風に吹かれて♪

笑ったり泣いたり 望んだりあきらめたり
。。。今日は明るく過ごせたかな

十二月です

2006年12月01日 | 言の葉
黄落

12月また来れり 何ぞこの冬の
寒さや      朔太郎
なつかしき冬の朝かな。
湯をのめば、
湯気がやはらかに、顔にかかれり
            石川 啄木
さて、どちらへ行かう 風が吹く
焼き捨てて日記の灰のこれだけか
            山頭火
路地抜けてゆく人声や十二月  
罪障のふかき寒紅濃かりけり
            鈴木真砂女


 私は、友が無くては、耐えられぬのです。しかし、 私にはありません。
この貧しい詩を、これを読んでくださる方の胸へ捧げます。
そして 私を あなたの友にしてください。      八木重吉 「秋の瞳」序文
      

紙風船
 落ちて来たら
 今度は
 もっと高く
 もっともっと高く
 何度でも
 打ち上げよう

 美しい
 願いごとのように
         黒田三郎 詩集「もっと高く」より