◆犬の散歩◆

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携帯に関する思いこみ

2005年12月31日 11時48分52秒 | 政治・世相・スポーツ等
世間ではこうだと思われてることでも、実際は違うことは結構ある。都市伝説がその類だし、それに限らずいくつもそういうことはある。

携帯についての思いこみときいて、一番に思い出すのが「ドコモは高い」というものだw
これ、いつから言われているのか分からないが、私がドコモの携帯を最初に契約したときから言われていた。でもドコモにしたのは、自分で比較したら一番安かったからだ。
これは、ときどき料金改定や新サービスが行われる度に比較しているんだけど、これまでずっと、他社よりちょびっとだけ安い設定にされているのが微妙なところだとは思った。でもこれ、8年も前からずっとドコモは一番安いのだけど、誰がドコモは高いなんて噂を流していて、それを調べもせずに信じていたのだろうかと、疑問に思うことがある。

まあ、それはいいとして、ここで言いたいのはそんなことじゃない。
前回に書いた電車内での携帯の利用について。携帯電話を電車内でたとえ音を消していて通話もしていなくても、使ってはいけないという人がいる。その理由は、医療用ペースメーカーに悪影響があるからだという。さて、本当に悪影響があるのだろうか。
結論から書くと、悪影響は、まずない。というか、実際に電車内でペースメーカーの誤作動でどうにかなった人など存在しない。存在しないのに、なぜ悪影響があるという話が一人歩きしているのだろうか?

これも、メディアの問題だろう。そういう話があるらしい、という噂を報道し、事実を報道しないので、これがまかり通ってしまった結果だ。交通機関では、明らかに「医療機器、ペースメーカーに影響があるので」と言い切ってしまっている。はっきりいって、そんな科学的根拠は、全くない。全くないのになぜそういうアナウンスをしているのか、甚だ疑問であるが、交通機関側でも事実を知らないか(考えにくい)、そう思いこむ人があまりに多くて、トラブルが続発するから、いっそ携帯は使わない方向に統一するつもりなのかもしれない。

ここで、ここまで読んでいる人は、影響がないという根拠は?と言うだろう。
もちろん、根拠もある。総務省が、数年前だが、その当時の携帯電話機を何十種類も集めて実験をしている。それはペースメーカーを人体に見立てた水などに沈め、携帯電話を近づけて影響を調べるものだが、影響があったのはほんの数個の個体で、それも6cm程度だという。もちろん、埋め込み式のペースメーカーに6cmも携帯を近寄せることは、現実的には不可能である。そして、安全距離として倍のマージンを儲け、12cm以上なら問題はない、という答申が出ている。
それからペースメーカーも携帯電話も進化をしているので、影響はさらに低くなっているはずである。そう考えても、12cmという距離は大きすぎるほどの安全距離であり、現実的にはその12cmという距離もほとんど接近不可能な距離だと言わざるを得ない。実際、ペースメーカー使用者でも普通に携帯を持ち歩いて、通話をしているのである。患者は、携帯よりむしろ電子レンジに注意せよと言われという話を聞いたことがある。

現実的に、「悪影響の可能性はほとんどない」にも関わらず、「電波を使っているものだからペースメーカーに悪影響があるに違いない」という思いこみがある。そう思いこんでいる人の話を聞いてみると、「通話中の携帯をスピーカーに近寄せるとバリバリと雑音が入る」という根拠を挙げる人がいくらかいる。こういうことを堂々と言うのは、やっぱりスピーカーの知識がないからだと思うのだが、スピーカーが電波の影響をうけて雑音を出すのは当たり前である。その、電波や電気の流れを音に変換するのがスピーカーなんだから、音が出なかったら故障である。
で、スピーカーが雑音を出すからといって、電子機器が誤作動するかというと、それとは別の問題である。たとえば、パソコンに携帯を近寄らせて、パソコンが暴走することがあるだろうか。ゲームボーイに近寄らせてみて、バグるだろうか。その他何でもいい、携帯によって妙な動作をする機械があるだろうか。もしあるのなら、携帯電話を接続してネットに繋ぐノートパソコンは、成立し得ないことがわかるだろう。

このように、携帯による電子機器への悪影響とは、半ば常識化しているが、これはもう都市伝説の類であることは、分かって貰えることだと思う。

ちなみに、万引き防止のゲートの電波によって、ペースメーカーが誤作動をしたという報告はあるようだ。しかし、患者は誤作動に気づかずにしばらく生活していたようである。そう、ペースメーカーとは、誤作動=即死ではないのである。心臓に繋いであるからといって、人工心臓じゃないのだ。「命に関わることだ」という誤解も、ペースメーカーへの影響をことさらに危険視するのに役立っていると言えるだろう。

携帯がペースメーカーに影響があると思いこんでいる人は、ちゃんとどのような、どの程度の影響があり、影響があった時にどうなるのか分かっていて言っているのだろうか。もちろん、分かってればそんな誤解はしないと思うが、危険だとか危険じゃないとか、物事を決定するのに、きちんと調べておくべきであるのは確かである。そのおかげで行動に何らかの制限を加えるのであればなおさらである。


思いこみの話リローデッド

2005年12月31日 05時14分14秒 | 政治・世相・スポーツ等
思いこみというのは、自分の感覚(主観)が客観であると勘違いすること。事実ではないのに事実だと決めつけてしまうこと。

狂牛病が危険であるというのも思いこみ。実際は数億分の1かそれ以下の危険度しかないのに、米国産の牛肉は危険だと思いこんでいる。それはメディアのせいではないか、というコメントも頂いているが、やっぱりそれは大きいと思った。
先日、テレビ朝日の番組で、ニュースのキーワードを芸人が勉強して、それを正しく発表できるかどうかというのがあった。そこで、とある芸人が狂牛病と米国産牛肉輸入再開の問題について解説していた。
だいたい言うことは合っているんだけど、どうにも「怖さ」を強調するような、米国の外圧に屈したかのような印象を与える内容だったのはテレ朝だからだろうかw
そこで印象深かったのは、全世界で160人程度しか死んでいないというのだけど、「感染者は160人程度」と言ったとき、説明を受ける側に座っていたMEGUMIが、「こわーい」と発言したことだ。数字だけを見れば、まずかからないくらいの確率なんだけど、160人という数字は、少なくない数字だという印象なんだろう。60億人のうちの160人にしか当たらないロシアンルーレットなんか怖くもなんともないのだが・・・。

食品安全委員会が米国の圧力に負けてOKを出したという風にも言っていた。それはまあ、事実ではあるけど、安全でもないものに安全というお墨付きを、圧力によって与えたという印象を与えた内容だった。実際は、安全なのはわかっているのに、全頭検査なんていう狂った条件を付けていた日本側に「わがまま言うならぶつよ」と言っただけのことだ。
こういうわがままが2年も続いたことは、日本の外交力、発言力が高まっていることの証明だから喜ばしいことだが、いくらなんでも米国も条件面で折れたのだから、「そろそろ駄々をこねるのはやめないか?(--#」というところだろう。
いちおう、国産と米国産で安全性に差はないという結論を出したという説明はしたけど、米国に無理矢理言わされてるという印象を与える内容だった。やっぱり、こういうメディアが要らぬ不安を与えているのだなあとしみじみ思った。
とりあえず、「怖い」と思うのは、なぜ怖いのか、どれくらい危険なのか理解してからにしてほしい。なんとなくテレビで煽ってるから怖い、と思いこむのは、こういった扇動マスコミの思うつぼだと思う。

そして、ここからが本題
とりあえずこれは一般論として読んで頂きたい。
人は、自分の感覚を最優先する。しかし、主観は十人十色といい、人それぞれ違う感覚を持つ。納豆をごはんのうえにかける人、別々に食べる人。カレーとごはんが別々に出てきたら、食べる分だけかける人、最初に全部かける人。主観というのは、どっちが正しいというものではない。

