◆犬の散歩◆

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オウム裁判、確定へ

2006年05月31日 08時54分06秒 | 政治・世相・スポーツ等
松本智津夫被告の死刑が確定の見込みになった。
地裁判決は既に出ていて、控訴をする段において、控訴趣旨書というのを出さなかったから控訴自体が棄却されてしまったのだ。その異議申し立てをしたのが今回却下された。さらに特別抗告をしても却下される可能性が高いということで、地裁判決が確定してしまうということだ。
随分長い間裁判してるような気もするが、まだ地裁なのだ。高裁でまたやるとなるともっと長くなるところ、あっけなく確定の見込みだ。まあ、きっちりやってほしいというのもあるが、どうせ死刑なんだから早く終わってよかったというのもある。

なぜこんなことになったのかというと、これは担当した弁護士がおかしいからだ。

その弁護士は安田好弘弁護士といって、死刑廃止論者で有名な弁護士だ。この弁護士は、光市の母子殺害事件の被告の弁護をしていることでも有名だ。光市の事件でも、最高裁が弁論を開くというのに欠席してその日程を遅らせたことで話題になった。
最高裁が弁論を開くということは、判例が変更されるということ。それは無期懲役の高裁判決が変更され、死刑になるかもしれないということだ。(無罪はあり得ないからね)

で、その弁護士がその日に何をしてたかというと、死刑廃止活動かなんかの会合があったから、そっちに出たというのだ。バカじゃないの?全く何を考えているのかわけがわからない。
本人の弁明では、弁論の寸前に弁護を引き受けたので、資料を精査する時間が必要だというが、弁論の期日が分かってたのに引き受けたのだから、そんな理由は通らない。実際に弁論の期日を延ばす申請もしたようだけど却下されている。普通はその程度の延期は認められるそうだが、却下されたのは裁判の迅速化が近頃求められているからだ。そのために裁判員制度だとか、公判前の論点整理手続きなどがあるのだ。これらは最近よくニュースで言うから知っている人もいるかもしれない。

ともかく、期日の延期が認められなかったから欠席するなんて、ふざけているとしか思えない。不備があったとしても決められた期日に出なくてどうするんだろうか。どちらにしろ、弁論の延期は認められなかった。死刑判決が濃厚といわれているので、もしそうなれば彼の行動はなんら被告人にとって利益にならなかったということになる。利益にならなかった、というだけならまだいい。

この弁護士はオウム裁判においても、控訴趣旨書をなかなか出さなかった。すぐにでも出さなければならないものなのに、多分過去の裁判ではその方法で公判を延ばすことに成功していたのだろう。でもその引き延ばし方があまりに露骨だったので、控訴自体を棄却されてしまった。つまり3審のうちの1審だけで終わってしまったのだ。アホなことしなければ高裁でまた暫く裁判が出来たというのに、バカみたいだ。この弁護士のおかげで、松本被告は数年死が早まったことになる。まあ彼がいつ死のうが関係ないが、弁護人が被告人の死期を早めてどうするという感じはする。

とまあ、この弁護士、明らかに社会的に許されない極悪な犯人であろうとも、とにかく、どんな手段を用いてでも死刑を回避しようとするので有名な弁護士なのだ。その手段の一つが、裁判手続きを遅らせようとするものだ。そうすることで死刑の決定を遅らせ、一日でも生き延びさせようとしているのだ。

死刑廃止論の是非はおいておくとしても、そんな手を使って死刑を引き延ばそうとしたって無駄でしょ。半年や1年裁判を引き延ばしたところで、法務大臣がサインしたら執行されちゃうんだから。それに、こう裁判の迅速化がさけばれている昨今、そんなことをすれば心証が悪くなるだけのことだ。

一般人から見ると、あまりに異常なこの弁護士も、なぜか(ある方面では)人気は高いようだ。被告人は孤独で、最後の砦が弁護人だから力一杯やるしかないと言うのだ。
きちんと被告人の側に立ち、事実を調べ、判決を覆すことも多かったようだ。
しかし、裁判を正当でない方法で引き延ばそうとすることがなんの救いになるのだろうか。私には、手段を選ばずに、人の道を選ばずに悪人を助けようとしているようにしか思えない。そうやって事実を見出し、正当な判決を引き出すことが出来るのなら、そのために手段を尽くすのは良いことだが、単に手続きを引き延ばすことになんの意味があるのだろうか。

光市の事件の場合は、殺意の否定まで行っている。単に首にヒモをかけただけで殺すつもりはなかったのだというが・・・ヒモをかけただけで人が死ぬか?力一杯絞めなきゃ死なないでしょ。殺意もなしに首を死ぬまで絞められるかっていうのよ。そういう子供でも分かる詭弁を弄してまでなぜ被告人を助けようとするのか、全く疑問である。
まあ、そうやって裁判の内容で戦うならまだしも、手続きを遅らせようとするなど愚の骨頂だと思う。その結果が、1審での確定という弁護士としては間抜け極まりないことに繋がってしまったのだから自業自得・・・とは言えない。この弁護士による一番の被害者は裁判を3回うけられる権利を奪われた被告人だろう。

とはいえ、麻原なんかは何回裁判うけたって死刑は死刑なんだけどね。

ライブドア裁判のゆくえ

2006年05月31日 07時08分59秒 | 政治・世相・スポーツ等
この記事をみて吹き出してしまった。「うほほ」ってオイ、ほんとにそれホリエモンが言ったのか?いや、言いそうだけどさw
さっそく流行語になりつつある「うほほ」だけども、ここで取り上げたいのはそれだけじゃない。
ライブドア裁判はどうなっていくのか。ホリエモン以外の幹部はおおむね起訴事実を認めている。でもホリエモンは「知らなかった」と言っている。まあ、知らなかったというのは考えにくいが、もしそうなら無罪になるしかない。

ところで、粉飾の事実はあったことは確かだ。ようはこれを犯罪だと知っていてやったのか、知らずにやったのか、そもそも粉飾自体を知らなかったのか。違法だと知らずにやったとしても、違法性がなくなるわけがないのでこれはダメ。となると、行為自体をしらなかったと言うしかない。まあこれはわかる。

