![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/e7/8dfc5272f65fd0abfaf83423bb446060.jpg)
<お出かけ先>国立演芸場(8月中席)
<着物>白地に市松・桔梗柄の綿紅梅(めんこうばい)
<帯>浅葱色の紗献上八寸帯
<帯揚げ>浅葱色の絽
<帯締め>水色の三分紐
<帯留め>金魚
![金魚の帯留め](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/25/b4f5a897ea639fa8438d5ee184e524ed.jpg)
本当は、寄席のあと東京湾大華火祭に行く予定だったのですが……関東地方に雷雨の予報が出ていたため、翌日に順延となってしまいました……。
寄席と花火大会の両方に通用するよう考えて、気軽な綿紅梅にし、半衿・襦袢・麻足袋をあわせました。履物は、ゴム貼りの右近型桐下駄です。
浴衣は昼間は濃いめの色、夜は白っぽい色がいいと言われている、というのは知っていたのですが……私のように昼夜通しで出かけることの多い人は、どうすればよいでしょう……?(笑)
隅田川花火大会のときは、昼前から出かけてランチを食べあちこち立ち寄ってから行ったこと、7月だったので朝顔の柄がいいなと思ったことから、濃紺地に朝顔の柄の綿紅梅にしました。
いたばし花火大会のときは、昼過ぎに出かけたこと、晴れてとにかく暑い日だったことから、見た目だけでも(笑)涼しげにと思い、白地に竹の柄の綿絽(めんろ)にしました。
そして今日。「うーん、どうしようかなあ……」と悩んだ結果、立秋を過ぎているから朝顔よりも秋草の柄にしよう!ということで、白地に桔梗の柄の綿紅梅にしました。
柄は周囲の人から見てもわかりやすいものなので、できるだけ季節に合った(あるいは、季節を少し先取りした)ものを着たいなあ、と思います。
思うに、素肌に浴衣を着る場合は、強い陽射しの下だと透けてしまうので「昼間は濃い色」と言われてきたのではないでしょうか。もともと浴衣は、近所に出かけるとき素肌の上から着て行くものだったので。
現代のように半衿・襦袢・足袋をあわせて夏キモノ風に装う場合は、普通のキモノと同様必ずしも色で昼夜の区別をつける必要はないのではないかなあ……と思います。
夜だって、電気が普及していなかった時代には、闇に溶け込んでしまわないように白っぽい色がいいとされたのではないかと思います。
でも、現代では夜でも灯りがたくさんついていますし、カラフルな浴衣もたくさんあるので、「夜だから」という理由で色を制限しなくても大丈夫ではないかなあ……と思います。
昔に比べて浴衣を着る機会は絶対的に少なくなっているのでしょうから、昔の習慣にとらわれて着るのを制限してしまうともったいない気がします。
時代が変われば、キモノの常識も変わっていきますよね、きっと!
とまあ、キモノの話はこのくらいにして、落語の話に移ります。
国立演芸場の8月中席は、トリが桂歌丸師匠。
明治期の落語家・三遊亭圓朝の作った怪談噺「牡丹灯籠(ぼたんどうろう)」を、4回にわたって語ってくださるのです。
今日は、噺の発端となる「お露・新三郎の出会い」の場面でした。
牡丹灯籠は長い噺なのでこの部分は省略されることも多いのですが、今回じっくりと聴いてみて、登場人物の関係など噺の背景がよくわかりました。
明日は、牡丹灯籠のなかで最も有名な「お札はがし」なので、楽しみです。
<追伸>
国立演芸場に行く前に昼食をとろうと思い、東京宝塚劇場の地下にある資生堂パーラーへ行ったら……なんと、お店がなくなっていました……。5月で閉店してしまったそうです(銀座本店は営業しています)。残念……。
代わりに、日比谷シャンテの2階にあるカフェ「ゆとりの空間」へ行ってみました。たまたま看板が目にとまったので入ってみたのですが、料理研究家・栗原はるみさんプロデュースのお店とのことで、栗原さん考案のレシピなども紹介されていました。
鶏唐揚と卵の親子丼をいただきました。唐揚がジューシーで、卵もトロッとしていて、おいしかったです。ひじきの煮物や味噌汁もついていて、ヘルシーな感じでした。
![鶏の唐揚と卵の親子丼](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/3a/f9547fb94c43ca1475a3d0dd7b7b709b.jpg)
<着物>白地に市松・桔梗柄の綿紅梅(めんこうばい)
