本朝徒然噺

「和」なモノについて気ままに語ります ※当ブログに掲載の記事や画像の無断転載はご遠慮ください

6/24のキモノ

2007年06月30日 | キモノでお出かけ
<お出かけ先>博多座・六月大歌舞伎(昼の部)
<着物>細縞の本塩沢単衣
<帯>白地に千鳥の柄の絽塩瀬
<帯揚げ>浅葱色の絽
<帯締め>薄桃色の三分紐
<帯留め>千鳥
<根付>波千鳥

6月24日(日)、博多座へ行った時のキモノです。

東京からわざわざ一式持って行ったので、2泊3日の旅仕度にしてはかなり大荷物になってしまいました
当日は雨の予報が出ていましたし、梅雨どきの九州は降ると土砂降りになることが多いので、旅行カバンには雨草履と雨コートも用意していきました。
しかし、幸いなことに、当日は雨に降られずにすみました。
劇場に着くまではまだ雨も降っておらず、観劇の最中にひと雨きたようでしたが劇場を出たら雨もやんでいて、晴れ間も出ました。ラッキーでした

着物は、毎度おなじみヘビーローテーション塩沢です(笑)。
6月下旬の九州なので薄物でもいいかなと思ったのですが、塩沢ならそんなに暑く感じないかなと思い、単衣にしました。

帯は、千鳥を描いた絽塩瀬です。

今回の演目「十二夜」のなかで、尾上菊之助さん演じる斯波主膳之助(しばしゅぜんのすけ)と琵琶姫(びわひめ)の乗る船が紀州灘で難破する場面が出てくるのですが、たしかそのあたりで千鳥の合方が流れていたはず……と思い、この帯にしました(で、やはり流れていたので嬉しくなりました 笑)。
歌舞伎では、海の場面で「千鳥の合方」という下座音楽が演奏されることが多いのです。

音羽屋さんにゆかりの柄「斧琴菊(よきこときく)」の豆手ぬぐいのほかにこれといった「ちなみモノ」もないし、せっかくなら「千鳥尽くし」で……と思い、帯留め、根付、手ぬぐいを千鳥にしました。
根付は小さくてわかりにくいかもしれませんが、波と千鳥をあしらった銀の根付です。

千鳥の帯留めと波千鳥の根付

斧琴菊(よきこときく)の豆手ぬぐい

■追伸

山笠の準備

博多座の外では、7月1日から始まる博多山笠の「飾り山」の準備が進められていました。
この時点ではまだ枠組みだけでしたが、これに各町内とも趣向を凝らした飾り付けがなされ、山笠ができあがります。

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