でまあ、いろいろな記事を見ていると、宮内の供述では、宮内主導、堀江承認という線で落ち着いているようだ。こうなると主犯は宮内のような気もするが、共謀共同正犯的な考えでいくと、やっぱり会社のドンが指示してやらせた格好になるから、堀江主犯で間違いはなかろう。ただ、それはこの宮内が思いついて堀江に決を委ねたというのが本当だった場合だ。

もともと幹部達はホリエモンの手腕や人間性に心酔して徒党を組んでいたわけで、その右腕とも言える宮内が突然堀江を裏切るというのがどうも解せない。宮内によれば、自己保身にかかるホリエモンの態度が気に入らないからというが・・・それくらいで急に今まで心酔していた相手を叩きのめせるものだろうか。まあ、マインドコントロールが解けた時ってそういうものなんだろうけど・・・。

さて、ホリエモンが保身を図るとしたらどうすればいいかという方向を考えてみよう。

ライブドアというのは、粉飾を含む風説や、話題取りなどで実際の資産以上の株価を維持し、それを利用して、値上がりすることを見越した株の貸し借りやら株式交換による買収やらで企業価値を上げてきたわけだけども、その資産以上の株価を維持できなくなったら、それは破綻するときになると思う。まあ、値上がりする土地を前提に乱脈投資していたバブル期みたいなものだ。ホリエモン逮捕でそのバブルが弾けてしまったら、この有様というわけだ。

全員逮捕、全員有罪ではホリエモンの再起は難しいし、それでは幹部らの今後も怪しくなってしまう。堀江さえ健全ならば、またライブドアの経営に関わる可能性もあるし(堀江は依然として筆頭株主)、幹部らにとっては、自分らの将来のためにもホリエモンは純真でなければならない。ホリエモンだけは無罪で、自分らが泥を被る必要がある。そうすればその堀江にまた拾って貰えるかもしれない。それには、「全部自分らがやりました、堀江は無罪です」とでも証言すればいい・・・わけはなく、そんなことしてもただ信者がかばってるようにしかみえない。信憑性がないのだ。

そこで、仲違いしたフリをして、「自分が考えついて、堀江に許可をもらって、自分がやりました」という主張をする。堀江を追い落とそうとする者の発言だから、信憑性が高いわけだ。

でも、考えてみよう。堀江が許可したなんていう証拠、内部文書でも出て来ない限り証明のしようがない。でも、そんな重要なこと、メールなんかでやりとりするわけもなく、口頭で許可したのであれば、なんの証拠も残らない。

となると、「堀江が許可した」という部分が実証できなくなってしまう。そうなると、宮内による「自分が進言して、実行した」という部分だけが採用されてしまう可能性が高い。そうなれば、有罪なのは宮内らだけで、堀江は無罪となる可能性が出てきてしまうわけだ。もし本当に仲違いしたのなら、堀江が考えついて、意見を求められて、それでいけると助言したとでも言うはずだと思うのだが、どうだろう?

まあ宮内が堀江を生かそうとしてるのかどうかは別にして、堀江が許可した、知っていたという証明をするのはかなり難しいだろう。というわけで、私は今回のこの記事を見て、「あ、堀江の無罪の目が出てきたな」と感じてしまったのだった。

偏向報道で男を上げた例(笑)

2006年05月24日 09時39分59秒 | 政治・世相・スポーツ等
橋下弁護士がさも脱税したかのように報道した産経新聞の件は、どこの新聞社にもいる権威主義の行儀の悪い記者がやっちゃったなという感じなので内容については多くを語らない。

当人の弁明が全てを物語っているので読んでみてほしい。彼の怒りは尤もである。
ちなみにフジテレビのめざましテレビでの報道では「見解の相違があって修正申告に応じた」とだけ、軽く扱っていた。

さて、内容については本人の弁明が詳しいのであえてここで書くことはない。ここで取り上げたいのは、彼のブログの構成の素晴らしさである。

事実の表明、怒りの表明、そして普段の彼の芸風によるフォローという三段落ちである。私は橋下弁護士という人物は特別好きではなかった。かといって嫌いではない。デーブ・スペクターが師匠であるという笑いのセンスもまあまあ好きである。ただ、時々法的に間違ってることを言うのがどうかと思うときもあるが・・・まあテレビ的に分かっててやってると思うことにしようw

今回のこの三段落ちは、弁護士としての立場を守り、男としての立場を守り、芸人としての立場を守る素晴らしいものだ。史上最強の弁護士軍団に相談してみます、とか、妻を恐れるというオチは最高だ。なにうまくまとめてるんだよと突っ込みたいくらいである(私はベタが好き)。このネタを行列で喋ってくれるのを期待しておこうw
もちろん、紳助にこっぴどく突っ込まれることでこの件はネタに昇華するのである。

今まではそこまでファンではなかったけども、ブログを読んで、確固たる自信をもって主義主張を貫き、揺るぐことのない男はかっこいいと思った。そしてユーモアも持っている。自分もこうありたいものである。

それにしても、捜査情報だの税務情報だの、マスコミに流してる奴ってなんなんだろう?公務員の守秘義務ってどこに行ったのだろう。今回の橋下弁護士の件もそうだし、ホリエモンも自分は事件については黙秘を続けているのに、自供を始めつつあるだのと勝手に報道をされてるのを知って怒ったという。誰がそんなことを流しているのだろう。
まあホリエモン事件は公共性が高いとは言えるけど、事実にないことを流布されるいわれはなかろう。

普段良く目にする、ごく当たり前にされてるこういった報道の意味について、我々は良く考えるべきだと思う。マスコミだから正しいことを報道しているのだろうと漠然と見ていては危険である。

偏向報道の典型、東京新聞編

2006年05月24日 09時23分21秒 | 政治・世相・スポーツ等
新聞やテレビのニュースはどこも同じだと思っている人もいるかもしれない。ところが、複数のメディアを見比べてみると、必ずしもそうとは言えない。朝日新聞が捏造記事で中国や韓国寄りの報道をしたがるのは有名な話だし、TBSが石原都知事の発言を加工して正反対の発言をしたかのように報道した事件も記憶に新しい。

明らかにメディアによって報道理念というものがあって、それは常に中道や保守的なものではなく、左翼的右翼的それぞれイデオロギー的なものが存在している。そして、主義主張をするためにニュースを利用し、さも中立的なもののように報道する場合がある。