ところで、いくら人格者でも、自分的にありえないと思うことをする人に、不快感を覚えることはあるものだ。なんでカレーに納豆をかけるのか!?信じられない!といわれるが、うまいもんはうまいんだ。別にうんこ食ってるわけでなし、とやかく言うな!などはよくあることだ。
多くの人は、自分の辞書にないことをする人がいても、それが自分の主観の押しつけになるので、あえて文句を口には出さない。しかし、世の中には、不快だと思うことが全ての勝利者だと思う人もいる。そういう人は、自分が不快になったことを最大の理として、相手にそれを表明する。よく見かけるものでは、携帯音楽プレイヤーの音漏れなど。これは周りの騒音のほうがうるさいのだから、気持ちの問題だ。気になるのは神経質というものだ。まあ、その騒音の中でも聞こえてくるほどでかい音で聴くのもどうかとは思うし、機械音というかあのシャカシャカ音はうるさいとは思う。でも、やめろとかいうほどのものじゃない。どうしてもイヤならば自分が移動すれば済む話でもある。次に、電車内で携帯を使う人。通話をする人なんかとくに注意されがちなのだが、というかこの間見かけたのだが、すごい小さい声で別にうるさくもなんともない声で通話している人がいた。それが終電の発車待ちをしている車内で、なんらかの伝達をしていた。その通話中の男に、別の男が「電車内なんで、通話はやめてもらえませんか」と注意した。注意された男は、会釈をして通話を続けた。
確かに、電車内で通話しないのがマナーであると張り紙もしてある。でも、その人は必要な会話をしているのであり、また音にも注意してぼそぼそ喋っていた。周りにはでかい声で会話する女性らもいて、その男が周囲にどんな迷惑を与えているのか、甚だ疑問なのである。1人のぼそぼそ声に注意して、大声で喋る2人に注意しないのは、ちょっと合理的じゃないなと思う。
注意した男は、「電車内で通話自体が悪」とみなしているのだろうけど、どこにもそんなルールはない。通話は自粛するというマナーがあるというかもしれないが、通話自体がいけないのではなく、その通話が誰かの迷惑になることが問題なはずなのだ。なのに、いつからか、通話自体が悪ということになっているようだ。
だって通話はご遠慮下さいとアナウンスしてるし、壁にも書いてあるじゃないか、と言うかもしれない。でも、問題は迷惑かどうかであって、通話そのものに問題があるわけではないと考える。先ほどの携帯音楽についてもそうだが、それほど迷惑ではないのに、そのことがら自体を悪とみなす風潮があると思われる。少なくとも、シャカシャカ音は耳障かもしれないが、他人が電話しているのを見たからといって、どれだけ不快なのかという話だ。中には大きな声で電話するやつもいるけど。
そして、その男は通話後、注意してきた男に謝った。「必要な通話だったのですみません」と。私なら無視するか逆におめえがうるせえくらいのことを言うがw(もちろん、私は通話自体をしないが)、注意した男は、なんと、「まだ発車しないんだから出て話せばいいでしょう」などと追い打ちをかける。
ううううううっぜーーーーーーーーーと叫びたくなった。もう電話は切っていて、そして謝ったのに、なにその追加攻撃は。おまえは何様なんだ。と思った。そばでみていて、口論になるようなら参加してやろうかと思ったくらいだ。でも、電話していた方の男がそれでもぺこぺこしてたのでその場は収まった。マナー違反というのは確かに時として迷惑なこともあるが、さほど迷惑でもないのに、マナーをルールと勘違いした人がいちいち注意するのは本当にうざい。マナー程度でいちいち注意するのは、それこそマナー違反じゃないかとすら思えてくる。ルールだったとしても、どうでもいいルールなんかいちいち守ってられるか。たとえば徒歩での深夜の赤信号なんか守るほうがどうかしてる(ウチの近所は赤の点滅だけど)。
で、この程度ならまだいい。相手が大人だったから喧嘩にならなかった。もし血気盛んな若者だったら「おっさんうざいんじゃー」となっても不思議ではない。でもこの注意した男は「電車内での通話は禁止されてるから注意は当たり前」と思っているに違いない。自分の行為で不快に思う人がいるなんて、みじんも感じてないだろう。もし、この男のような観点なら、「いちいち注意するなんてうざいですよ」と注意してもいいことになる。


さて、もめ事が多いのはネット上も同じである。文章では全ての感情が伝わらないし、読み手の受け取りようによっていくらでも誤解の生じる可能性がある。それが原因でのもめごとはよくある。多くの原因は、意見の相違によるすれ違いである。

とある事柄について、どう感じるか、それは人それぞれである。それはよくないと思う人もあれば、いやそれくらいOKという人もいる。それを表示する針があるとして、左右に針が振れてる人も、真ん中の人もいるわけだ。でも、その針の振れ方の対極にある場合、相手を受け入れられない場合もある。そして、それがまずもめ事の原因となる。次によくあるのが、文章の受け取り方。丁寧に話しているつもりでも、相手が攻撃的に受け取ることもあるし、その逆もまたある。

もめごとが起きたときの対応のしかたにも千差万別ある。ひたすら問題から逃れたいと思う人。とことんまで話し合って意見の共通化を狙う人。もめごとが起きる自体がよくないと思う人。人それぞれである。
私などは、意見の違いですれ違いが起きたときは、それが本当に相容れないものなのか、妥協点を探して意見のすりあわせが出来るのか、出来るだけ探りたいと思っている。また、文章が足りなくて伝わらなかった事実がある場合、出来るだけ「こういうつもりでした」と伝えたいと思う人間である。
ところが、最初に相手が問題視した意見があるとして、それに対して相手が喧嘩腰になったとする。私は、そういうつもりじゃないんですよ、こういうつもりなんですよと説明する。でも、相手は最初の印象を改めず、私が言い逃れをしようとしているとか、相手の意見を受け入れない頑固者だとか、相手を否定しようと攻撃しているだとか、弁明をそういう意味に受け取る人がたまにいる。
こういう人は、自分が私に対して不快に思った感情、これが主観で、しかも誤解なのにもかかわらず、事実で客観だと思いこむことが多い。そして、弁明すると単なる口答えだと思う。こっちは、そんな意味ではないと再三説明して分かってもらおうとしてるのに、「間違ってるのはお前、俺は正しいのだ」と言い張っている分からず屋であると受け取るわけだ。
彼らは最初の印象を絶対に払拭できない。説明が不足している文章から、いろんな意味にとれるのに、最悪の意味だけに限定して受け取っていた場合でも、それが相手の一貫した主張だと強く思いこんでしまう。結果として、それが勘違いだと分かったとしても、最初の悪印象を改めようとしない。自分が勘違い、早とちりをしたにもかかわらず。
その早とちりや勘違いの原因は、説明不足な文章を書いた側にも半分はあるのだけど、その説明を攻撃とみなしてしまうし、そもそも勘違いを指摘されるだけで攻撃されたと思う人もいるので、こういう人ににらまれたらもう、その人とは一生仲良く出来ないのである。
過去、こういうタイプの人とはいくらでも遭遇してきた。そして、最後に彼らは自分の勘違いが明らかになったときでも、訣別宣言をしてくるのだ。私のほうに、相手の意見を取り入れない頑固な人だから、みたいな理由を言う場合もあるし、これ以上話し合っても無駄だからという場合もあるし、場の雰囲気が悪くなったのでやめるという人もいるし、もちろん、管理人がやめろという場合もある。そういう結末の場合、たいてい私が悪人にされてしまう。最終的に、彼らの勘違いが明らかになった場合ででも、である。

