◆犬の散歩◆

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ワンセグ放送開始!!

2005年09月28日 10時07分30秒 | エレクトロニクス
もう一つの携帯関係のニュース。

ついにワンセグ放送が始まることが発表されました。
対応端末はau、ドコモ、ボーダフォンから発売されるようです。

いやー、長かった。やっと始まりますね!いままではMPEG4の権利関係でどうするかちょっともめていたのと、MPEG4をストレスなく再生できる端末の開発が待たれていたわけです。

ワンセグ放送とは、軽く説明すると、地上デジタル放送のテレビを、携帯端末用に低解像度のmpeg4で放送することです。普通の地デジはハイビジョンですから、かなり小さな規模の放送になりますが、これを携帯電話で受信出来るようになります。
これまでもアナログ放送が受信できる携帯はありましたが、電波がかなり危うくて、屋外でないとほとんどまともにみれない状態でした。それと電池をかなり食うし、熱などの問題から1時間みるのがやっとでした。

ところが、ドコモの試作機、P901iTVは二時間半ほどのデジタル放送視聴が可能だとのこと。これって今の端末で通話やアプリを使ってるくらいの時間ですね。となると、かなり使えるものだということになります。あとは電波の強度がどれくらいかですね。屋内でも普通にテレビが見れるようになったら、かなり革命的なことです。

さらにすごいことは、受信機が携帯電話であるからして、双方向な使い方が出来るということ。番組やcmサイトにリンクさせたり、音楽番組では着うたサイトに誘導させることもできるし、アンケートやら番組参加などの地デジ番組もそのまま使うことが出来る。もしかしたら録画まで可能になるかもしれません。家で地デジがみれても、携帯で受信出来る利点ははかりしれません。

そのワンセグ放送が、来年度早々に開始され、対応端末も発売されるとのこと。今のところ、P901iTVが発表されてますが、どうもワンセグ以外の部分がいまいちとって付けたような感じで、しっくりきません。もしかしたらその頃にはドコモのメジャー機種が出てくるかもしれません。そう、902シリーズです!!毎年、年明けから春にかけて発表されてますからね。

もしそうなら、ワンセグ受信が出来る902iTVシリーズと、そうでない902iシリーズが出てくるでしょう。902の共通仕様としては、iチャネル、プラスエリア、お財布ケータイなどが考えられます。
900以来、たいした革新もなく、お財布ケータイもいまいち利用出来る店が増えてこない中、ようやく新たなステージに入りますね。さらにその頃になるとモバイルSuicaも始まりますから、FeliCa対応機種を買うのもアリでしょう。携帯マニアにしてほしい端末が1年半も見あたらず、冷めておりましたが、ようやく欲しいと思える携帯が出てきました。
まあ、P900iがよくできた端末だから、というのもあるんですけどもね。

ああ、楽しみだ楽しみだ。

久しぶりに更新(携帯の話)

2005年09月28日 07時45分09秒 | エレクトロニクス
なんと二ヶ月もほったらかしです。何か書いておかないとこのままさぼり癖が出てしまうので、書きます。

さて、これは、と思った携帯業界のニュースが二つ。

一つは、ウィルコムの新機種、新プランの発表。
今まで通りフルブラウザ搭載はあたりまえとして、フラッシュ対応だったり、PCファイル閲覧対応だったり、ブルートゥース対応だったりと、まあマニアが喜ぶような拡張がされています。通称京ぽんと呼ばれていた京セラ製端末も、フルブラウザでも定額というインパクトでマニアにうけていたのですが、京ぽん一機種だけしか選べない状況は、さすがにきつかったと言わざるを得ません。

今回、4機種の追加となったわけで、これで選択肢も増えて良いことです。他キャリアのphsはYOZANがアステルを終了することを発表し、ドコモも撤退が決まっています。最後の砦、ウィルコムは地道に契約数を増やし、次世代へ生き残ることでしょう。
ただ、マニア以外から見て、今回の新機種はどうか。いや、新機種はいいことですが、PHSの音声端末の存在価値ってどうなんだろうか。
phsユーザのほとんどは、ネットを目的にしていますが、数年前や、2G携帯なら優位性がありましたが、3G携帯ですでに定額が実現している以上、端末上で携帯サイトを見る部分において、値段、速度を考慮してもfomaやwinやVGSのほうが使い勝手は明らかに上です。
32kbpsではかなり安いですが、携帯並の速度を得ようとすると、とたんに1万ほどかかり、携帯と変わらない値段になります。電波やエリアを考えると携帯を選ばない理由はありません。1台目は携帯を持つ必要があります。
phsの利点は、PCに繋いでも定額というのがあります。これは携帯にない利点なのですが、PCに繋ぎたいのなら、二台目はカード型端末のほうが便利です。
じゃあ、エアエッジ音声端末は何に使うのか。それは恋人や家族と2本持ちにして通話定額を利用するのに使います。しかし、それだと新機種でなくても、エッジならなんでもいいことになります。
さらに通話定額は家族内に限りますがボーダフォンが実現しつつあります。これもPHSだけの利点ではなくなりつつあります。

一昔前なら、通信速度、音質、値段などが電波やエリアの欠点を補っていたのですが、3G携帯が全盛の現在ではそれらの優位性はほとんどありません。
ウィルコム音声端末の利点は、PCに繋いでも定額になること、家族内じゃなくてもウィルコム同士なら通話定額になること。それが必要な人にはいいでしょう。この利点は新機種じゃなくても享受できますが、まあ新機種はそれ以外にメガピクセルカメラだのフルブラウザだのいろいろとあって、いいのかもしれません。しかし、それらの付加部分は、携帯のほうが明らかに高機能です。

というわけで、一般人が番号を変えてまで乗り換えるほどの利点があるかというと、携帯+カード型端末で十分じゃん?ということになります。だから大きなニュースにはなりませんが、ウィルコムがまだ生きている、次世代へ生き延びることが出来る証明として、それなりに使える端末を出し続けることは重要なことでしょう。
次世代phsは1Mbpsを見据えた新たなシステムを構築するようです。しかしもたもたしていると、スーパー3G携帯(数10Mbps)や4G携帯(100Mbps)が待ってますから、しかもそれらが普及することはすでにほぼ確定している状況をみると、やっぱりphsがメジャーになるのは難しいということになってしまいます。その頃には携帯もpc接続定額を実現している可能性すらあります。

生き残る道があるとすれば、電話網に依存しない新システムを即座に構築するか、電話網に依存しつつ、費用の低廉化を狙い、ツーカー的に生き残るか、でしょう。
まあそのツーカーもKDDIの完全子会社として、そのうちauに吸収されるであろうことがほぼ確定しているのですが。つまり、PDC網の停派、auへ強制移行という、IDO&セルラーデジタル停派のときと同じことをやるのです。
そういうご時世だと、すでにKDDIグループから外れたウィルコムが生き残るには、やっぱり新システムの構築しかありません。そうなると単に新規携帯参入と大して変わらず、phsではなくても構わないわけで、現在のphsの未来となると、いくら新機種で盛り上がっていても、やっぱりあと数年でphsは終了なのかな、などと思った次第です。