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2007年02月27日 19時24分57秒 | 気ままにお出かけ
octopuspot00.jpg: タコつぼとロープ
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=3.8, SS=1/3200s), -1.0EV (Matrix metering), ISO200, WB=Cloudy (+0), f=38mm (35mm-equivalent: 57mm)

日間賀島 (ひまかじま) はタコ漁が盛んなタコの島。島のあちこちにタコつぼが積み上げられています。

octopuspot01.jpg: 積み上げられたタコつぼ
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=4.0, SS=1/250s), -0.3EV (Matrix metering), ISO200, WB=Cloudy (+0), f=38mm (35mm-equivalent: 57mm)

道路のわきにも、タコつぼがうずたかく積まれています。

見た目から察するに、タコつぼは焼き物のようです。

octopuspot02.jpg: うず高く積み上げられたタコつぼ
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=3.5, SS=1/200s), -1.0EV (Matrix metering), ISO200, WB=Shade (+0), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)

タコつぼは赤茶色で温かみのある色合いをしていますが、その表情とは裏腹に、本当の姿はタコを捕まえるための罠 (わな)。この中にカニなどの餌を仕掛けておいて、海に沈めます。海の中では、狭いタコつぼに閉じ込められたカニが逃げ場のないままタコに襲われ、硬い殻もバリバリと砕かれて食べられてしまいます。想像してみると凄惨 (せいさん) な生き地獄。

カニを食べたタコ、お腹も膨れて居心地がいいなーと喜ぶのもつかの間、タコつぼが人間の手によって引き上げられ、今度はタコが食べられてしまいます。恐ろしや、恐ろしや。

そうやって命を落として私たちの食卓に並ぶ生き物たち。命を無駄にしないためにも、食べ物は大切にしようね。殺されたのに食べてもらえないなんて、死んだ生き物がかわいそう。

かく言う私も、日間賀島では食べ物を捨ててきました。

日間賀島では旅館に泊まりました。ところが、この旅館というやつがクセモノ。食事のときに、ご飯がおひつでたくさん出てきます。こんなに大量のご飯を食べ切るなんて、よほどの大食いでない限り無理な話です。

おかずを全部食べた後、ご飯を残してはもったいないと おかわりをしましたが、それでも食べられる量は知れたもの。結局食後にはおひつに大量のご飯が残ってしまいました。このご飯は捨てられてしまうのでしょうか。農家の人がせっせと育てたお米なのに。食べずに捨てて欲しいと願って稲を育てた農家なんてないはずなのに。

せっかくの旅行で、罪悪感を引きずることになってしまいました。

旅館や民宿の過剰な料理は何とかならないものでしょうか。



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