彼らは、自分の意見の説得力を高めるのに「みんな私が正しいと思っている」という言い方をする。みんなとは誰か?と質問されても、多くの場合、誰とは言えない。自分の身内はそうだとか、後ろで見てる家族もそういってるとか、友達に話したらそういってたとか、そういうことを言う人もいる。まあ、伝聞の場合は、自分が正しいと思っている部分だけを伝えるから、同意する人もいるのだろう。身内なら問答無用で支持することもあるだろう。
でも、そういうあまりに一方的な多数決に意味がないのは言うまでもない。ここで彼らがいう「おかしい」というのは主に二種類。一つは、意見自体の正当性。もう一つは、感情的な問題。気に入るか気に入らないかの話。
前者は、論理的に証明が出来ればそれで証明できる。でも、まあ、私ははっきりいってこの論理的証明で負けたことはない。最初から証明出来ないことは主張しないから当たり前である。仮に間違ったときでも、こじれるより前に訂正するからこれで問題が起きることはまずない。
で、次の感情的な問題。これはもう、証明のしようもない、反論もできない、問答無用の問題なのである。そして、自分が不快に思ったら、いかなる手段を用いてでもそれが正当な感情であり、相手がおかしいのだということを主張しにかかる。それが身内アンケートだったり、ソースのない思いこみだったりする。身内が味方をするのはあたりまえだし、ソースのない思いこみ主張もまた根拠などない。感情は主観であり、証明なんかできない。だれもが不快に思うこともまああるだろうが、とりあえず主張が論理的に正しければ、全ての人が不快に思うなんてことは存在しない。これは圧倒的な事実である。でも、たまにこれが見えない人がいる。
自分が相手を嫌いだ、ということや、そこまでいかないまでも、不快だと思ったこと、それ自体が自分の勘違いをごまかすために用いられる場合が多い。
彼らは、それが主観の押しつけであることに、気づいていない場合が多い。これを相手を諭すのに使う人もいれば、攻撃に使う人もいる。ここらへんは人間性の違いということになるが、これを根拠に使って「みんな不快だと思ってる」と言うのは、主観の押しつけに他ならない。もちろん、論理的に間違っている部分があるのなら、それは相手に押しつけてもかまわない。なにしろ、間違っているのは事実なのだから、受け入れるしかない。

そして、私がよく言われるのは、「あなたの言うことは、最終的には正しい。でも、不快である」というもの。これは「人を憎んで論を憎まず」といったところか。最初の部分は客観論。最後の部分は主観論。で、どこが不快なのかと問うても、よくわからない。

私は、具体的な方法論として、相手の誤解を解くために、こちらは相手の態度を問題にせず、相手が誤解している部分だけを、丁寧に、簡潔に、説明しているつもりなのだが、たまに、これまでに説明した理由によって、相手が怒ることがある。もちろん、多くの場合は、説明を理解してもらって、穏やかに終わるわけだが。
こちらは、汚い言葉を使わないとか、相手を悪く言う言葉を使わないとか、丁寧な言葉を使うとか、気を遣っているのだが、相手はどうにも人をこけおろそうとしたり、明確に悪口となる言葉を使ってきたりする。でも、不快だと言われるのは私の方なのである。このへんはとっても納得いかないところである。

で、「不快」という、抽象的かつ主観的な理由を押しつける人の場合、これは最初の携帯に注意してた男の話にも繋がってくるが、自分が不快だと思うことが、絶対的事実だと思いこむことが、ままある。これは誰だってある。私も、公共の場で子供が騒ぐことについて、人並み以上に腹を立てることがある。でも、それが人並み以上であることを自覚しているので、よほどのことがないかぎり注意はしない。私が注意するのは、子供に蹴られたとか、靴を脱がさずに椅子の上に立ってるときなど、明らかに常軌を逸している場合くらいである。で、そこまでやっても注意しない親というのは、こちらが文句を言っても素直に謝らない(というか、なぜ注意されたかすら理解してない)バカ親であることが多い。
話が逸れたが、ともかく、自分が不快と思うことが、客観的に相手に押しつけてもいいほどの不快度なのか、誰もが不快と思うのか、なんらかの合理的理由があるのか、それを考えて「不快だからやめろ」と言うべきである。「自分が不快に思った」ことは、相手に注意するという、それだけでも失礼な行為に対する免罪符にはならないのである。注意するだけの客観的な理由がなければダメである。注意だけならまだしも、相手を悪人扱いするのはもってのほかである。そういう扱いを受けることは、私にとっても「不快」なのである。だが、もめ事が起きているときに「不快」を言い合うと、まとまるものもまとまらない。だから、私は、そういう場で「不快」ということは、実際に不快に思っていたとしても、控えるようにしている。だが、相手はそうではないのも納得いかないものである。

たとえば、掲示板で言い争いをすること自体が悪と思う人もいる。でも、相手に悪人扱いされたまま私は黙ってそれを受け入れる必要があるのか。そんなことはない。ちょっとくらい弁明する権利はある。そして、相手に、人の話を受け入れようとする気持ちさえあれば、こちらの弁明を黙って聞いて、分からないところを質問するというスタンスを取ればいい。そうすれば、それは言い争いじゃなく、単に説明をする人と聞く人である。
でも、相手はそのつもりがない。最初に悪人と思ったら、それはもう絶対に覆らない。こっちがいくら説明しても、悪人が言い逃れをしようとしているというスタンスで、喧嘩腰に反論してくる。それに対してまた弁明していると・・・。私が荒らしていて、それに注意している人、という構図が出来てしまう。そして、その人の身内は、その人をひいき目に見るから、その構図で見る人が複数現れる。そして、彼ら同士で結束する。共通の敵は結束を強めるというのも、周知の事実である。
そこで、「みんながお前を不快に感じていた」といい出すわけである。少なくとも、その人の味方は自分以外にもいるという部分でしかそれは成り立たないのだが、狭いコミュニティで、その中の大部分が同意すると、世界中でもそれが真実だと勘違いしてしまうこともある。私がよっぽどひどいことをしているとか、論理的に破綻しているのを証明されても荒らしているのならともかく(そういう部分があるなら、そこを指摘すればいい)、単に感情でそう勘違いするのは、とても危険である。それに気づかずにいると、そのコミュニティは排他的なものになってしまうし、内容によっては特殊性すら生まれてしまう。我々が理解できない趣味で集まるオタクをみると奇妙に見えてしまうのと同じく、自覚せずにそういうような特殊なコミュニティとしてみられるようになってしまう危険性がある。クローズドな場所ならともかく、公開されている場でそれはとってもまずい。できればそういうコミュニティを形成するのは避けた方がいい。問題点は些細なところから増幅していくものであり、微弱なものが次第に増幅していくのは内側からは気づきづらい。

確かに、その場では言い争い自体がまずい、という風潮があるのならそれは尊重されるべきだ。でも、一方的に悪人扱いされる側が、どれだけ「不快」か、議論自体が「不快」と人に言うまえに、それを一寸、考えて頂きたいと思うわけである。こちらには争う意思がないのだから、それを争いにしているのは、私を悪人扱いして、排除したいと思う側である。争い自体が嫌いなら、まず、喧嘩腰になっているのはどっちかをよく考えて、冷静に対処するべきなのである。
自分が喧嘩腰だと、相手のなにげない仕草が挑発的に感じてしまうこともある。そう、相手が喧嘩腰だと思ってる場合、多くはそれは自分の感情を差しているのである。私はそうならぬように、ほんとにカチンときていたとしても、冷静に冷静に書くことにしている。間違いを丁寧な口調で指摘されて怒ってるのだとしたら、それはまだまだ甘いと言わざるを得ない。もめ事が発生し、自分が相手に不快だと言うとき、ほぼ間違いなく相手も不快だと思っているのだ。さて、どっちが絶対的な正義か?そんなものは神でも決めることは出来ない。不快なのはお互い様なのだ。そのとき、自分だけが不快というのは、ちょっと自分勝手ではないかと私は考える。