<帯>浅葱色の紗献上八寸帯
<帯揚げ>浅葱色の絽
<帯締め>水色の三分紐
<帯留め>金魚
![金魚の帯留め](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/25/b4f5a897ea639fa8438d5ee184e524ed.jpg)
本当は、寄席のあと東京湾大華火祭に行く予定だったのですが……関東地方に雷雨の予報が出ていたため、翌日に順延となってしまいました……。
寄席と花火大会の両方に通用するよう考えて、気軽な綿紅梅にし、半衿・襦袢・麻足袋をあわせました。履物は、ゴム貼りの右近型桐下駄です。
浴衣は昼間は濃いめの色、夜は白っぽい色がいいと言われている、というのは知っていたのですが……私のように昼夜通しで出かけることの多い人は、どうすればよいでしょう……?(笑)
隅田川花火大会のときは、昼前から出かけてランチを食べあちこち立ち寄ってから行ったこと、7月だったので朝顔の柄がいいなと思ったことから、濃紺地に朝顔の柄の綿紅梅にしました。
いたばし花火大会のときは、昼過ぎに出かけたこと、晴れてとにかく暑い日だったことから、見た目だけでも(笑)涼しげにと思い、白地に竹の柄の綿絽(めんろ)にしました。
そして今日。「うーん、どうしようかなあ……」と悩んだ結果、立秋を過ぎているから朝顔よりも秋草の柄にしよう!ということで、白地に桔梗の柄の綿紅梅にしました。
柄は周囲の人から見てもわかりやすいものなので、できるだけ季節に合った(あるいは、季節を少し先取りした)ものを着たいなあ、と思います。
思うに、素肌に浴衣を着る場合は、強い陽射しの下だと透けてしまうので「昼間は濃い色」と言われてきたのではないでしょうか。もともと浴衣は、近所に出かけるとき素肌の上から着て行くものだったので。
現代のように半衿・襦袢・足袋をあわせて夏キモノ風に装う場合は、普通のキモノと同様必ずしも色で昼夜の区別をつける必要はないのではないかなあ……と思います。
夜だって、電気が普及していなかった時代には、闇に溶け込んでしまわないように白っぽい色がいいとされたのではないかと思います。
でも、現代では夜でも灯りがたくさんついていますし、カラフルな浴衣もたくさんあるので、「夜だから」という理由で色を制限しなくても大丈夫ではないかなあ……と思います。
昔に比べて浴衣を着る機会は絶対的に少なくなっているのでしょうから、昔の習慣にとらわれて着るのを制限してしまうともったいない気がします。
時代が変われば、キモノの常識も変わっていきますよね、きっと!
とまあ、キモノの話はこのくらいにして、落語の話に移ります。
国立演芸場の8月中席は、トリが桂歌丸師匠。
明治期の落語家・三遊亭圓朝の作った怪談噺「牡丹灯籠(ぼたんどうろう)」を、4回にわたって語ってくださるのです。
今日は、噺の発端となる「お露・新三郎の出会い」の場面でした。
牡丹灯籠は長い噺なのでこの部分は省略されることも多いのですが、今回じっくりと聴いてみて、登場人物の関係など噺の背景がよくわかりました。
明日は、牡丹灯籠のなかで最も有名な「お札はがし」なので、楽しみです。
<追伸>
国立演芸場に行く前に昼食をとろうと思い、東京宝塚劇場の地下にある資生堂パーラーへ行ったら……なんと、お店がなくなっていました……。5月で閉店してしまったそうです(銀座本店は営業しています)。残念……。
代わりに、日比谷シャンテの2階にあるカフェ「ゆとりの空間」へ行ってみました。たまたま看板が目にとまったので入ってみたのですが、料理研究家・栗原はるみさんプロデュースのお店とのことで、栗原さん考案のレシピなども紹介されていました。
鶏唐揚と卵の親子丼をいただきました。唐揚がジューシーで、卵もトロッとしていて、おいしかったです。ひじきの煮物や味噌汁もついていて、ヘルシーな感じでした。
![鶏の唐揚と卵の親子丼](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/3a/f9547fb94c43ca1475a3d0dd7b7b709b.jpg)
八月の国立、かなり良かったんですよね~。(演目が)うえはらも行きたかったのですが、手に入ったチケットが八月納涼歌舞伎と同じ日になってしまい、夜の部に間に合うかどうか心配で、断念しました。
着物で寄席・・・憧れです。
藤娘さんはご自分の髪で結えるようですが、かなり長くてらっしゃるのですか?
