みぃちゃんの頭の中はおもちゃ箱

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心を渡す光

2007年08月08日 18時24分20秒 | 光と空間
festa033.jpg: 多賀大社へ続く街路の行灯
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=7.1, SS=1/1.6s), ISO200, WB=Sunny (+0), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)

町角の休憩所。中は小さな小さなギャラリー。壁にはハガキ大の絵が貼り出され、棚には小物が並んでいます。

行灯は、商店の前ばかりでなく、民家の軒先にも置かれています。地元の人が万灯祭を大切にしていることが じんわりと伝わってきます。

festa034.jpg: 多賀大社へ続く街路の行灯
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=3.5, SS=1.6s), ISO200, WB=Sunny (+0), f=29mm (35mm-equivalent: 43mm)

行灯にはいくつかの種類があります。四方を板で囲み、丸い穴を開けて光が通るようにした行灯のほかに、竹ひごを組んで紙を張った行灯も見つけました。

おや、ドラえもんの行灯だ。

紙張り型の行灯には、子供がかいたと思われる絵が。町内会で材料を用意してそれぞれの家庭で作ったのでしょうか、学校の授業で作ったのでしょうか。万灯祭に行くときは、軒下の行灯にも注目!

festa035.jpg: 多賀大社へ続く街路の行灯
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=4.5, SS=1.3s), ISO200, WB=Sunny (+0), f=70mm (35mm-equivalent: 105mm)

道端には、大きな行灯 (あんどん) のほかに小さな行灯も並んでいます。大小の行灯は親子みたいで、ほほえましい。

大勢の観光客が訪れる万灯祭ですが、道端にゴミが散乱することもありません。地元の人が家の前に行灯をともし、観光客もマナーを守って楽しむ。お互いに気分よく過ごせるお祭りです。

大都会のお祭りでは、こうはいきません。都会のお祭りでは、大量のゴミが道端に捨てられたり乱痴気騒ぎが起きたりで地元の人が辟易 (へきえき) し、お祭り反対派が生まれるくらいだもの。

festa036.jpg: 多賀大社へ続く街路の行灯
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=2.8, SS=1/4s), ISO200, WB=Sunny (+0), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)

駅から多賀大社へ続く街路の行灯を撮れて、一応満足。

街路の行灯は、去年撮りたくても撮れなかったものです。去年は終電ギリギリまで境内で万灯祭を見物したせいで時間がなくなり、終電を逃すまいと大急ぎで駅に向かうほどでした。もちろん、帰り道を悠長に撮影している余裕などありません。何とか撮った行灯は1基だけ。

その雪辱を果たすべく、今年は終電30分前に境内を出ました。実は、今年の撮影の狙いは祭りそのものではなく、街路や周辺の風景だったりします。

終電まではまだ30分もあります。普通に歩けば駅まで10分もかからないであろう道です。ゆっくり撮りながら帰りましょう。

ここで1枚。またここで1枚……。

目に留まった光景を撮影しながら歩くうちにどんどん時間が過ぎ、いつの間にか発車5分前。こんなはずじゃなかったのに。急ぎ足で駅に向かい、ギリギリで乗車。

もっとじっくり撮りたかったなぁ。30分も見込んだのに、どうして時間が足りなくなったの?



多賀大社万灯祭の目次は → こちら