のため順延になっていた東京湾大華火祭も、この日は無事に開催されました。
レインボーブリッジの上空に1万発以上の花火が打ち上げられ、夜景とあいまって東京湾を美しく彩りました。
打ち上げ場所の広さを生かして尺玉の大連発も披露され、観客から大きな歓声が上がっていました。

レインボーブリッジ上空に打ち上げられる花火
↑レインボーブリッジ上空に打ち上げられる花火

有料観覧席だったのでパイプいすが用意されており、キモノでも楽に見ることができました。
私の前の席に座った方もキモノ姿だったので、うれしくなりました。
私の場合は、綿絽の浴衣を夏キモノ風に着ているだけですが、その方はしっかり夏キモノをお召しでした。黒地に飛び柄で秋草をあしらった上布に、羅の帯。黒地の上布の下に白の襦袢が透け、とても涼しげでした。
髪もきれいにセットされ、珊瑚の玉かんざしが挿されています。大きな珊瑚玉に、べっ甲の棒。シンプルだけれどとても良い物でした。いいなあ~。


話は前後しますが、昼間は、前日に引き続いて国立演芸場へ行きました。
トリの桂歌丸師匠が、三遊亭圓朝作の怪談噺「牡丹灯籠」を4回にわけて口演されるのです。
この日は、前日の「お露新三郎出会い」に続き、有名な「お札はがし」の場面でした。
「牡丹灯籠」は歌舞伎でも上演されるのですが、私は「このお札はがし」は落語で聴くのが一番だと思っています(これについてはまた別の機会に述べることとします)。
なのでとても楽しみにしていたのですが……。
時間の関係なのか噺の前半が省略されてしまっていたこと、幽霊の駒下駄の音を表すのに音響が用いられていたことが、残念でした。

でも、ほかに雷門助六師匠のあやつり人形の踊りや、おぼん・こぼん師匠の漫才、松乃家扇鶴師匠の音曲などが楽しめたので、全体的にはとても良い興行だったと思います。

「牡丹灯籠」は次回も有名な場面「栗橋宿」なのですが、平日なのでその部分は残念ながら聴けなさそうです……(涙)。

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2 コメント

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落語! (真美@芦屋)
2006-08-17 19:58:49
落語って、行った事がないのですぅ~♪

一度行ってみたいと思うのですが・・

柳家花禄さんでしたっけ?

NHK教育の「日本語で遊ぼう」という子供番組に出ていらして、彼なんか見ると楽しそうですよね。
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神戸の落語会 (藤娘)
2006-08-17 23:38:20
真美さま、コメントありがとうございます!



柳家花緑さん(人間国宝だった故・柳家小さん師匠のお孫さんなのです)、とっても人気が出てるみたいですね

花緑さんの出演される落語会は売り切れ続出のようです。



神戸文化ホールで毎年「東西落語名人選」という落語会が開催されていまして、これまで何度か東京から足を運んだことが(笑)あります。



今年は9月23日(祝)に行われるようです。

残念ながら花緑さんは出演されないようですが、桂春團治師匠、桂三枝師匠、柳家小三治師匠、「笑点」でおなじみの桂歌丸師匠など大御所がそろいますので、もしお時間がありましたらぜひお出ましになってみてくださいませ



http://www.zaq.ne.jp/v2k/asp/v2k.cgi?class=2&class_id=28977&type=10&disable_prev=1

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