みぃちゃんの頭の中はおもちゃ箱

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黄色い六角形の階段

2007年09月08日 19時32分29秒 | 光と空間
stairs009.jpg: 名古屋港ポートビルのらせん階段を見上げる
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=2.8, SS=1/20s), ISO400, WB=Auto (-2), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)

ポートビルの海洋博物館を見学した後は展望室に上りました。ポートビルにはエレベーターも設置されており、ほぼすべての人がエレベーターを利用しますが、階段を発見したので、展望室まで自分の足で一段一段上ってみることにしました。

5階までの階段は、六角形のらせん階段。巻き貝の中に迷い込んだみたい。

黄色い六角形の階段をぐるぐる上ります。5階って意外と高いです。

階段の途中で、たまに職員とすれ違います。ひとつふたつフロアを移動するだけなら、エレベーターを待つより階段を使ったほうが早いのでしょう。

こんなにだだっ広い空間ですが、観光客はひとりも階段に入ってきません。すれ違うのは職員ばかり。職員の人は、階段を上る私をけげんそうな目で見ていきます。エレベーターやエスカレーターが当たり前になった現代で、わざわざ階段を上る人のはいないようです。

stairs010.jpg: 名古屋港ポートビルのらせん階段を見下ろす
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=2.8, SS=1/25s), ISO400, WB=Auto (+0), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)

掲示によると、5階までが110段。六角形の階段はここまで。6階の会議室と7階の展望室までは、非常階段のような簡素な鉄階段を上ります。この鉄階段が171段。

6階、7階とは言っても、5階までとは話が違います。6階は5階のすぐ上にあるわけではなく、少し空間を設けて高さを確保したフロアにあります。7階の展望室はさらにその20mほど上にあります。もちろん、6階と7階の間にフロアはありませんから、途中で疲れたからといってエレベーターに乗り換えることはできません。6階から階段を上ろうとする人は覚悟してね。私も、階段を上り始めて少し後悔しました。疲れというより、踏み板のすき間から下が見えるのが怖くて。

怖いといっても後には引けません。踏み板を一段一段踏みしめ、踊り場で折り返しながら鉄階段を上っていきます。踊り場にも階数表示があり、6階から7階までの間がさらに1、2、3、……と区分されています。展望室って相当高いんだね。

踊り場1階、踊り場2階、……。踊り場10階を目標に、一段一段上っていきます。

踏み板のすき間から下が見えます。見ちゃダメ。怖いよ、怖いよ……。

やっとの思いで到着した展望室は地上53mの高さ。オフィスビルで言えば17~18階に相当します。我ながらよく上ったもんだ。

額に汗がにじみます。充実感はひとしお。自分の足で歩くと、この展望室も建物の一部なんだと、確かに地面とつながっているんだと実感できます。

六角形の階段で思い出しました。そう言えば、三角形の階段もありました。

architecture002.jpg: 三角形に組まれた階段

あの三角形の階段も黄色でした。常識破りのデザインと黄色は仲良し?



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