実はうえはらの髪も長さはとても長いのです(^^;
しかし・・・自分で上手く結えないので、着物の時はほとんどシニヨン。せめて夜会巻きくらいはできるようになりたいです。近所で日本髪を結える美容師さんのいる美容院もありませんし。う~ん。
また、寄らせていただきます!
akeさまの「オン会」でうえはら様と出会うことができ、本当にうれしいです
うえはら様も、歌舞伎と落語がお好きなんですね!
同じご趣味の方とめぐり会えて、またまたうれしいです!
地毛で日本髪を結うときにも必ず「かもじ」(添え毛)を使うので、セミロング以上でしたら大丈夫ですよ
胸くらいまでの長さがあれば十分だそうですが、シャギーが入っていなければ肩下10センチくらいあれば結い上げ可能だそうです。
逆に、長すぎると結いにくくなってしまうそうです。
私は、肩下20センチくらいをキープしています(笑)。
前髪は、アゴのあたりまであれば十分だそうですが、前髪も必ず添え毛を使うので、鼻の下くらいまであればじゅうぶん結い上げていただけると思います。
私がいつも結っていただいているのは、東京・大塚にある「ローランサンヒロ」さんという美容室です。
http://www.laurencin-hiro.com/index.html
こちらのオーナーは、京都で舞妓さんや太夫さんの髪を結っている結髪師・石原哲男先生のお弟子さんなのです。
なので、京風の髪型を結ってくださいます
そのほか、私はまだ結っていただいたことがないのですが、東京・下谷の「かなすぎ美容室」さんでも日本髪を結ってくださいます。
http://www.jeis-kanoh.co.jp/kanasugi/top.html
こちらの先生は、カツラを結い上げる床山さんなのですが、地毛結いもしてくださいます。
髷は江戸風の形で結ってくださって、顔の横の部分の「鬢」(びん)は、痛くないようにと京風に近い形で結ってくださいます。
こちらで日本髪を結っていただいた方に直接お会いしたことがありますが、とってもきれいに結い上げられていました。
あと、浅草の「ミクニ美容室」でも、日本髪を結ってくださいます。
こちらは、髷の形も鬢の形も江戸風です。
http://www.kanshin.jp/kimono/index.php3?mode=keyword&id=474340
そのほか、新日本髪を古典風の形にして結ってくださるのは、東京・湯島の「髪工房 小花」さんです。
http://www31.ocn.ne.jp/~big/obana.htm
新日本髪は、日本髪に比べて料金も安いので、一日だけ結ってすぐにほどくときなどはオススメです。
こちらは、夜会巻きなどのまとめ髪にも定評があるみたいですよ。
日本髪の場合は鬢付け油やかもじを使うので、新日本髪に比べて結髪代はかかりますが、一度結ったら何日間か持ちますので、お正月などで何日間も結っていられるときはお得だと思います。
うえはら様もぜひ一度、日本髪にチャレンジしてみてくださいませ
すっかり長くなってしまって申し訳ありません……。
とりとめのないブログではございますが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします
四季の移り変わりへの日本人の感性って、本来そういう細かいものだったのでしょうね。
夏着物、沢山お持ちなのですね。
花火大会、残念でしたね。けれど、もう既に何度もご覧になってますものね。
次回のお出掛け、楽しみにさせて頂いております。
私の夏キモノワードローブは、お手入れの楽な木綿モノや麻が大半を占めているので、「質より量」という感じでお恥ずかしい限りですが……
とは言ってもまだまだそんなにたくさんは持てないのですが、限られたワードローブのなかで、自分なりに工夫して楽しめるといいなあ……と思っています。
東京湾の花火は、翌日の日曜に順延されたのですが、日曜はお天気に恵まれたので、無事見られました
毎週末のように開催されていた東京都内の花火大会も、あっという間に終盤戦。気付いたら、吹く風に秋の気配が感じられるようになっていました。