そんな中、興味深い事件があった。とあるデモを行っていた市民団体の構成員が道交法違反で逮捕された事件だ。それについて報道する各紙を見てみると、この各社の傾向が見てとれるので面白い。

西日本新聞

zakzak


yahooニュース 共同通信

これらはよくある事実のみを伝えたニュース。これを見れば、トラックの荷台で演奏を行いながら車を走らせたら道交法違反となるからやめるように警告されて、それを無視したために逮捕となったとある。逮捕の可能性はきちんと警告したのだから、だまし討ちでも行き過ぎでもない。警告に従わなかったから逮捕されたバカという認識を、多くの人はするはずだ。

ところが東京新聞がとっても斬新な記事を載せている。記名記事なので単なるニュースの報道ではなく主張があるのはわかるのだが、内容がトンデモないので紹介したい。


東京新聞の「特報」

よその新聞を見れば単なるイチビリが「しでかした」というだけのニュースなのに、突然「共謀罪」の話題を持ち出して来た。これにはいきなりインパクトを感じる。キターという感じだ。
共謀罪の恣意的運用はないというが、それが疑問と思える事件があったーーーーとして記事は始まる。

その後は事実の説明が他紙より詳しく載っている。その内容に他紙ともそう矛盾しないし、虚偽はなさそうだ。しかし、逮捕などの一連の当局の対応が常軌を逸している的な主張が混じっている。

逮捕は不当であるという。理由は微罪であること、事前にサウンドデモを行うと許可を得たこと、過去に同様のデモで逮捕されていないこと、名前を名乗らなかったとしても、携帯や免許証などで身元は明らかだということなどから、逮捕は必要だったか疑問だ、とある。

過去に見逃されていたことは現在の違法行為の追及についてなんら免罪にはならないのは当たり前のことだ。
法的には微罪であれ犯罪を犯したとされるものが身元を明かそうとしない場合は現行犯逮捕の要件となるし、最初から逮捕もあると警告されているのだからこの言い分は通らない。身元がわかる物を所持していたとしても、それは身体検査をしてこそ明らかになるものであって、最初にそれを拒絶した時点で逮捕されても仕方のないことだ。最初から免許を提示したのに逮捕されたわけでもあるまい。


これは職質に応じないこととは訳が違う。なんの嫌疑もない人間を強制的に立ち止まらせ、身元を調査する権利は警察にはない。しかし彼らはれっきとした違法行為を行っているのだから、きちんと身元の開示を行い、説諭で許してもらうために努力する必要がある。「たかだかこの程度」で逮捕なんて行き過ぎだ、なんていうのは彼らにしか通用しない自分勝手な言い分である。警告を聞き入れ、身元を明かすという「たかだかその程度」をしなかったからそれなりの結果を招いたというだけのことだ。


しかもこの記事、他紙では書かれてない彼らの落ち度の解説すら書いてある。
道交法では荷台に乗るという行為は、荷物が落ちないように見張るのに最低限の人数しか乗れないことになっている。そもそも荷物なんてしっかり固定しなきゃいけないものだから、せいぜい乗せたとしても一人が限度である。警察もそのように指導していた。機材の操作は助手席で行えば良いとか、さらに荷台に乗るにしても一人にしたうえに荷物を押さえるような仕草をするべきだと、サウンドデモの趣旨を理解し、違法行為とならぬように指導していた。

しかし彼らは何が気に入らないのか、警告を完全に無視して数人で荷台に乗り、制止も振り切って抵抗した。これではいくらなんでも逮捕されて当然である。単に引っ越しでの出来事ではない。「デモ」という、ともすれば暴動に発展しかねない、交通の安全どころか治安さえ脅かす可能性のある行為を行おうというのである。そういった意図がないことを証明するために、法律には極力違反しないようにすべきである。
静岡大学の教授という人物がコメントを寄せているが、これは仰天の内容だ。彼が言うには、荷台でのDJ作業は表現活動であり、道交法より表現の自由が優先されるというのだ。表現の自由は法律を犯さないことが前提で成り立つものであり、広義の刑法(刑罰のある法律)よりも優先されるものではない。もしそれが通るなら、スピード違反も「芸術表現だ」なんて正当化出来てしまうだろう。


確かに微速での荷台でのDJ作業がそれほど危険な行為とは言い難い。しかしデモというのは秩序を守ってこそのものだ。ただでさえデモは扇動と紙一重なのだから。
そういった意味では、秩序を守るという意味で法令遵守は最低限のルールである。少々納得行かなくても逮捕もあると言われてるのに頑なに抵抗する必要性がない。微罪とはいえ法律に違反している者は、「それくらい許せよ」と傲慢に言う権利など存在しない。


私から見れば、「なぜ警察の再三の警告を無視して数人で荷台に乗ったのか」「なぜ警察の誰何に対して名乗らなかったのか」という疑問が残る。しかし答えはわかってる。それは、「警察が自分らを恐れている」的なハクをつけるために、常に当局に反発するのが活動目的である彼らのような反体制的活動には、弾圧されているという構図は都合がいいからだ。不当逮捕!とか、当局の不当な弾圧と戦うぞ!とか言うと気持ちいいのだろう。


で、記事は「共謀罪を作るような風潮がさせた市民弾圧」「彼らを捕まえる暇があったら栃木の児童殺害事件を解決しろ」などという話のはぐらかし、責任転嫁で結んである。俺を捕まえるなら俺より悪いやつを先に捕まえろ!なんてどこのガキの言い分だろうか?「デスクメモ」とあるが、デスクって小学生並の知能でもなれるのか?すごいなあ。


確かに、これくらいで逮捕するほどのことか?という論点はわからないでもないが、それを共謀罪に結びつけてくるのはいくらなんでも理論の飛躍である。彼らはどうしても当局が不当に市民生活を脅かしているとか、それに戦う自分らが目を付けられているとか、そういう立場を貫きたいのだろう。
それにしても共謀罪が出来ることとは何の関係もないのは事実である。なにしろ、こんなことでバカを逮捕出来るのだから、こういった「弾圧」が目的なら、共謀罪なんか作る必要ないだろう。それでも作るのは、こういったイチビリをいじめるのが目的ではないからだ。共謀罪なんかなくても彼らをいじめることは出来るのだから。


