みぃちゃんの頭の中はおもちゃ箱

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但馬旅行写真集・23 (鳥居と水路)

2006年11月06日 18時37分14秒 | 光と空間
出石そばを食べ終えて店を出ると、幸いにも雨はほぼ上がり、ときおり細かい雨粒が落ちる程度になっていました。傘を差さなくて済むなら、撮影もずいぶん楽になります。

出石城は小高い山のふもとに築かれました。城跡までは急な石段が続き、目にも鮮やかな朱色の鳥居が無数に建っていました。上には稲荷神社があるようです。

torii000.jpg: 出石城の稲荷神社に続く鳥居
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=5.6, SS=1/15s), 0.0EV (Matrix metering), ISO200, WB=Cloudy (-2), f=34mm (35mm-equivalent: 51mm)

建ち並ぶ朱色の鳥居はよく写真の題材として取り上げられます。ありふれた被写体ですが、建ち並ぶ鳥居はまだ撮ったことがありません。カメラマンのひとつの通過点として、この機会に撮ってみましょう。

torii001.jpg: 出石城の稲荷神社に続く鳥居
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=4.2, SS=1/40s), 0.0EV (Matrix metering), ISO200, WB=Cloudy (-2), f=50mm (35mm-equivalent: 75mm)

街中の喧騒 (けんそう) が霧雨に濡れ、深い緑に吸い取られていきます。一段一段、石段を踏みしめるように登ります。石段を登るごとに、体にまとわりついていた現代社会の油膜が洗い流されていきます。

ここだけは別世界。

torii002.jpg: 出石城の稲荷神社に続く鳥居と水路
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=4.0, SS=1/30s), -0.7EV (Matrix metering), ISO200, WB=Cloudy (-2), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)

右手にそびえる石垣には緑色のコケがむし、長い年月が流れたことを物語っています。

石段のわきには水路があり、さらさらと水が流れています。コンクリート打ちっぱなしではなくて石組みになっているところに温かみが残ります。堀とした水路の名残でしょうか。

torii003.jpg: 出石城の稲荷神社に続く鳥居と水路
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=4.0, SS=1/80s), -0.7EV (Matrix metering), ISO200, WB=Cloudy (-2), f=38mm (35mm-equivalent: 57mm)

水路には木の橋も架かっています。

torii004.jpg: 出石城の稲荷神社に続く鳥居と水路
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=5.6, SS=1/20s), 0.0EV (Matrix metering), ISO200, WB=Cloudy (-2), f=38mm (35mm-equivalent: 57mm)

櫓 (やぐら) の土台は平らに切り出された石垣。石垣が風雨と時間にさらされ続けても、変わらずに流れ落ちる水の姿。出石城跡で一番愛着を感じたのは、この水路でした。



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蔵出し企画: おもちゃ箱の奥

2005年11月6日の記事は → 「鳴門・高松旅行記・20 (鳴門駅で鉄ちゃん)

【みぃのつぶやき】 小さい頃は電車が大好きでした。いつの間にか疎遠になってしまいましたが、マイカーを持たない私にとって鉄道は重要な交通手段。旅行中にブログ用にと撮影しているうちに、また鉄道好きが首をもたげてきました。

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