びわの実を本格的に収穫しました。今年7回目の収穫作業です。今日の収穫量は4箱分。写真に写っているのは、そのうちの3箱です。今日で全部収穫し終えたわけではなくて、簡単に取れる実がまだ少し残してあります。高い場所になった実は取れないので、鳥にあげます。
今年は、7月に入ってから収穫するという異例の事態になりました。
例年、収穫は6月中旬に行います。6年前からの記録を調べてみても、本収穫は6月12~20日にしています。
2010年 6月20日
2009年 6月12日
2008年 6月18日
2007年 6月19日
2006年 (収穫日の記録なし)
2005年 6月14日
ところが、今年はそれより10~20日遅れています。こんなに収穫が遅いのは初めてです。地球環境の異変でなければいいのですが。
作業は、暑い日中を避けて夕方から開始。作業を始める頃にちょうど雲が空を覆ってくれました。
作業内容は、収穫と枝切りのふたつです。最初に、実を傷めないように収穫しておきます。その後で枝を切るのが毎年の流れです。今年は、隣家の敷地まで伸びていた枝を切ります。
事前に地上から枝の様子を観察して、どの向きに枝を倒すか、どこにロープを掛けるか、枝のどの位置に刃を入れるか計画しておきます。
木に登っていよいよ作業開始。
じきに、葉がパラパラと音を立て始めました。
雨が降ってきたようです。頭上は葉に覆われていて頭に直接雨粒が当たることはありませんが、葉に雨粒が当たる音で雨が降っていることが分かります。どうせ全身が木くずにまみれて汚れますし、涼しくなるのは大歓迎なので、雨に濡れて作業することにします。
雨が強くなる気配はありません。パラパラパラと小雨が続きました。
わきの枝に目をやると、枝に沿って一筋の流れが生まれていました。葉に落ちた雨が集まってできた流れでしょう。流れは、雨音のリズムに合わせて小さな小さな波を立てます。小さな小さなせせらぎは、木の枝を伝い、木の枝とたわむれながら、小さな小さな駆け足で地面に走り下りていきます。
時間とともに、流れの筋がだんだん太くなってきました。やがて、せせらぎは川になり、枝全体を包み込みました。流れは、枝をつかむ手にも伝わってきます。
木の懐に抱かれ、雨に包まれる。
雨の流れが枝を伝い、私の腕を伝う。
木と一体になり、雨と一体になる。
自然の感触。
2011年のびわ関連の記事の目次はこちら。
今年は、7月に入ってから収穫するという異例の事態になりました。
例年、収穫は6月中旬に行います。6年前からの記録を調べてみても、本収穫は6月12~20日にしています。
2010年 6月20日
2009年 6月12日
2008年 6月18日
2007年 6月19日
2006年 (収穫日の記録なし)
2005年 6月14日
ところが、今年はそれより10~20日遅れています。こんなに収穫が遅いのは初めてです。地球環境の異変でなければいいのですが。
作業は、暑い日中を避けて夕方から開始。作業を始める頃にちょうど雲が空を覆ってくれました。
作業内容は、収穫と枝切りのふたつです。最初に、実を傷めないように収穫しておきます。その後で枝を切るのが毎年の流れです。今年は、隣家の敷地まで伸びていた枝を切ります。
事前に地上から枝の様子を観察して、どの向きに枝を倒すか、どこにロープを掛けるか、枝のどの位置に刃を入れるか計画しておきます。
木に登っていよいよ作業開始。
じきに、葉がパラパラと音を立て始めました。
雨が降ってきたようです。頭上は葉に覆われていて頭に直接雨粒が当たることはありませんが、葉に雨粒が当たる音で雨が降っていることが分かります。どうせ全身が木くずにまみれて汚れますし、涼しくなるのは大歓迎なので、雨に濡れて作業することにします。
雨が強くなる気配はありません。パラパラパラと小雨が続きました。
わきの枝に目をやると、枝に沿って一筋の流れが生まれていました。葉に落ちた雨が集まってできた流れでしょう。流れは、雨音のリズムに合わせて小さな小さな波を立てます。小さな小さなせせらぎは、木の枝を伝い、木の枝とたわむれながら、小さな小さな駆け足で地面に走り下りていきます。
時間とともに、流れの筋がだんだん太くなってきました。やがて、せせらぎは川になり、枝全体を包み込みました。流れは、枝をつかむ手にも伝わってきます。
木の懐に抱かれ、雨に包まれる。
雨の流れが枝を伝い、私の腕を伝う。
木と一体になり、雨と一体になる。
自然の感触。
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