「許可しておいて逮捕なんて、追い込み漁だ」なんて言う意見も書いてあるが、許可したのは道路使用だけだろう。最初から「荷台に複数乗ったら逮捕するよ」って宣言してたのだから、逆らって逮捕されたのは当たり前だ。なにを寝ぼけているのだろうか?
「荷台に何人乗ってもいいですよ」と言われたのに「数人乗ったから逮捕」だったらともかく、「乗るな」と言われて乗ったのだから、追い込み漁でもなんでもない。「罠に注意」の張り紙を無視して罠にはまっただけのことだ。バカじゃなかろうかw


わかりきったことをして、わかりきった結果が起きた。
いくらなんでも彼らは前後不覚でもないし、知恵遅れでもなかろう。「異様な雰囲気だった」とも言っているということは、彼らは警告が脅しじゃない理解があり、逮捕まで予測していたということだ。それでも従わなかったということは、逮捕を望んでいたということだ。望み通りの結果が出ただけなのである。
なぜ逮捕を望むのか?望みには利益があるからだ。逮捕される利益とは何か?活動にとっての利益だろう。逮捕されることによる活動の利益というと、反体制団体として当局が恐れているというアピールになることくらいが思いつく。

彼らは「デモ自体を潰したいと当局が思った」とか「自分らの活動を当局が驚異に感じている」的な主張をしているのだが、なんのことはない、警察は「デモ自体はこれからも許可する」「助手席で操作するなどすればいい」とちゃんと彼らの活動の本質自体に文句を付ける気がないことを表明している。単にデモをするのに行儀が悪かったから、さすがに見過ごせないということになっただけだ。

なのに、当局が自分らを恐れている的なうぬぼれをするのが笑えるところだが、まあ、彼らは学生運動、闘争的なものを気取っているのだろう。
かといってゲバラみたいな革命を狙ってるわけでもないだろう。実際は微罪なので起訴されたり実刑を受けたりはしないと踏んでいるのだろう。まあ、ゆるーい闘争ごっこという感じだ。そこに共謀罪に文句を言いたい左翼新聞である東京新聞が自分らの闘争ごっこの材料にするために食いついたという、まことに分かりやすい偏向報道という例である。

とまあ、こういった目でニュースを見ていくと、なかなか世の中が見えて面白いのである。

銀行、おまえら儲けすぎ!

2006年05月24日 06時41分46秒 | 政治・世相・スポーツ等
経済はあまり得意じゃないので間違ったことを書くかも知れないけど、もし間違ってたら優しく指摘してねw

この記事によると6大銀行グループの当期利益が3兆円を突破したそうだ。

適当に検索してみたら、なんだこりゃ?
トヨタよりドコモより儲かってるのか!?

って銀行っていつのまにそんなに儲けてたの?!?!
銀行といえばバブルの頃の乱脈融資、投資等によって不良債権の山山山で公的資金を注入されたりして、普通の企業ならとっくに倒産しているはずなのに、金融システムというインフラ維持のために血税を使ってなんとか営業を続けてる状況だったはずなのに!

ついにその不良債権処理も終わって、国から注入された公的資金の返済も今年度中に終わる様子だという。本業の利ざや(つまり、貸し出し金利と預金金利との差による儲け、低金利で預金を集め高金利で貸す)は減少傾向にあるとはいえ、今後は借金の返済がなくなるんだから経営はさらに安定するはずだ。天文学的借金をたかだか10数年で返してしまうなんて、どれだけ儲かってるんだよ!

借金がなくなったらさらに儲かることになる。そうなると株主やら消費者やらに還元しなきゃいけない。このままの経営を続けていたら儲けすぎだ。銀行というのは金を右から左に動かすだけで儲けているんだから、乱脈融資などせずに堅実に経営していれば、黙っていたって儲かるように出来ているんだ。だから儲けすぎたときはきちんと社会に還元しなきゃいけない。
電気会社やガス会社は原料の相場によって料金に転嫁させている。原料が安くなれば料金は下がる。こういったインフラ会社は絶対に潰れないけども、そのかわりに儲けすぎてもいけないのだ。限りなく公営に近いもの、それが公共事業というものだ。一般企業は儲けられるときに儲けておく必要があるが、公共事業はそうであってはいけない。
銀行も電気ガス水道などと同じく、資本主義社会のインフラそのものであり、儲けすぎてはいけないのだ。いや、儲けてもいいのだが、その時はちゃんと税金をとぎれず払ってほしいものだ。

銀行は今までは不良債権を赤字扱いにしていたので、法人税を殆ど払っていなかったのだ。しかし、実はけっこう儲けているのに税金を払ってないのは問題だというんで、東京都で外形標準課税を導入するという例があった。これは赤字だから税金を払わなくていいなんて甘えたことではなく、企業規模や価値に応じて課税するというものだ。総合的な儲けが赤字だろうと、収入がある以上は払わなければならない税金だ。

この考え方はある意味当然で、いくら借金があろうと、営業的に儲けてるなら税金を払って、その後から借金を払っていくようにしないと、実際の業務による利益の移動と、税収が結びついてこないので、結局借金を返してもらってる人だけが潤うという状況になってしまう。借金を返済された人は、それを税金として払うわけじゃないし、税収は殆ど期待できない。税収が期待できないとよその部分で増税したり自治体の借金が増えたりして、その利子などによってさらに市民の負担が増えることになる。これはよろしくない。

通常、企業が営業利益を得てそこから税金を払う。そうすると国や自治体が儲かると国民の生活が豊かになる。一企業が多く儲けたところで、それは国民全体に回る。金は天下の回りものだからだ。

しかし借金を返すからといって巨大な営業利益を得ていながら、公的資金の注入を受けているうえに税金まで払わないというのでは、税収に悪影響を与えるのであり、それは国民の生活を圧迫することに繋がり、なおかつ経済の多くを担う公共的企業が経済の流れをぶった切るのはよろしくないということだ。
なにしろ、「赤字」決算である間には税金を「待ってもらう」わけではないのだ。「払わない」のだから、その分の税収が消し飛んでしまうのだ。あとから儲けても、あのときの税金は払わないでいいのだ。これは本当に勿体ないことだ。国民にとって大きな損失だ。

