みぃちゃんの頭の中はおもちゃ箱

略してみちゃばこ。泣いたり笑ったり

覚えちゃった……

2008年09月19日 22時26分09秒 | 日常のあれこれ
私の友達は国指定の難病 (特定疾患) にかかっていて、たくさんの薬を飲んでいます

1日分を合計すると、11種23錠と4種8包にもなります。

これだけ種類が多いと管理が大変です。友達は、倒れた後、ずっと頭が痛くてボーッとしていたので、大量の薬を自分で管理できず、代わりに私が薬を管理していました。

一応、薬の外袋にはいつ飲むか、何錠飲むかなどが書かれていますが、その通りに飲むと量が足りなくて症状が改善されなかったり、副作用で眠くて眠くて何もできなくなったりする薬もあります。そのような場合には、医師と相談して飲む量やタイミングをずらしているので、外袋の表示どおりに薬を準備するだけでは不十分です。

分かりやすく整理するために薬リストを作ったほどです。

何回か薬リストを見ながら友達の薬を管理していたら、どの薬をいつ何錠飲むかをすっかり覚えてしまいました。

今、友達は海外に滞在しており、私が薬を管理することはありませんが、それでもちゃんと覚えています。

薬の名前だけでなく、錠剤やカプセルの色、形、台紙の色も覚えています。効能を聞いた薬については、効能も覚えています。

受験勉強のように躍起になって暗記しようとしたわけでもないのに、自然と頭に入っていました。

私の頭の中でどう記憶されているかというと、このメモが画像として頭に入っています。語呂合わせで覚えたわけではありません。

ですから、「朝食後に飲む薬は」と聞かれると、まず頭にメモのイメージが浮かびます。頭の中のメモを見ながら、箇条書きをひとつひとつ消去するように薬の名前を挙げることができます。薬の色や形なども、映像として覚えています。

薬の名前を言われたときも、まず頭にメモのイメージが浮かびます。そして、その薬がメモのどの場所に書かれていたかを思い出して、その薬をいつ飲むかを答えられます (例えば、メモの右上に書かれている薬なら、寝る前に飲む薬です)。

私の記憶はそんな感じで、画像として覚えることが多いです。

かつて、ある国家試験を受験したときも、参考書の内容を画像として覚えていました。

そのときは、蛍光ペンで重要箇所に線を引いていました。線を引くと、最終的にはページごとに独特の模様が描き出されます。

試験問題に取り組むときには、関連した参考書のページが思い浮かびました。

頭には、蛍光ペンで描かれた模様が浮かびました。法令の規定を思い出そうとすると、線を引いた箇所の文章が思い浮かんだりもしました。

どうやら、私の記憶は、高校生の頃から画像を手がかりにしていたようです。

ただし、今回の薬リストは、文字まで鮮明に読める画像として記憶されているわけではなく、薬の名前が頭の中の別の場所に記憶されているように感じます。

一口に画像として覚えると言っても、記憶の定着の仕方はいろいろあるようです。



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