さて、今回の記事は、一般論と先日の件を曖昧に書いていて我ながら卑怯だとは思うけど、先日の件はコメントの返事にも書いた通り、私は間違ったことをしたつもりはない。管理人氏には個人的に弁明と謝罪メールを送っておいたし、トラブルと強迫的主観(思いこみ)についての私なりの論はここにも書かせてもらった。これをもって私のスタンスの証明とさせて頂きたいと思う。私はこれだけ配慮して活動しているんですよ、そして、あなた達はどれだけ配慮しましたか、と、「あの人」には言いたい。管理人氏はとっても配慮しておられるが、ちょっと違うという部分があったので、今は人間性の良さで問題が起きてないとしても、それは増幅するととってもまずいことになるので、できれば自覚して頂きたいなと思った次第。

まあ、私のような性格だとトラブルも多いのは確かですよ。だからこそ、トラブルがなぜ起きるのか、それを回避するにはどうしたらいいか、というのがよくわかるのも事実。でも、私だけが分かっても仕方ないので、できれば相手にも理解して頂きたい。そう、一番大事なのは、相手を尊重しようとする心構え。最初から悪人扱いし、言い訳を全く聞こうとしないのが、一番のトラブルの原因なのであって、意見や立場の相違、あと態度などはたいした問題じゃない。
相手を尊重し、理解しようとする心さえあれば、宗教や人種が違っても、それはそれとしてなかよくやっていけるはずなのだ。でも、最初から敵味方のくくりでしか見れないから、戦争はなくならないというわけだ。日本がいくら歩み寄っても、最初から敵対することしか考えてない中国や朝鮮とは、一生仲良くなどできないのである。こちらにも悪いところはあるかもしれないが、互いに尊重して話し合いましょう、といくらいったところで、相手はそういった可能性を一切排除して攻撃のみを行おうとしている限りにおいては、どんなに片方ばかりが歩み寄っても無駄というわけである。

おや、急に話がでかくなったところで、この果てしなく難解な記事は終わる。
私が体験したトラブルと、その問題点などはそのうち綴ろうと思う。

思いこみの激しい人の話2

2005年12月23日 14時07分00秒 | 政治・世相・スポーツ等
思いこみが激しい人の話、実例など

「思いこみを否定されると狂う」人はわりといる。某匿名掲示板ではとっても多いことだけど、先の狂牛病の話や、電子レンジの話などでも、事実を教えても一切受け入れようとしない人もいる。自分は推測でものを語るくせに、相手にだけソースを求める。こっちがソースを出しても信用しないが、自分はソースを絶対に出さない。出せるわけがない、思いこみだものw
たまに出すこともあるけど、そのソースを読んでみると、誰か分からない人が推測で語ってるだけのものだったりするw
そして、どうにも反論出来なくなると個人攻撃、人格攻撃を始めてしまう。が、別に匿名掲示板でそんなことをしても、名無しが名無しを罵倒しても、どうってことはないのだがw
ともかく、彼らは自分にしか通用しないルールというものを持っている。それに反するものについては力一杯の拒絶をする。それが現実に反していても、法律に反していても、優先するのは自分ルールのほうである。


ちなみに、これは匿名掲示板に限った話じゃない。ちゃんとHNを名乗り、また管理人と面識などがあるような場でも平気で起こりえることだ。
某所での話だけど、野宿は危険かという話になり、野宿のスペシャリストwである私は、今まで何度となく野宿をして、一切危険な目に遭ったことがないので、「さして危険ではない」と発言したのだが、やっぱりそれは受け入れられない人がいた。そこでは女性が野宿をする場合について話題が移行していたが、確かに女性が野宿するのは「常識として」勧められないのだが、現実としては、寝袋に入ってるのが男だろうと女だろうとたいした違いはない。暴漢だっていちいち確認して襲うわけではないのだから。というか、道ばたで寝る人間が金を持ってるわけがなく、また女が寝てるわけないという思いこみがあるのだから、まず襲われるなんてことはない。
また、女性が寝てるからといって即襲われるかというとそんなことはない。確かに女性が野宿をするなど、よくないことである。しかし、「よくない」ということと「危険」ということは別であるということが分からない人がいた(別に私は女性に野宿を勧めているわけではない。危険か危険でないかだけの話である)。このときはそれで終わったので良かったのだが、この人はこのときに私に目を付けていたのか、別の話題でも食ってかかってきた。
私は、新聞の勧誘が来て、断ってもしつこく購読を迫られた場合、素直に契約することにしている。そのときに景品を大量に貰うわけだが、実際に購読するつもりはないので、速攻でクーリングオフをする。でもその景品を取りに来ることはないので、景品だけ貰えてしまうことになってお得だと発言した。
そうしたら、新聞を取らないのに景品を返さないのは人としておかしいとか、そんなことを堂々と掲示板に書くのは非常識だとか言われてしまった。曰く、その人は新聞店の人のようで、そんなことをされたら困るという。
もちろん、こちらにとっては拡張行為そのものが迷惑であること、いらないといってもすぐに帰らないことは犯罪ですらあること、景品を返したくても取りに来ないから無理であること、フリーの拡張員は普通に断っても帰らないし、無理に追い返すとガス栓を閉めるなど異常な嫌がらせをしてくるので契約するしかないと反論はした。ところが、人を非常識扱いするだけして、謝罪も訂正もなにもなく、「見ている人が判断するでしょう」「自分の場所ではないのでこれ以上は書かない」といって逃亡されてしまった。なんと失礼なことであろうか。
私はとくに礼儀にうるさい人間ではないし、自分も無礼なこともあるのだから、他人の礼儀についてとやかく言うつもりはない。しかし、人を「非常識」と批判したからには、それなりに責任があると考える。人を批判するということは、その発言について責任を持たなければならない。批判が批判として正当であればいいが、そうでないなら、それは誹謗中傷となるからだ。だからこそ、その人は私の反論に再反論して私が非常識であることを証明するか、非常識と言ったことを訂正して謝罪しなければならない。これは人道的にも法的にも義務といえる。私は、人を批判するときは、反論されればさらに反論や、こちらの間違いがあれば訂正や謝罪をきちんと行う。
ところが、それ以降、その人が私に返答をすることは一切なかったのだった。言いたいだけいって逃げるとは、一体どっちが非常識なのか、と言いたいところだが、やっぱり管理人に迷惑をかけるわけにはいかないので、それ以上追求することはしない。

自分は言いたいことをいい、相手には「管理人に迷惑だから」といって言わせない。さらに自分の間違いを認めない。名無し同士が罵倒しあうような所ならまだしも、ちゃんとHNを出して面識のある人と会話する場所においても、こういうことが平気で出来るというのは、一番嫌いなタイプの人間である。唾棄すべき人格である。
~4.5.2006追加・後にその人には掲示板にて、非常識などということや、謝罪なく対話を打ち切ったことについて謝罪があったので、こちらも配慮が足りなかったと謝罪し、和解となりました~


こういう人は、自分ルールを持っている。そのルールに外れるものは、法律だろうが現代科学の最先端だろうが、簡単に否定する。そもそも常識というものがないので、普通の常識を教えても理解しない。そのくせ、自分の異常な行動が常識的であると思いこんでいる。常識の押し売りである。しかも狂った常識の押し売りである。それに応じない人は全て非常識と決めつけられてしまう。こういう人に絡まれたら、徹底的に争うか、ほっとくしかない。まあ、私は言うまでもなくとことん言うタチなんですけどねw


人を批判することは悪いことでも失礼なことでもない。ただし、人を批判するときは、その吐いた言葉を飲み込んではいけない。その発言についての苦情には、いつでもどこでも責任を持って返答しなければならない。それが、人を批判する人間の義務である。