たとえば企業は投資ばかりして儲かってるのかどうか分からない状態にしたがるのは、税金で持って行かれるよりは投資したほうがあとあと儲かるからというのがあるが(つまり「節税」)、銀行はまさに不良債権を抱えているという状態が、なにより素晴らしい節税となっていた。
普通は投資によって利益を圧縮して節税するのだが(投資したものによっては資産となり課税対象になる)、その場合は投資先に利益が回るので経済の活性になる。投資先が儲ければ税収は減らないから、国もこまらない。ところが借金による利益の圧縮、つまり結果的な節税は何も産まない。単に税収がそのまま減るだけだ。公的資金の注入を受けたうえに税金まで免除なんて、どれだけの優遇なのか。その借金は返すのは当然として、赤字であった間の税収はまさに国の損である。乱脈経営のツケを国が、つまり国民が負担したという構図は、たとえ全て返済したところで変わらないのだ。大企業はたくさん儲けてたくさん税金を払って、経済を活性化させるのが義務なのだ。

まあ、東京都の外形標準課税は結局訴訟になって行政側が負けて和解したと記憶しているが(実際どれだけ取れたのかは残念ながら私は知らないw)、今回その不良債権処理が終わるのならば、改めて不良債権処理時代の税金を取ったっていいくらいだ。
ともかくこれからは大手を振って税金が取れる。今まで楽をし続けたのだから、これからはどんどん社会に還元してほしいものだ。

さしあたってATMの利用料を無料にしろ!新生銀行に出来て大手銀行に出来ないわけがない!そして次は振り込み手数料の値下げ、24時間365日運用してくれ。オンラインが構築されているのに、3時まででないと振り込めないとか土日は休みとかいつまで役所みたいなことやっているんだ!もっと利用者のことを考えて、公共事業の自覚を持ってくれ。そうすることで経済が活性化し、本業の利ざやで儲けることだって出来るんだから。

JASRACのPCにまで課金を主張する異常さ

2006年05月20日 06時35分25秒 | 政治・世相・スポーツ等
この記事によると音楽著作権協会(JASRAC)による、音楽著作権料収入の内訳が公開されたようだ。

昨今、CDが売れなくなっただの、インターネットを介した違法コピーが原因だの、そんなことが言われている。でiPod課金を推進しようとしているJASRACだけども、この記事の資料を見ると、録音著作物からの収入というのは全体の4割程度で、CDによるものはさらにその半分程度だという。
なんだ、CDの収入ってたったの2割しかないんだ。じゃ、別に少しくらいCDが売れなくても困らないんじゃないか。そして、全体的な収入は前年度比102%になっている。つまり、収入は増えているのである。
しかも、音楽配信による著作料収入が13%ほどある。さらにその音楽配信の爆発的な伸びがある。ってことは、CDが売れなくなった分は合法的な音楽配信にニーズが移っただけで、著作権収入は減ってないことになる。

それなのにJASRACはiPod課金を推進しようとしている。なぜだ?
以前にも書いたことがあるけど、このiPod課金についてJASRAC側はどうやら、iPodはおろかPCやHDD、メモリカードなども含めた課金を目指しているという。

前に私が書いた記事には、iPodに課金するならデジタル音楽機器の定義が難しくなり、パソコンやメモリカード、単なる携帯電話やデジカメにも課金する必要が出てしまい、あまりに異常だとある。
あまりに異常だからあり得ないと私が冗談として書いたことを、実際にやろうとしているJASRAC。こいつらは一体なにが目的なんだろうか?

著作権収入が違法コピーによって減っているなら、まだわかる。しかしそんなことはない。むしろ合法的な音楽配信のシェアが伸びていることから、パソコンで音楽データを扱うことの利点は違法コピーなどによるリスクより上であることがわかっているにもかかわらずだ。
その、違法コピーへの対策はせずに、さらに取れるところから取ろうというのだ。それはMDなどからの収入が減少傾向にあるからだろうが・・・自分の会議や演奏しか録らない人からも補償金を取るという問題点があるMDへの課金だけども、さらに音楽など再生できない機器で利用するハードディスクやメモリカード、または音楽を聴いてはいけない業務用PCにまで課金の可能性が出てきていて、汎用機だからそれは当然と言い切っている。どう考えても異常そのものだ。精神鑑定を受けたほうがいいのではないだろうか。

彼らにも言い分はあるのだろうが、全体的な著作権収入が減っていない現状を見れば、新たな収入源を見出す必要性がない。あからさまに「自分らの利権」しか考えてない主張だというのがわかる。こういう連中は本当に今すぐに死んで欲しい。日本の音楽文化を衰退させるために存在しているような連中だ。

コピワン、フェアユースの項でも書いたけど、私的複製は本来無条件でOKのはず。そこに補償金を取るという時点でどうかしているのだ。MDやCD-R衰退とともにこんな狂った制度は有名無実化するために、iPod・PC課金はなんとしても阻止しなければならない。

で、さらにこの記事を見てほしい。

私的録音の実態についての調査結果だが、これによるとレンタルからの録音が26%ほどある。そして、そのレンタルからの収入はというと、先の記事を見るとたったの3%。
これってどういうことかというと、利用実態に即してない収入ってこと。

多くの私的録音は、放送の録音や自分で買ったCDなどからの合法的な録音である。iPod課金はこれらからも金を取ろうとしているわけだ。
そんな暇があったら、レンタルからもっと金を取ればいいんじゃないか?CDのセキュリティはゼロに等しいのだから、レンタルしてきてコピーされまくると、それはさすがに著作権料に見合わない利用法ではないか。

私的録音について正当な著作権料を取りたいというのが、iPod・PC課金の根拠ならば、その前に利用実態の多いレンタルからの著作権料を増やすべきである。3000円のCDがたかだか300円で同じものが手に入るのはさすがに安すぎる。音楽配信だとCDと同じものが手に入るわけじゃない。コピーは出来ないし、再生に制限はあるし、圧縮されているし。
それと比べて、レンタルはあまりに安い。そして、その収入比率から見て、著作権者の利益を圧迫しているのは見てわかる。CDの収入比率が2割なら、レンタルは1割程度の比率があってよいはずだ。しかし実際は3%程度である。あまりに安い。ここからもっと金を取るべきだ。
少なくとも、レンタルからの課金は「使った人が、使った分だけ」払うことが出来てフェアである。使う可能性がない人からも取ってしまう包括的なiPod・PC課金より随分まともである。

