今 考えると言うこと

　櫻井よしこさんの本を２冊読んだ。「直言」世界文化社、「論戦2003」ダイヤモンド社。新しい本ではなく、９年前と２年前のものだ。

　「南京大虐殺」「従軍慰安婦」「薬害エイズ」「教育」「住基ネット」「個人情報保護法案」「人権擁護法案」「拉致問題」etc

　広い問題に網羅し、色んな事を考えさせられる。日本の官僚　外務省、政治家　なんと腐ってしまったことか。そして、日本人。

「直言」p54
　今、私たちがひとりひとり、庶民であることを大事にしながらも、国民へと成長しないならば、今度潰えてしまうのは、日本国全体であろうと思います。ですから、私たちは庶民としての暮らしを大事にしながらも、考えることを始めて、国民へと成長していこうではありませんか。

p99
　私たち有権者は、自分たちの選ぶ代表者が、改革について、どのように考えているかをきっちりと認識いたしましょう。　
　私たち国民が鋭い意識をもてば、政治は、必ず変わっていくのです。なぜならば、政治は、国民の総意の反映だからです。

p156
　戦後50年の時間の中で、私たちはあまりにも、考えるべきことを考えずにきました。見るべきことを見ないできました。理由は色々あるとは思いますが、政府も国民も企業も消費者も、自分の利益に通ずることは最優先しても、もっと大きな社会や歴史の姿について考えるということを自分以外の所に頼ってきました。そして、皆、「好かれる」と言うことを非常に重要視しました。…中略

　「多少嫌われてもいいから、私は自分の思うことを発言します。信念をつらぬきます」ことをあまりにも多くの人々がしなかったのではないかと思うのです。あらゆる人に好かれるというのは本物ではないかもしれません。八方美人なだけかも知れません。10人の友達がいれば、同じ数だけの批判する人がいて当然というのが、人間の姿なのです。今を生きる私たちは　きちんと発言して、嫌われても発言していきたいものです。…中略

　これからの日本が目指すべき姿は、理性に基づいて事実関係をしっかり把握すると言うことに加えて、自分たちの住んでいるこの社会にもっと暖かい視線を向けることです。…中略

　私たちは、常に日本の立場を顧みて、謙虚になって認識すべき事実はしっかり認識して参りましょう。そして何が真実に最も近いか、誠実に見極めていきましょう。それを私たちの、そして私たちの社会の成長の糧として学んでいきたいものです。

－－－－－－－－－－－
繰り返し、考え　事実を見極める重要性を説かれている。
今　選挙は決して　国民の総意の反映ではない。公明党は　人権擁護法案でも　全員賛成と、全体主義の片鱗を垣間見せている。本当に　「公明党は人を庶民を幸せにするための政党」なのかよく考えて欲しい。