しかし、思いこみの激しい人は、現実を無視した斬新な主張をし、それが間違っているということを絶対に認めず、逆に事実を言う人に対して異常な反応をするのである。多分、妙なプライドが邪魔をしているのだとは思うが、そのようなものはプライドでもなんでもない。プライドある人間は自らを省みることが出来て、さらに自らを謙ることができる人間のことを言うのである。

人は思いこみで現実を見誤る

2005年12月23日 13時53分52秒 | 政治・世相・スポーツ等
人は思いこみが激しいというお話

人は思いこみが激しい。そして、それは時として、現実や事実よりも優先してしまうことがある。そして、事実を教えても一切受け入れようとしない、そんなとってもおかしな人が世の中にはいるという話。
先日、米国産の牛肉の禁輸措置が一部解除された。米国産牛肉といえば吉野家だけど、まだ流通量が少なく、また空輸のためコストが合わずまだ吉野家の牛丼の復活にはなっていない。

さて、この米国産牛肉、輸入をすべきでないという意見がややある。テレビでも一般の人にインタビューして、自分なら食べるかどうかという意見を求めている。
気にしてられないから食べるという人もいれば、怖くて食べれないという人もいる。私はといえば、牛丼より豚丼がうまいと思うので、別にどっちでもいいけど、安ければ食べるかなといったところ。
狂牛病が怖くないのか?という声も聞こえて来そうだけど、はっきりいって怖くない。というか、怖いと思うほうがどうかしている、というお話をします。

ところで皆さんは、牛肉がどれだけ危険なのか、とくに米国産牛肉がどれだけ危険なのか理解したうえで怖がっているのだろうか?そもそも、狂牛病の牛肉を食べるとどうなるのか、わかっているのだろうか。
狂牛病とは、牛が異常プリオンの増殖でもってかかる病気である。プリオンとは蛋白質そのもので、どの生き物にも存在するものである。しかし異常なプリオンは脳をスポンジのようになるなどと言われている。異常プリオンは煮ても焼いても無毒化できない。
そして、ヤコブ病と言われる病気が人間にもある。これも同様の症状があるとされる。通常のヤコブ病は年配の人がかかる病気だが、「変異性」ヤコブ病と言われるものは、若年層もかかることが特徴で、ここではこちらの変異性のヤコブ病のほうを扱う。

この二つの人と牛の病気、さも狂牛病の牛の肉を食べると人間も同様の病気になるように思われているが、実は、科学的に関連は証明されていない。掲示板などの反応を見ていて、これを知らない人が多いのに驚いた。

ただ、原因、症状が似ているので関連があるとされているし、異常プリオンが蓄積される「危険部位」を食べていた英国での感染者が異常に多いことで、状況証拠的に関連があるとされている。まあ、これはいい。多分、関連はあるだろう。しかし、まだ証明されていないという事実を心に留めておいてほしい。

次に、牛肉を食べると、どれくらいの可能性で変異性ヤコブ病に感染するのか。全世界でどれくらいの感染者がいるのか。
感染した場合、まず間違いなく死ぬ。そして、いままでの死者は全世界で160人足らず。これをどう思うかは人それぞれだと思うが、私は「たった160人」と感じる。全人類60億、牛肉を食べない人たちを除いても、数十億分の160。数千万分の1という確率である。
そして、これは肉骨粉規制前、危険部位を食べていた頃の英国の数字を入れてのもので、現在は殆ど報告されていない。年に数人というところである。確率でいうと、数億分の1ということになる。

日本人の感染者は、英国渡航歴のある1名のみ。危険な行動を取っていて、一億分の1であり、そうでない人はゼロということになる。いいですか、ゼロですよ。ゼロ。今までに日本国内で牛肉を食べてヤコブ病にかかった人はいないのだ。にもかかわらず、さも牛肉は危ないかのような報道がなされている。ここらで、どれくらいかかりにくい病気であるかをしっかり報道してほしいものだ。

厚労省はどう考えているかというと、狂牛病についてのFAQページを読むと、国内の日本人が感染する可能性は、1億分の1から10億分の1という。算定理由は、国内産、国外産の牛肉の流通状況などから出したとのこと。これはまあ、ちょっと高めな確率だとは思うが、そんなものかもしれない。ちなみに、これは全頭検査前の数値である。今は全頭検査しているので、もっと低くなると思われる。

さて、こう見て来たところ、変異性ヤコブ病に感染する可能性は、数億分の1から数十億分の1といった所だと思われる。ここまで低確率になると、分母がいくつでも対して違わないと思える。限りなくゼロに近い確率だ。こんな低確率のリスクを許容できない人というのは、精神的にどうかしていると思う。え?その数億分の1になりたくない?リスクは少ないに超したことはないって?でも、その考え方はおかしいのである。

なぜなら、交通事故では毎年1万人弱、最近は減ってきて9千人弱は死ぬのである。人口比でいうと1万数千分の1である。なんと、牛肉を食べて変異性ヤコブ病にかかって死ぬよりさらに一万倍以上も高い確率である。ヤコブ病を恐れて牛肉を食べないというのなら、交通事故を恐れて車廃止論を唱えるとか、外に一歩も出ないとかをしなければバランスが取れない。
1万分の1で死ぬ、外を出歩くという行為に恐怖感を覚えず行動に制限を加えていないのに、さらに一万倍も死ににくいことを恐れて行動に制限を加えるのである。私はきれい好きだから1時間おきに手を洗うといいつつ、1ヶ月風呂に入らないようなものである。まともな神経ではないのは分かって貰えると思う。
ちなみに、食中毒で死ぬ人は数十人、食べ物が原因で死ぬ人は数千人、殺人事件の被害者は千数百人程度。宝くじに当選する確率は1000万分の1である。これらよりヤコブ病のほうが怖いと思っていた人は、認識を改めるべきである。それでも怖いという人は、現実より思いこみを優先する、変わった人ということになる。
牛肉を食べるときは、狂牛病より、その肉料理で食中毒になることを心配するべきなのである。
これに対して、米国産の牛肉は管理がずさんだから輸入すべきでないという。これも正しいとはいえない。確かに米国での肉牛の管理はずさんである。いつ生まれただのといった管理はない。全頭検査もしてないから、狂牛病感染牛があまり見つかってないのも、単にわからないだけだというのも、そうだろう。
ところが、まず、危険部位も余裕で食べていた英国を入れても160人という低確率でしか発症しない。普通、たとえば発ガン性を言う場合、100万分の1の発症率であればその物質の発ガン性は「安全」と定義されるという。その定義であれば、危険部位は安全なのである。ただし、その危険部位さえ食べなければさらに飛躍的に確率を落とせるのだし、危険部位を切除することはそうコストのかからないことだから、危険部位を切除するようになっているのである。
日本は全頭検査をしろというが、膨大なコストをかけて感染牛を特定しても、危険部位さえ食べなければそれでいいのだから、全く無駄なことだ。ようは管理を徹底して生年をしっかり把握し、異常プリオンが検出されない若い牛の危険部位以外だけを食べればそれでいい。全頭検査して異常牛を全て排除したところで、感染リスクはそれほど下がらない。費用対効果が悪すぎるのだ。こんなもの、安さが売りの米国牛にもやらせようとしたって無理に決まっている。
で、昔なら外圧で無理矢理認めさせようとしたであろうところ、今回はきちんと「20月齢以下限定」「今後は管理を徹底する」ことを条件に、また日本が工場の監視にすらいくという。それで科学的にいって十分すぎるほどの対策だ。これ以上何を望むというのか?
日本人は潔癖というが、全頭検査を強要するなど、ここまでいくと潔癖どころか異常である。
などと書くと、アメリカの言いなりになるのかとか、発表されてるデータは嘘に決まってるとか、アルツハイマーとして診断されているヤコブ病患者が隠れてるとかいう陰謀論に走るやつが現れ出し、さらには吉野家社員とか、工作員だとかいうレッテル張りに突入するわけで、困ったことになっていくというわけです。