こういったちょっと資料を見ればわかるようなことをせず、iPod・PC課金を推進するJASRACは金の亡者である。すぐにこの世から消えてほしいと切に願う。

バトン

2006年05月20日 05時03分45秒 | ヨーグルティング
葉月さんから回ってきたバトンをやってみようー

1.向かってくる人を避けようとすると、その人も同じ方向に避ける・・・
× これは弁当売りをやってた経験から、自分は停止して相手に進路をゆだねるようにしています。そうするとぶつかっても相手のせいだからねw
 
2.バームクーヘンやロールケーキを剥がす・・・
× まあ、分解して食べるものって他にありそうだけどねー
  
3.ポッキーをプリッツにする・・・
× べちょべちょになるのでやりませんw

4.とんがりコーンを指にはめる・・・
× テツトモのネタであったねー。でもとんがりコーン自体を食べないからなー

5.インスタント焼きそばのソースをかけてお湯を入れてしまう・・・
× 長い人生の中でやったことないとは言い切れないけど、普通はしませんw

6.扇風機に向かって声を発して遊ぶ・・・
× これもやったことないとは言い切れないけど・・・でも最近扇風機は使ってないなあ

7.携帯で友人からの電話に出たときに、「はい、○○です」と名乗ってしまう・・・
× 「もしもし」しか言わないなあ。あまり電話なんかかかってこないけどね。
刑事貴族の水谷さんみたいに「ホンジョウ~」と出たらかっこいいなあ。

8.知人との会話や仕事での会話中、脳内に顔文字が浮かんでくる・・・
× 顔文字どころかネット用語すら使いませんw

9.自動販売機でhotとiceを間違える・・・
× 基本的にホットは買わないなあ。よっぽど寒いときにお茶を買うくらいかな。
缶コーヒーはまず買いません。

10.1~10の間の○と同じだけの人数にこのバトンを回して下さい。

しまった、0だあw
でも、やりたい人は勝手に受け取っていいですよwwwww


もう一つ、自分好み同性異性バトンというのがあるようなのでついでにやってみます

1 貴方若しくは貴女の好み(異性)を教えてください
人並み程度の容姿に、人並み程度の知能。人並み以上の優しさ、思いやり。
私と話や趣味が合うこと。個性があること。
そして何より、私を認めてくれること。他にはなにも望みません。
大人しかったり元気だったり、大人っぽかったり子供っぽかったり、そういうのは個性としてどれも長所に見えてしまいます。

2 貴方若しくは貴女の好み(同性)を教えてください
異性と基本的に同じだけど容姿は問いませんwwww
 
3 異性に求める事は容姿?それとも中身?
基本的に上に述べた通りです。
付き合うのに容姿は関係ない!というとどうもうわべだけのような気がする。
だって、誰だって容姿があまりにまずかったらつきあえないでしょう。
なんだかんだいって容姿が占める部分は大きいはず。特別に美人とか美男子でなければならないわけじゃない、程度だと思う。
中身さえよければ外見は関係ないというのなら、外見が和田勉やガッツで中身が乙女とかナイスガイだったらつきあえるかという話ですよ。私なら無理ですw

まあ、中身は自分次第なので容姿よりは注文が多いかな?

4 同性に求める事は容姿?それとも中身?
これは間違いなく中身ですね。

5 異性とはどれだけ歳が離れていても付き合える?
まあ、好きになれるほどの人物ならばいくら離れてても。

6 同性とはどれだけ歳が離れていても付き合える?
友人としてなら、老若男女問わず。

7 最も苦手な異性のタイプは?
自意識過剰な人。感情的、非論理的な人。間違いを認めない人。嘘をつく人。

8 最も苦手な同性のタイプは?
基本的に異性と同じ。

基本的な私の人間関係のルールは、「来る者は拒まず、去る者は追わず」「怒られたら謝ればいいので、とりあえず我が道を行く」「世の中、ネタにならないことは一つもない」「突然殴られたら全力で殴り返す」くらいかな。もし私がうざかったりいろいろあったらとりあえず文句言ってください。前向きに善処いたします。

武器とか

2006年05月20日 04時26分34秒 | ヨーグルティング

ドロップ二倍期間はルシと爛漫しか出なかったんだけど、二倍が終わったとたんにマジカルストンパーが出ました!!
爪以来のメジャー武器ドロップ!5年武器初です!本当にありがとうございました!!!
あ、ついでにお金余ってるのでカーディガンとか買ってみました。暑そうですねw


そのあと青わかめが出ました。これで4-2レアコンプまで赤ヴァルだけ・・・でもレベルが124になるまで籠もっても出ない!オークションには出てるけどわざわざ買うこともないよなぁ、安いけどどうせ使わないだろうし・・・。

えいっ!
ああ、私はずっと飛ぶことは出来ないのかしら・・・


なんて思ってたらなみづきいおりさんが赤ヴァルくれました!ありがとう!
これで私、飛べるわ!!!!


キーン!!!私、飛んでるのね・・・・。

で、きのう葉月さんとちょっと対決エピやったときに4年強化保険が出たので試しに+5にしてみたら成功!
早速使ってみたら・・・自分のレベルが高いこともあり、雑魚を瞬殺してくれるじゃないか!けっこう使えるねこれwwww

いおりさん、ありがとー

コピワンと放送業界の殿様商売

2006年05月10日 17時23分02秒 | 政治・世相・スポーツ等
デジタル放送の問題点


近頃、民放を見ていると「2011年にアナログ放送は終了します」というCMを見かける。これは地上デジタル放送に切り替えられる期限が2011年ということを知らせるものだけど、どうもいまいちこの意味が浸透していないようではある。

このCMによって、「もうすぐ地上デジタルに完全移行してしまう」「今までの放送は終了して、今までのテレビだけでは受信できない」ことくらいは多くの人、つまり機械やら業界やらに詳しくないオバチャンでも理解しつつあると思う。

