
このヒト言ってることがおかしいです
「挽回」には「元に戻す」という意味があるため、
「汚名の状態を元に戻す」と解釈できるとのこと。
いやいや、今の誤用はそういう判断で使っていて
「汚名返上」と同様に使われているのですが
それが間違いであると言うのが、
誤用と指摘している人の
根拠だと思います。さらに
「疲労回復」の使い方をイメージするとわかりやすいそうです。
ともあるんですが
いや、だからそのイメージで使ってる人が多くて
それが誤用だって言われているのですが
学者さんと言う人は、ときどき、インパクトのあることを言いたがり
説明不足で穴に落ちますな
4文字熟語が短縮された言葉で、元の言葉が
「ワタシは汚名を挽回する」だととしたら
汚名は名詞ですから、挽回にどういう意味があっても
状態は表さないと思うんですよね
汚名に関しては
「汚名返上」「汚名回復に加えて
「汚名を雪ぐ」」(おめいそそそくもしくはすすぐ)
という美しい表現があるので
たとえ、この人の解釈が今の日本語として
正しいとしても
あえて、正しい日本語として
「汚名挽回」を加えることはないと思うのです
これが正しいとすると
「名誉挽回」の使い方がおかしくなります
名誉と言う状態であったものを元に戻す
元の状態は? 意味が分からんですね
前にも話をかもしれませんが
「不可」と言うことの意味ですね
「不可」は「不許可」の略です
つまりはしてはいけません
と、誰かが禁止しているわけです
大学の成績はたいてい
優、良、可、そして落第が不可です
不可は「単位の認定を不許可とする」
だと思っていました
今辞書を引くと 大学の成績のほかに
良くないこと
可もなくーもなく
と言う例文が載っています
いずれにしろできない(不可能)の略語として使うのは
正しくありません
この辞書の言葉が正しさを持ってすれば
「使用不可」は「使用するのは良くない」といういみで
使い手側に禁止の意味が伝わりません
ここはやはり「不能」と言う単語を使うべきだと思うのですが
どうでしょうね
変更不能 使用不能
まさかに「能」よりも「可」の方が
使うインクが少なくて経済的(←これも問題のある言い回し)
だということもありますまい。