もう一つ見つけた思いこみ。
今ではそう珍しくないけど、電子レンジでお米を炊くという器具が発売されている。その新製品は、吹きこぼれず、お椀にそのままごはんが炊けて、そのまま食べられるというもので、ちょっと目新しいものだった。それについて意見を寄せる掲示板において、これもある程度予想できる反応がいくつかあった。

一つめは、「電子レンジでごはんを炊くなんて電気代が無駄すぎる」というもの。
二つめは、「まとめて炊いて小分けにして冷凍しておいたほうが一膳だけ炊くより楽」だというもの。

これは、どちらも間違っている。
レンジで炊く場合、炊飯時間は10分から20分で、主にレンジの弱を使う。その場合、電力は400wから500wになる。そして、3合まで炊ける小型の炊飯器で炊飯時の電力は300wから400wで、炊飯時間は30分程度である。そう、消費電力はたいして変わらないのである。
確かに、レンジを使って他になにかつけるとブレーカーが落ちたりした時代もあったけど、レンジが電力を無駄に消費するというのは思いこみなのだ。そもそも炊飯器も電気で動くのだから、それほど違いがあるわけがない。
しかも、小型の炊飯器はレンジと同等だが、IH炊飯器などの高級機、これはもう1kwを越えるものもある。つまりエアコン並である。これこそへたに使うとブレーカーが落ちる。多くのお米を一気においしく炊くのに適しているのだろうけど、これは驚きの消費電力である。

次に、小分けにして冷凍したほうが楽だという意見。これはとくに考えるまでもない。まず、電気で炊いて、さらに電気で解凍するのだから、二度手間であり、エネルギー的に無駄なのは言うまでもない。しかも小分けにして、冷凍にしてという手間もかかる。
まあ、冷凍してあるものを解凍するのは楽かもしれないけど、それまでの手間がその都度炊くのに比べて多すぎる。また、冷凍の電力も考えると資源の無駄そのものである。

こういった思いこみは誰にでもある。私も、一瞬レンジで炊くのは無駄かな?と思ったけど、炊飯時間から消費電力を考えてみたら、全然無駄じゃないことがわかった。この間数秒である。この数秒をあえて行うか、そこに思考が行くかが思いこみで間違った言動をする人と、そうでない人との違いだと思う。まあ、もちろん私も思いこみで適当なことを言うこともあるけど、なるべくそういうことがないように努力しているつもりだ。

日々、これは思いこみなのか、常識ではこうだけど実際はどうなのかと考えて、必要あれば調べてみるくらいであるべきだと思うが、そこまで几帳面な人はいないのだろうなとは思う。でも、「現実はこうなんだよ」と言われて、「そうなんだ」と思える人であってほしい。中には、現実をどうしても受け入れようとせず、逆に相手をきちがい扱いする人が少なくないのだ。次回はそんな話をする。

構造偽造問題・証人喚問・家宅捜索

2005年12月21日 02時12分31秒 | 政治・世相・スポーツ等
まず証人喚問。
参考人招致の時は体調不良として欠席していた姉歯さん、理由なく拒否したら捕まってしまう証人喚問には出席。不自然な髪型がさらに不自然になっていたとかいうことはおいておいて、質問には真面目に答える姿勢が見えたように思える。

ええ、国会中継見てましたよ。彼の主張の根幹は今まで明らかになっていたことと大差ない。しかしはっきりと、公の場で、偽証をしたら犯罪になる場において発言したというのは、意味のあることだ。
木村建設(東京支店長のハゲ)からの圧力があったこと、チェック機関がザルだということ。でたらめな構造書など、見る人が見ればすぐにわかるレベルなのに、誰も気づこうとしなかったことなど、はっきりと証言した。これは、こういった重大な組織犯罪に関与したものとしての責任を果たしていると言える。彼の罪は消えないが、今後もこの姿勢で事実解明に協力してほしいものだ。
彼以外の関与していたと思われる人物、組織は、全て自分に責任がないという。しかしそれはあり得ない。なぜならば、姉歯1人で行うには利点が全くないからだ。彼も「私1人で出来ることじゃない」と言っているし、彼が1人で行って誰が得をするのか。
イーホームズは見抜けなかったのはウチだけじゃないという。だからなんだというのだ。よそが見抜けなくてもお前らが見抜かないでどうする。なんのための検査機関だ?どの口がそんなことをいうのか、厚顔無恥とはこのことだと思った。

これではっきりした構図はこうだ。
総研(経営コンサルタント会社)→ヒューザー→木村建設→平成設計→姉歯設計という流れで、上から順番に「震災レベルで崩れてもいいから、普段崩れさえしなければ鉄筋を減らしてもOK」という強制ともいえる指示があったこと、一個でも上の段階からの命令は逆らえないほどの力関係があったこと。そして、彼らは盲目的にその指示に従う優秀な兵隊だったこと。チェックするべきイーホームズが、とくにザルで、「ほとんど見てないのでは(姉歯証言)」ということ。
総研から姉歯へのラインは、悪の枢軸という関係であり、姉歯から木村へのキックバックもあったというし、下に行くほど儲けてもいないし抜けたくても抜けられない状況であるのがわかる。しかし枢軸から飛び出した格好であるイーホームズはどうか。単なる怠慢者か、なんらかの関わりがあってあえてそうしているのか。そこは今後の捜査によって明らかになっていくことだろう。

そして、この悪の枢軸ラインについて、総研の代表も証人喚問に立った。そんな指示していない、建築会社ではないので指示出来る者などうちにはいないなどと証言していたが、民主党の議員によってそれが嘘であることがわかるメモが存在することが明らかになった。曰く、総研の四カ所という人物が、事細かに鉄筋を減らすよう指示しているものだった。
馬淵議員の「これは指示じゃないですか!指示じゃないですか!」はパフォーマンスが過ぎると思ったがw、まあ、グッジョブといえるだろう。それに対して自民の議員は・・・殆ど自分が喋ってて、話にならん。同じ事ばかり聞くし、あんなじじいは即刻クビにしろ。

で、総研のこの文書に対する返答は「そんな指示があったことは私は知らない、調べてからお答えする」と言うに留まる。さらに後日、総研HPに載った弁明によると「そういう方法もあるということで、そうしろというものではない」とあるが、これはもう苦しすぎる言い訳だろう。こういう文書が圧力にならないわけがないことは自明である。
しかも、件の物件については経済的、時間的余裕がなくて訂正させるには至らなかったともあるが、これも結果論であり、なんら「圧力」の存在を否定するものではない。むしろ、姉歯証言を肯定する部類のメモである。
そもそも四カ所氏というのは何者か?総研の説明によると、彼は1級建築士ではあるが、最近の構造計算については、コンピュータが扱えないこともありそれほど知識はないとのこと。じゃあ、なんでコマゴマと鉄筋を減らせと指示できるのか?全く筋が通らない説明である。なんとも微妙な立場な人物だが、そんな老人が幅をきかせているというのも、悪の枢軸論について肯定的な状況証拠と言えるように思えるのは私だけではあるまい。

姉歯証言もいわゆる「悪人側の証人」であることや、それを肯定する要素が今のところ状況証拠しかないことなど、まだ解明されたとはほど遠いとはいえるけど、悪の枢軸論が事実だとすると、ストーリーがきれいに繋がるというのは確かであり、さらなる捜査が望まれるところである。