でも、デジタル放送ってなんなのかということ、その問題点について理解する人は少ないと思う。まあ、放送そのものは国が責任を持ってアナログ変換器的なものを配布するとかしないとか、そういう話になっていて、とくにあわてなくても突然テレビが見れなくなるとか、高い機械を買わされるとかそういうことはないだろうというのは分かってることなのだが・・・。

最大の問題点はコピーワンス問題だ。
現在のデジタル放送には「コピーワンス」という処理がされている。これは1回だけ複製可能という情報が放送に埋め込まれていて、対応機器では勝手に複製が出来ないようになっている。非対応機器では録画そのものができない。DVDがそのままでは複製できないのと同じようなものだと思ってもらえばいい。

1回複製というと、1回だけ録画したものをダビング出来ると勘違いしている人もいるけど、これは間違い。録画した時点でその1回目を消費しているのだ。つまり録画したらもうそれは複製できない。ハードディスクに録画したものは、DVDなどの記録メディアに「ムーブ」処理ができる。このムーブを行うと、HDD内のデータは消去されてしまう。つまり、複製は出来ないけど移動なら可能という状況だ。そして、移動先のメディアはこの著作権処理情報に対応したメディア(CPRM対応メディア)でなければいけないし、それに対応した再生機器でないと再生はできない。

この状況がとっても問題なのだ。
アナログなら、ダビングすると画質が悪くなるので、とくに問題はないとされている。まあ、アナログでもコピーガード信号を入れてダビングすると画質が異常に悪くなるという処理もないではないが、これは簡単に回避できてしまう。

しかしこのコピーワンスでは、デジタル的な処理でもって、そのままではコピーが出来ない。デジタルだと簡単にコピーができてしまうので、こういった何らかのコピーガード的な処理が必要なのはわかるのだが、これにいくつもの問題点がある。

まず、現状でデジタル放送というとBSや地上デジタル放送だろう。これらはハイビジョン映像になっている。これをそのまま録画できるハイビジョン対応のレコーダが出ている。ハイビジョン映像を録画すると、非常に容量を食う。通常放送の10倍近く食うと思っていいと思う。そんなのをHDDに録画していたら、いくら容量があっても足りない。そのうち一杯になるので、DVDなどに待避させる必要がある。そう、ムーブだ。

しかし、現状のDVDにムーブをすると、容量と規格の関係から、通常画質に再エンコードされてしまう。せっかくハイビジョンで録画しても、これをそのままの画質で残しておくことが出来ないにもかかわらず、元の映像は消去されてしまうのだ。SDカードなどに移動させて携帯端末で見る機能があるものなどもあるみたいだけど、それでも元の画像は消されてしまう。徹底的に複製をできないようにしてあるのだ。
まあ、ブルーレイだのHD DVDなどが出てきたらそれに残せばハイビジョン画質で残せるけど、価格的にまだまだ常用するレベルではないし、それにしても問題点は残る。

そのメディアの耐用年数の問題だ。書き込みが出来るディスクの耐用年数は5年から10年と言われている。永久に保存したければ時々新しいメディアに焼き直しをしなければならない。盗難、紛失、破損などのリスクから回避するにはいくつかバックアップも欲しいところだ。しかしそういったことはできない。
さらには、ムーブ中に停電が起きるなどのトラブルがあると、焼き込みに失敗したうえに元データが消去されてしまうこともある。そうなるとどうしようもない。通常の複製が可能なら、焼きに失敗しても元データがあるのだからもう一度焼けばいいだけのことだが、デジタル放送によってこういった不慮の事故に対する対策もとれなくなってしまう。

アナログでは簡単にできたこれらのことが、デジタル放送になることで全く出来なくなる。これでは、放送を録画するなと言っているのと同じだ。オンタイムで見れない人のために一時的に録画してもいいが、それは長く残したり、不慮の事故にそなえてバックアップをとったりしては困ると言っているようである。
実際、そう放送局側に問いつめた人がいたそうだが、「その通り」という返答をもらったという記事を見かけたことがある。放送局側はなんという驕りだろうか。これでは、高いデジタル対応機器に買い換えたくなくなるという人が増えてるのもわかる。

これから、彼らの勘違いについて述べていきたいと思う。


多分彼らは、違法コピーを撲滅し、P2Pでの流出も撲滅し、全ての視聴者が健全に視聴することを望んでいるのだろう。そうすることで、利益の取りはぐれをなくそうとしているのだろう。それがゲームやら映画やら、それを利用するのに必ず料金が発生するものならともかく、広告によって成り立ち、無料で放送されているものにまで持ち出すのはいかがなものか。
確かに無料の放送とはいえ、あとでDVDなどにして売るのに、勝手に流通されては困るというかもしれない。確かにP2Pなどでの、そういう流通は良くないことなのかもしれない。しかし、そういった流通が宣伝になり、DVDが売れることもあるので、一概にそれが権利者にとって害かというとそうではない。むしろ、勝手に流されることを前提としたビジネスモデルを作るべきである。それをせずに、正当な利用者の権利までも侵害していいというわけではないのだ。

彼らには確かに違法流通撲滅という大義名分はある。でも、それをやることで、正当に自分で録画して残そうとしている人まで被害を与えることになる。泥棒を捕まえるのに一般人にまで縄をかけてどうするというわけだ。
で、前述の「録画してほしくない」という放送局の本音を交えて考えると、「録画したやつもバックアップしたかったらDVDボックスを買え」と言っているようなものだ。いや、実際そう言ってるのかもしれない。この考えでは、家庭用録画機の存在自体を否定するようなものだ。なぜ家電業界はそれに文句を言わないのだろうか。これには業界の動向を理解する必要がある。

放送業界が録画そのものを禁じるような措置(たとえば、コピーワンスならぬノーコピー処理)をとると、家電メーカーからつるし上げを食うに決まっているから、一部妥協してコピーワンスに対応した機器を売らせることで買い換え需要を喚起させようというのである。しかしそれでは長く残すことが出来ないが、メーカーは機械さえ売れれば文句はないから、コピワンには文句を言わなかったのである。むしろ家電業界もコピワンを推進している。

