風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

駱駝の涙

2004年04月30日 | チンゲル亭過去日記
映画のHPからコピーです。

儀式の歌の歌詞はどのような内容ですか? どのような意味があるのですか?

「歌詞はありません。ただ4文字、それは"HOOS"で、この言葉が何度も繰り返されます。特に意味はなく、ただ癒しの効果があるだけです。旋律も音楽的構造もありません。誰もがその言葉を思い思いに、感じたままに歌います。たとえば、ヒツジに対しては、"TOIG"という4文字言葉を3回、繰り返します。動物によって使う言葉は異なります。たぶん、ヒツジには、この音の響きがより人間を身近に感じさせるのでしょう。どうしてこういう言葉が使われるようになったのかは判りませんが、いつも人はこのようにしてきたのです。それが風習というものです。

                 ☆

以上の説明から、私の思っているオルティンドーとは違うもののようです。
年配のモンゴル人にお尋ねしましたら、そのための唄を歌ウ専門の人がいるということでした。

長唄と訳される歌のなかに、オルティンドーのほかにも何かあるようです。

それにしても、テレビから聞こえてくる、ャbプスの歌声にしても、心地よく歌声が響きます。
本当の癒しの歌を聴いたことが無くても、駱駝が癒され涙を流し、母性を回復すると言う話は、納得してしまいます。
コメント

(無題)

2004年04月30日 | こたろう
文字通りの気楽なウインド・ショッピングのできるところが、我が家からモンゴル日本センターへのちょっと遠回りの通りに新築されました。

昼寝の夫を置いて、出かける先と言ったら、モンゴルセンターくらいかな。
そう言えば、今月に入って一人で出かけるのは、初めてかもしれない。
「非日常」だなぁこれこそ。
何か面白い本はあるかなぁ、一人で歩いていても随分リラックスしているなぁと思いつつ歩いていたら、ひげのモンゴル人に脅かされた。

はぁー、おどろいた! 悪気は無かったのだろうけれど、飛び上がった。
だから、油断はできないのよ、ちょっと気持ちが引き締まった。

あら、見慣れぬ風景。大きなガラス張りの新築の高級感の有る商店が、ならんでいる。
準備中から、ダンボール積み上げたところ、商売の始まっているところと通りに面したところでこれなんだから。
みんなで、いっせいに開店なんてことは考えないのはモンゴルらしいよ。
入り口が2箇所ある大きなビルだな。

東西に伸びている通りだから、日当たりが良く明るいのはいいのだけれど、商品に日差しがあたって、心地よさそうだが・・・
商品が動かなかったら、生ものでなくてもちょっと浮「ものがある。

ビルの中に入ると、まず、やっぱりSONYだ!サムソナイト、ラドーやロンジンの高級腕時計店、イタリア製らしい靴の店が並んでいる。
腕時計店以外は、ナランショップで見かけたものであったが、商品もちゃんとディスプレイされている。

腕時計がすごい、一番高いので、100万トグルク以上の値札がついていた。
こんな高い値段のものは、車以外で始めて目にした。
しかも、店員の教育が行き届いていて、ずいぶんモンゴルにしては礼儀正しい人ばかり。体をかわして、行く先を譲られたのは、はじめてだ!

今までは、店に入っても、食事をしていたり、友人とのおしゃべり優先で無視されたり、商品の運び込みにつきとばされたり、最初のうちは随分気分を害したり、浮「思いをしたものだった。
最近、それにも慣れてきて腹を立てなくなって、買いたいものを意思表示すると店員達も乗ってきて、最後はやっと笑顔になるのだけれど。

それが、今日は笑顔はまだ無いにしても、店に入ったとたんに好意的態度を示されるとおかしなものでかえって気持ちが悪いのである。
コメント

デールができあがりました

2004年04月30日 | チンゲル亭過去日記

モンゴルの民族衣装のデールがやっと出来上がりました。
日本でも着られるように、モンゴルの古典的な模様の入っているのは避けて、ベージュ色の笹の地模様のシルクをを選びました。

あまり地味なので、ジャララガンさんも私も出来上がるまでは不安だったのですが、思った以上に、良いできでした。

着物と同じで、肩で布が繫がって、おくみと同じような部分があります。おもしろいのは、身頃と袖がラグラン袖のように繫がっているのです。
そして下前は、少しカーブを描いていて、前をあわせたときに下から見えないようになっているのです。

ボタンは、ふち飾りの共布で作ってありました。
いわゆるボタンもありますが、石を使ってあって丸くて大きいので、ちょっと繊細さにかけるのですが、それはそれで、おもしろいのです。

胸囲の採寸がおもしろく、ぴったりには測らないで、胸から10センチ以上も浮かせて計るのです。
デールは、寒くなって重ね着しても良いように、たっぷりのゆとりを持って縫うのだそうです。
真冬のデールは、羊の毛皮の裏張りがしてあるので、ちっとも寒くないのです。

試着のときは縫い子さんが着せてくれました。帯は長い布を5~6センチくらいに細く折りたたんで、ウエストにきっちりと巻きます。
そのときは、きりっと見えたのです。
そして、その場に居た人が、モンゴル人みたいだとほめてくれたのです!

ところが、帰って自分で着てみると、だらしなくて、これは、もう何度か着方を教えてもらわねば、と思ったことでした。
洋服と着物の中間的な出来をしているので、簡単に着ることはできても、ちょっとしたコツによって、だらしなくも、美しくも仕上がるようです。

帯は、しごきのようなものでも良いし、専用の皮のベルトでもよいということです。
派手な色のオレンジの帯が一番良く使われるようです。
私は、オレンジ黄緑との2色の帯を選びました。
帯の色には、あまりレパートリーがないようで、男女同じもののようです。

きちんと着付けができたら、写真を公開しますので、ご期待ください。
デールには、ヒールのあるパンプスを履くそうです。

モンゴルでは、女性は幼いころに耳にピアスの穴を開け、既婚者はピアスをするのが当たり前なのです。
それで、また今日も、ピアスをしたらもっといいねと付き添ってくれたジャララガンさんに言われました。
コメント