あと明らかになった事実は、ヒューザーの藤沢の物件は姉歯による偽造が明らかになった後に居住者に引き渡されたとのこと。これが事実であれば、ヒューザーの詐欺罪の成立を妨げるものはないと考えるのだが、当局はどう考えているんだろうか。
ヒューザーの社長は、自身が偽造の事実を知ったあとに、公表を遅らせる工作を行っていることも明らかになっている。その一環として物件の引き渡しが行われているとすれば、これは明らかに公表がされないことを前提とした行動であり、公表を遅らせるために動いたという弁明が嘘ということになる。これは、報道されている事実だけで導かれることなので、近いうちになんらかの動きがあるだろう。それにしてもこのハゲもいい死に方しないだろうな。

んで、本日、一斉に家宅捜索が行われた。これはオウムの一斉捜索に匹敵する規模だという。この問題はそれくらい重大な、かつ組織的な犯罪だということだ。今後の展開に期待したい。

友達のパソのメンテ

2005年12月12日 03時02分21秒 | ノンジャンル
友達のパソが調子悪いというので引き取って面倒を見てみることにした。
そもそもこのパソは数年前私が作ってあげたものなのだった。

なんでも次第に動作が重くなってきて、速度も光なのに数メガしかでなくてやばいからあやしいOSを買ってインストールしたけど途中で止まってしまうとのこと。引き取ってうちでもやってみたけどやっぱり止まる。まあ、怪しいんだからしかたない。

なにもいじらずにうちのwindows2000をインストール。全く問題なく動く。速度もうちのPCと同じだけ出る。うーむ、これで終了でもいいんだけど、せっかくだからパワーアップしない?ということになった。
セレロン2Ghz、メモリDDR266の256MB、845オンボードVGAという構成。これでヨーグルをやってたんだからすごいもんだ。試しにヨーグルをインストールしてみたら、カクカクもいいところ、重い所では最低ランクに設定しても秒間数フレームしか出てない。これではストレス溜まるだろう。
まず足りないと言えるのはメモリだけど、できればVGAも増強したいところだ。が、このマザー(845GV)にはAGPスロットがない。しかも省スペース型。ということでいったんはVGA増強を諦めてメモリを買いに秋葉に行く。
メモリもDDR266までしか対応してないのだけど、そんなメモリあまり売ってないので333のを買う。スロットが2個しかなく、またデュアルチャネルにも対応してないのだけど512MBモジュールまでしか対応してないので、512MBを2枚買い、刺さっていた256MBを抜く。まあここは仕方なし。いちおうメーカー品で永久補償付きで12000円程度だった。まあ、これは安いと言える。とりあえず、メモリに関しては最大まで増設したことになる。

これで一端帰宅して設置してみることにする。で、PCを開けてみたところ・・・すごい埃!さすがに数年分の埃はすごい。ケセランパサランがたくさん発生していたのでエアダスターで吹き飛ばす・・・がファンについた埃はそれでは取れず、まるで換気扇の汚れのようになっていたので、麺棒できっちり取る。
さらにヒートシンクの間にも吹き飛ばない埃が大量に・・・これも麺棒で取る。うーむ、こんな丁寧にお掃除したのは初めてかもしれないw それほどきっちり掃除したわけじゃないけど、これでまあしばらくは大丈夫だろう。
数年前これを作ったときに書いた○犬という落書きをまた自分で拝む。こんなところに書いたっけー。これじゃフタあけただけじゃ見えないわw

そしてメモリ設置、起動。問題なし。333なのに266としてきちんと動作しておるわ。

ここでもう一度ヨーグルを起動してみて思う。カクカクだー。さすがにこれはやばいなー。あ、そうだ、AGPが無理なら、PCIで増設したらいいんじゃね?と、常識外(少なくとも私にとっては)のことを思いつく。ロープロでPCIのわりと最近めのVGAボード。そんなのあるのか、全く守備範囲外なんだけど、調べたらあるにはあるようだ。
GF6200搭載ボードか、radeon9250搭載ボードがとりあえず現実的に最高ランクのようだ。とりあえずGF6200のほうが世代的に新しいのでこれを狙いに秋葉へもう一度行く。でも売ってない。そりゃそうだ、いまどきPCIのVGAボードなんて誰が買うのか・・・。しょうがないので9250(これはけっこう売ってる)を買ってきた。7千円くらいだった。
ちなみにいま私のメインマシンもロープロなんだけど、PCI-EXPRESSなのでradeonX700が使えるので良かったのです。まあどちらにしても現実的に最高レベルのパワーアップをしたということですな。

帰宅して早速設置。電源オン。写った。よーしwindowsを起動してドライバCDいれて終わりーと思ったら、起動途中で画面がバグる。まるでファミコンのカセットをずらしたときのような・・・。オンボードVGAを無効にしてるけどダメ。で、有効にしてオンボードのほうに(radeon差したまま)繋いだら起動してる。それでドライバをradeonのをいれて再起動して内蔵を切ってもダメ。ってことは・・・ドライバがかち合ってるのか。ハードウエア的な問題なら写らないだろうし・・・。うーむ。
とりあえずwindowsを再インストール。今度は内蔵VGA用のドライバを入れずにradeonのドライバを入れる。OK。ヨーグルを入れてみる。結構動く!エフェクト低めにすればわりとぬるぬる動くし、場所によっては最高にしてもまあ動く。これならとりあえず使い物になるだろう。かくしてパワーアップ作戦は大成功に終わったのであった。



余談だけどVGA買いに行ったとき、秋葉でへんなインタビューらしきものを受けた。テレビのインタビューだというのにどこのテレビか言わない。妙な絵を見せる。これ知ってますか?というけど見たことがない。次にチラシを出してきて、このDVDは今スターウォーズに次いでアマゾンで売れてるんですよ!ブログで話題になって火がついたらしいんですけど、という。でも知らない、聞いたことない。あ、こりゃインタビューとか体の言いことをいって単に宣伝してるだけだなと直感して、半笑いで説明を聞いてた。
話が終わったのでチラシを返したら、どうぞお持ちになってくださいというのだけど、ゴミになるだけだから「いらねえって」といって突っ返した。
で、あとでアマゾンを携帯から見てみたけど、そんなものランキングのどこにも入ってない。やっぱり宣伝したかったのだな。それにしても間抜けなインタビューだったなあ。
というお話。

誤発注問題その後

2005年12月12日 02時09分54秒 | 政治・世相・スポーツ等
この問題について、東証が「取り消しが出来なかったのは東証側のミス」という謝罪を行ったようですね。

ってそうじゃないだろ!存在しない株が売れるというありえないバグをどうにかしろって話ですよ。こんなことが可能ならいくらだって株価落とせるでしょうに。これを同時多発でやったら恐慌だって起こせるんじゃないの?いいの?こんなシステムで!?
ドラクエだって持ってないアイテムは売れないし、所持金以上のものは買えないんだよ?w

ま、どうでもいいけどさー。
東証のミスでもあるってことは、この損失は東証も補填してあげるのかな。というかミスった人は首になるのか、コラで終わるのかも気になりますね。
あ、これもどうでもいいか。

それにしても株ってのはやくざまがいのインチキバクチだというのが分かる。それでも手を出す素人は・・・パチンコに金をつぎ込みまくる人みたいなもんか?