実は、録画機自体を違法とする訴訟は過去にあった。でも、それは家庭での私的利用に関しては自由に行えるということで決着した。これをフェアユースという。フェアユースであるかぎり、著作権者にいちいち伺いを立てることもなく、録画、複製が行える。法的にはそうなっている。
ところが、訴訟天国である米国ではこの考えによってデジタル放送にもコピーワンス情報を乗せてはいけないことになったにもかかわらず、日本では現実にコピーワンスになっている。なぜだろうか。これにはいくつかの理由がある。

第一に、コピーワンスを乗せることを決めたのは国ではなく、放送業界だからである。
デジタル放送を見るには、B-CASカードというものを受信機に挿入する必要がある。これはデジタル放送を受信するにあたり、受信機が規格に合ったものであることを認めたという証である。これがないと暗号化されたデジタル放送をデコード(復号)することは出来ない。
そのカードを発行しているのは、株式会社ビーエス・コンディショナル・アクセスシステムズという会社。NHKとデジタル放送を行う民放各社と大手家電メーカーが出資して設立されたいち民間企業である。この一企業がこのコピワン問題や、デジタル放送の著作権問題について全て掌握していることになる。今後デジタル放送に完全移行していくことになると、莫大な利権を生むことになるのは明らかである。これは明らかに独占禁止法違反である。しかも放送そのものに関わらないので、どうやら総務省の監督を受けていないようですらある。なによりその存在が怪しい。HPを見ても、所在地が明らかでない。住所は私書箱、電話はカスタマー用のフリーダイヤルのみ。一体どこで何をやってる会社なのかさっぱりわからない。全くきな臭い匂いがぷんぷんする会社である。


第二に、日本の著作権法がいびつだからである。実際に条文を読んでみれば分かるけど、はっきりいって何が言いたいのかさっぱりわからない。良く読んでやっと分かる内容だ。それによれば、「フェアユースは認める」けども「コピーガードを解除することは違法」と書いてあるのだ。こりゃ明らかに矛盾だ。家庭内での私的複製は自由であると認めておきながら、著作権者側がそれを禁じるからくりをしくんだ場合、それを解除するのは違法。解除装置を売るのも違法。私的利用は自由なの?ダメなの?さっぱりわかりません。

米国では消費者の力のほうが強い。だから消費者がフェアユースをするという前提で規格を作らないといけない。国がそうしろとちゃんと注意している。
ところが、日本では著作権者側の力のほうが強い。JASRACの横暴に憤った人もいるだろう。著作権法を見てもそれは明らかだ。フェアユースは認めるけど、著作権者がダメといったらそれすらダメというわけだ。国が注意するどころか、法律まで作って著作権者の圧力に屈している状況だ。

これは明らかに世界情勢からみて遅れている。アンフェアユーザー対策をするあまりフェアユーザーの利益を損ねていては、文化は衰退してしまうのは明らかだ。
実際、それほどデジタル放送機器が売れてないのか、ついに経団連がこのコピーワンスについて考え直すように提言を行った。こんながんじがらめの規格では、誰も録画機器を買わなくなってしまう。そうなれば地デジ移行による需要喚起に失敗してしまう。そうなったら結局放送業界もダメージをうけてしまうだろう。なぜなら、一番のお得意さんである受信機メーカーが不景気になれば彼らからの広告収入がなくなってしまう。そうなればいい番組が減るし、テレビを見る人も減っていくというスパイラルが起きてしまうのだ。


過去、一太郎に違法コピーを禁じるプロテクトをかけたら突然売れなくなり、次のバージョンでそれを外したらまたバカ売れしたという逸話がある。iPodなどに取り込めないCCCDにすることで突然にCDが売れなくなったこともある。
このように一部の違法コピーを禁じることで、フェアユーザーの利益を損ねていては、結局儲からないのは事実だ。だからといって違法コピーが出来やすい状況にしておけというわけではない。違法コピーはいわば泥棒である。泥棒はいけない。しかし、1割の泥棒に侵入されることを恐れて入り口を過剰に警備し、普通の客が入りづらくなって客が10分の1になっては意味がないということだ。
大部分のまともな客は「俺らまで泥棒扱いするのか」と思うことだろう。客を神様だと思う気持ちがあれば、正規の客をまず優先して、泥棒対策は別の方法で行うか、宣伝費と割り切るべきである。
しかし、彼らに「客を神様と思う」気持ちはこればかりもない。それが「録画してほしくない」発言に繋がってきているのだ。上からモノを見て、客に「テレビを見せてやってる」と思っている、まさに殿様商売だ。それが著作権法に現れているのは、そういった連中が著作権法の改正に圧力をかけているからだろう。そしてB-CASのような怪しい会社に利権を集中させて、利用者に不便を強いている。

これではせっかくの技術が無駄である。
せっかく好景気になっているというのに、デジタルへの移行があまり進んでいないというか、関心が薄いのはなぜだろう。猫も杓子も携帯電話を持つご時世である。新しく便利なものは誰でも飛びつくにも関わらずだ。それは、新しいけど便利じゃないからに他ならない。
経団連の提言によって(というか、そういう提言はコピワン導入時から各方面からあったのだが)彼らが殿様商売をやめて、お客様本意の商売をするようになることを望む。
というか、アメリカのように国がコピワンをやめるように注意するべきだ。それと、B-CASの独禁法問題。これも早急に、2011年までにはきっちり解決してほしいものだ。

武器掘り

2006年05月04日 14時39分49秒 | ヨーグルティング
五年新エピは痛くてたまらないんだけど、ドロップ二倍キャンペーン中というのもあってかなかなか儲かるのでやる気が出るのであります。

3-1は3回に2回は出るのでいくら死んでも赤字になることはないし、いやむしろFにさえならなかったらガンバミン2回より死ぬほうが復活後数秒攻撃されないのでマシなんじゃないかとか思えるほどです。

で、5-2武器はちっとも出ないんだけど、なぜか4-2色違い武器が出まくり、オークションでの相場も普通タイプ並かそれ以下になっている状況です。で、昨日は10回くらいやったら2個も4-2レアが出ました。なのでたまたまいたデスピサロさん・・・いや牛さんと並んで記念撮影です。

牛さんと天真爛漫


牛さんとルシフェ

え?前後逆?


あと、謎のデュラル隊発見。