◆犬の散歩◆

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年末の格闘技イベントなど

2006年01月02日 02時43分03秒 | 政治・世相・スポーツ等
大晦日は出かける予定だったんだけどなんか昼間寝てて、夜起きてテレビを見ていました。当初はK1を録画してプライドを見て、ときどき紅白に回して、と思ったんだけどPCで録画始めるとチャンネル変えるのが面倒になるので、テレビにプライド固定、PCをK1と紅白のザッピングという形にしておきました。途中、日テレのお笑いも見たりしてました。

感想は、K1のほうはあまり燃えませんでした。なんかこう、盛り上がりに欠ける感じで、GPほどのドラマもないし。武蔵はサップを倒しきれなかったのが心残りだし。もっと圧倒的に強い相手に待ちをするのはアリだと思うけど、サップ程度KOで倒せなくてどうするんだと。あとはホイスとやった人、あれはがんばったね。ちょっと燃えたかも。
曙とボビー。あれね、なんで素人同士の遊びをテレビでやるのかね、と思った。永ちゃんのライブをもっとやったほうが絶対いい。ボビーは頑張ったけど、最終ラウンドばてちゃって全くからだが動いていない。あそこ、蹴れば蹴るだけ当たるという状態だったのに、攻め疲れちゃってんの。曙はもう、体格でスタミナ上の不利があるのだから、最終ラウンドまで持つスタミナを確保することで誰でも勝てるでしょう。K1の感想はこの程度。


プライド。これは面白かった。メインとしてつけっぱなしにしていたし。そもそもカードの全てがいい。ドラマがある。一番のドラマは小川対吉田。いままで柔道着を着て闘っていた吉田が初めて柔道着を脱いだ!前日の特番でも、「柔道家としてではなく格闘家として出るから、柔道のしがらみを捨てるために裸で闘うのではないか」という人がいたのでちょっと期待していたんだけど、本当に脱いだね。何とも思ってないと試合前から語っていた吉田だけど、やっぱり特別な思いがあったようだ。
そして、いい試合だった。結局一本負けをしてしまった小川だが、試合後には抱き合って健闘をたたえ合う。そして、足を引きずってハッスルをするわけだが、「吉田、よかったら一緒にハッスルをやってくれ」という小川。ここでハッスルをする=和解みたいな感じで泣けるんだけど、吉田は「自分は格闘家なのでハッスルはできない、もし引退したらやらせてもらいます」と固辞。「吉田、やれよー」とややブーイングが飛んだかもしれない。でも吉田のストイックさからすれば当然の返答であり、小川を否定しているわけではない。それが吉田秀彦という男なのだ。小川は「そうか、わかった」とだけ言い、1人でハッスルをやった。なんてかっこいいいんだろう。試合に負けてハッスルを断られてもなお1人でやる小川。このかっこ悪さがなんともかっこいい。お前ら、男だ!

次に気にしていた試合は、ハント対ミルコ。私はミルコの大ファンで、あの氷のような表情でもって相手を倒す、左ハイという必殺技もあり、しかもあのひたむきな姿もかっこいいので、とても応援していたのだけど、判定で負けてしまった。終始ハントに攻め込まれ、それをまあ、しのいでいたのはさすがだけども、判定的には仕方のないことだった。
序盤、左ハイと踵落としとか、けっこうヒットしてたんだけど、ちゃんと首があっちむくくらい当たってるんだけど、動じないハントが凄い。とくに左ハイ、当たりが浅かったのかもしれないけど、あれを食らってなんともないってのが凄い。なにあの打たれ強さは??スーパーアーマー装備ですか?のけぞりなしですか?なんかずるいぞ。
それにしても、ミルコはちょっと休むべきだと思う。去年はヒョードルと闘うために、強豪とも対戦を続け、その挑戦権を得た。そして、やっと掴んだ対戦も、無念の結果となった。それでも彼は休まずに強豪と戦い続ける。もう一度ヒョードルにたどり着くために。
なぜ彼はそこまで生き急ぐのだろうか。今年はちょっと休養したり、弱い相手ともやって調整するなどしてほしいものだ。私は強いミルコを見たいが、彼があまりに生き急ぐ所を見るのは、すこしつらいものがある。試合後の情報では、なんとミルコは風邪をひいていて体調が悪かったという。そして足も痛めていたそうだ。だから普段は裸足なのにシューズを履いていたのだという。うーむ、それを隠して出場するなんて・・・。ミルコ、お前も男だ!いつかヒョードルを倒せる日が来ると信じているぞ。
そして、そのヒョードルはズールJrとの対戦。ズールも結構強そうな感じなんだけど、序盤のヒョードルラッシュであっけなくKO。つーかあれは強い。強すぎるわ(高田風に)。まあ、楽な試合だったね、ヒョードルさんは。

次はやはり五味対桜井マッハ。私はマッハという選手の印象があまりないというか、いやそれなりに知ってはいるんだけど、それほど強いという印象がない。昔は強かったというのも知っているし、五味の先輩であることも知っている。でも、階級を上げて失敗しているところの印象が強いし、最近の五味の勢いのほうがものすごいので、これは圧倒的に五味の勝ちだと思っていた。五味も失神KOとかいって嘯いていたけど、実際にそうなってしまうところが凄い。しかもまだ五味には余裕があった。この男、どこまで行くのだろうか。階級を上げて闘うことはあるのだろうか。このまま無敵街道で対戦相手がいなくなったらそうなるんだろう。五味がシウバらをボコボコにするところを見てみたいような気もする。

桜庭対美濃輪。なんか彼ら、レスリングを楽しんでませんでしたか?w
桜庭は、以前から、対戦相手が日本人になるのを拒否していた。日本人の顔面をボコボコに殴るのは忍びないからそうだ。しかしその例外があるらしく、それは1人は田村であり(笑)、もう1人はこの美濃輪育久ということだ。
この美濃輪、天然なのかなんなのか、かなりの野生児というか野獣というか、感性の人であり、中西学よりも到達している人という感じである。彼曰くヘブンの境地とは一体なんなのだろうか。飛行機を追いかけた先にあるのだろうか。桜庭は大晦日は鬼門だったんだけど、勝ててよかったね。

さて、あまり期待はしていないけど、気にはなる対戦。それが金子対クレイジーホースだ。
このクレイジーホース、野獣キャラのくせにけっこういいことを言う。俺が俳優をできないように、俳優は格闘家にはなれないとか、気の利いてることを言う。面白いやつだ。
試合は、最初拳を当てる挨拶もせず、跳び蹴りで攻め込む金子。まあ、勢いを保ち、緊張感を払拭するにはいいことだ。そして、いきなりボコボコにされて終わるかと思っていたけど、なんかちゃんとグランドに持ち込んでるし、相手の攻めもかわしている。お、なんか試合になってるじゃん。手足が妙に長く、からみつくようにして防御をしている。いまいち攻め込めずにいたら、やっぱり一本取られてしまった。でも、あれは仕方ない。初戦にしてはよくやった。相手の持ち味をうまく殺していた。ボコボコにされるか、変な投げ技でKOされるとばかり思っていたから。これは次からが楽しみだ。金子、お前も男だ!

あとは、シウバも雪辱を果たしたし、とくに荒れることもなく、楽しめる大会でありました。こういうのなら見に行ってもいいかも・・・でも高いなあ。テレビで見るのがちょうどいいや。あまりに長い煽りVTRがうざいけどw


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