みずほ証券の誤発注問題

2005年12月10日 09時16分51秒 | 政治・世相・スポーツ等
いやはや、とんでもないことになってますね。
単純な入力ミスで数分で数百億の損失が出たことがとんでもないのではなくて、実際に存在しない株が売れてしまうという事実がとんでもない。

本来、空売りというのは、実在する株を借りて売り、期日までに買い戻して返すということで値下がりする株で儲けるためのものです。信用取引ですね。
でもこれ、実際に発行されている株数よりも圧倒的な多い売り注文が出て、それが成立してしまっているという異常事態。持ってなくても世界に存在していれば、あとで買い戻す約束で売ることはできても、存在しないものは買い戻せないわけだから、出来てはいけないことなわけです。
普通、システム上、エラーが出て発注なんか出来ないのが当たり前だと思うんだけど、というかデイトレイダーがこんなことしたら当然エラーになるはず。それでも証券会社がやると通ってしまうのが凄い。
ということは、後先考えずにものすごい発注をすることが出来るということ。株価操作どころか、同じ事をバンバンやったら経済テロが可能ではないか。今回の一番の被害者はその株の銘柄の会社だけども、悪意を持って意図的にやったらその会社を潰すことだって可能になってしまうし、乱発すれば東証自体を潰すことだってできちゃう。それくらいやばいこと。
今回の件で証券会社が普段、どれだけインチキなことをやって儲けているかばれてしまったわけだけど、同時に悪意ある人間が悪意ある操作をすると簡単に破綻してしまうシステムで世界の経済の何割かを担ってるという危うさが露呈してしまったことになる。

まあ、ばくちというのは金がある人間や胴元が儲けるものだと相場が決まってるわけだけど、とりあえずは存在しない株が売れてしまうという、ある意味バグをどうにかしないともっととんでもないことが起きるような気がするわけです。

「あとで現物持ってくるから、持ってるものとみなして売ったことにする」のが空売り。実際、現物がないから買い戻せなかった分をどうするかということで、現金で許して貰うなんて話になってるけど、なかには嫌がらせで株券もってこいとか訴訟起こすやつも出てくるでしょうね。そうなったら面白いからだれかやらないかなー。

被害者の横暴

2005年12月06日 00時29分28秒 | 政治・世相・スポーツ等
JR福知山線の事故の時のマンション住民についても書いたけど、被害者だからとそれにかこつけて儲けようとするやつがいるのが激しく反吐が出る。

今回の偽造問題、確かに騙されて粗悪品を買わされた人は災難でしたよ。お気の毒です。でもね、だからってなんで必要以上の補償や公的援助を求めるわけ??ま、行政の責任はありますよ。あんな詐欺師を野放しにしていたというね。でもそれは全ての責任のうちほんの一部であって、その分は詐欺師どもと共同で賠償するかどうかって話になるわけです。石原さんも「責任の所在がわからないのに援助などできない」といっているし。横浜市長は「それでも援助し、これからはこういったことが起こらないような仕組みをセットで考えるべきだ」と言ってたかな。

ともかく被害者だから援助しろってのは甘えている。オレオレ詐欺に引っかかって老後の蓄えを全てなくしたから国が援助しろなんて言うやつがいるか?ソニータイマーで壊れた家電製品を国が買い取ってくれるか?(笑)詐欺師に騙された、粗悪品を買った、それはその犯人を追及するだけで、それができないなら泣き寝入りして当たり前でしょう。
それなのになんだあの住民どもの偉そうな態度は。相場より1千万とか安いものをなんの疑いもなく買って、粗悪品でしたーって単なるバカじゃないの?

それに欠陥住宅に住みたくなければとっとと引っ越せばいいじゃん。費用なんかはあとから(会社があれば)請求すればいいんだし、命に関わるというのなら費用が出なくても速攻で出ればいいでしょ。まあ阪神震災クラスの地震なんて起こる起こる言われて何十年も起きてませんけど。だからごねたくて居座ってるようにしか見えませんわね。
費用がないというのなら、借りればいいでしょ。引っ越し代くらい普通の人ならすぐ借りれるじゃないの?ローン払う金があれば家賃だって払えるでしょ。

あとローンと家賃が二重払いになるってのもわからない。なんでローンの残り払うわけ?もう住まないのならつっかえせばいいじゃん。ローンが払えなければ担保になってる銀行に欠陥マンション取られるだけでしょ。銀行がそれじゃ資産価値が足りないとか言われても、知りませんよって突っぱねればいいでしょ。銀行もこんなカスみたいなマンションに価値を見いだして金貸してんだからお互い様でしょ。ちゃんとしたマンションか調べて金貸さなきゃねえ、プロなら。
そしたら今まで払ったローンは住んだ分の家賃みたいなもんなんだからさ。また新しいローン組んで家買えばいいんじゃないのかな。ってことなら迷惑料と引っ越し代、新しい部屋の敷金とかくらいを貰って、まあ一世帯100万くらい?それで終わりにすりゃいいじゃん。ていうかもし私ならそうしますよ。
でも立て替えろだの上乗せして買い取れだのと言ってるから払うの渋られるし潰れるとか言われてるんじゃないのかなあ。

このプランで損するのは銀行だけになっちゃうけど、それじゃ問屋は卸さないと思うので、やっぱり責任のある連中みんなで責任に応じて負担すべきだね。
詐欺師どもが一番責任重い。次に行政。それから銀行。これだけで分担すれば今回の損害もなんとかできるでしょ。つまりローンの残りのうち何割か銀行の責任分を差し引いて行政と詐欺師どもで払う。あと住民に引っ越し代などを支払う。というか個人的には引っ越し代や迷惑料もいらんと思う。詐欺師を儲けさせた罰でそれくらいは住民の落ち度だと思うから。でもまあ、それくらい支援してもいいかなとも思うけど。

こうしたらどこも潰れないで済むし、住民もまた新たな生活を始められると思うんだけどな。なんでそういう話にならないのかがよくわかりません。

近況・マンション構造偽造問題

2005年12月06日 00時02分26秒 | 政治・世相・スポーツ等
久しぶりに更新しますが相変わらずヨーグルティングの毎日なのです。
そのヨーグルティングも正式サービスとなり、直後からバグというかメンテの嵐でまともにプレイできない状況でした。それもようやく一段落し、ぼちぼち遊んでおります。

ところでここ数週間の出来事ですが、先日突然原因不明の膝痛に襲われてしまい、なにをするにもおっくうになっております。腫れてきたので病院にいったら関節炎で水が溜まっているとのことで大変でした。
今は腫れは引いて歩くのに支障はありませんが、まだ立ち上がったりしゃがんだりするのが大変です。

近頃世間を賑わせているのは、マンションなどの耐震なんとか偽造問題ですね。最初はハニホ・ヘニハーじゃなくて姉歯建築士がとんでもないやつだという感じでしたが、よく考えると彼は別に偽造してとくに儲かってないみたいですね。
そもそも人の命に関わるものなのに、小金のためにやるわけないですものねえ。彼にメリットが殆どない。となると強要されたか、しなければならない状況にあったかでしょうね。
そこで出てくるのが施工主、建築業者、そして構造書を審査する所。考えてもみて、彼らが偽造を見抜けなかったというのがおかしい。審査するやつは殆どチェックしてなかったのが分かってきたし、そもそも建築業者ですよ、彼らが作ってる最中「あれ、随分鉄筋すくなくね?」とか思うのが当たり前のはずなんですけどねぇ。
ヒューザーの社長もやくざまがいだしw国会でヤジるなんてどこのやさぐれ議員だよって感じですね。まあともかく、企画、設計、審査、建築と全ての役者が関わって安普請の建物を売りまくって儲けてたわけですね。この詐欺師どもはお互いの利益のためにグルになっていたと。これはもう、ほぼ間違いないでしょう。だって建築業界って談合と汚職で構成されてるんでしょ?(偏見)
こないだの国会では足を引っ張りあってますね。ここまで全てシナリオなのかもしれません。お互いに辻褄の合わないことを言って議論を紛糾させ、話が前に進まないようにしてその間に夜逃げの準備でもするんでしょう。木村建設なんかはさっさと倒産させて退場するようだし、ヒューザーの社長も買い戻してもいいけど資金がないから潰れるかもね、なんて逃げの言い訳を初めてますし。
本当に足を引っ張り合ってるんだとしても面白いですね。昨日までの仲間は今の敵。利害が一致してたからこそ協力していたんだけど、今度は保身のためにつぶし合いをすると。まあ、どうでもいいけどとっとと地獄に堕ちて欲しいものですね。