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奈良旅行写真集・3 (軸のある家)

2008年02月21日 19時30分27秒 | 光と空間
architecture102.jpg: ならまち格子の家にて。2階の天井
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=2.8, SS=1/15s), 0.0EV (Matrix metering), ISO400, WB=Shade (+0), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)

2階の天井は、組み上げられた梁 (はり) がむき出しになっています。屋根には明かり取りの窓が設けられ、東からの朝日を存分に取り込めるようになっています。

部屋の形は屋根の傾斜をそのまま反映しており、屋根裏部屋のようです。窓際は頭がつかえるほど低く、格子窓から外を見るには座らないといけません。

architecture103.jpg: ならまち格子の家にて。2階に上がる
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=2.8, SS=1/15s), 0.0EV (Matrix metering), ISO400, WB=Shade (+0), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)

階段を上がったところ。狭い階段を上ると、急に視界が開けて明るくなります。

階段の踏み板は狭く、かなり気をつけて上り下りしないといけません。ただし、昔の日本人は身長150cm程度と小柄だったので、あまり踏み板の幅を取る必要もなかったのでしょう。

architecture104.jpg: ならまち格子の家にて。吹き抜け
D70s with Tokina AT-X 107 DX Fisheye (10-17mm F3.5-4.5), Aperture priority AE (F=3.5, SS=1/6s), +1.3EV (Matrix metering), ISO400, WB=Sunny (+0), f=10mm (35mm-equivalent: 15mm)

町家の吹き抜け。

吹き抜けは土間になっています。そう、昔の家には土間がありました。

そして、台所が土間にありました。

土間では食事を作るほか、仕事をしたり人が集ったりしました。土間は生活のさまざまな場面で活用されていました。

architecture105.jpg: ならまち格子の家にて。吹き抜け
D70s with Tokina AT-X 107 DX Fisheye (10-17mm F3.5-4.5), Aperture priority AE (F=3.5, SS=1/13s), 0.0EV (Matrix metering), ISO400, WB=Sunny (+0), f=10mm (35mm-equivalent: 15mm)

土間は、2階の部屋からも見渡せます。離れの部屋を除いて、どの部屋からも土間に顔を出せます。

ただの調理場ではありません。ただの通路でもありません。吹き抜けの土間は、この家の軸になっています。

家族がつながる軸のある家に住んでみたい。吹き抜けや中庭のある家にあこがれるのも、そんな願望の表れかも知れません。



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