Starlight Terrace

オリジナル写真で綴る夜空と夜景がメインのブログ
【注目の天文現象】
 11/5夕 月と金星が接近(南西の空)

♪ when the soldiers have gone・・・

2009-04-06 07:26:15 | エバーグリーン

まだ続く、お気に入りエレポップ。

今回はヒューマン・リーグの「レバノン」です。

例によってYouTubeからのMVを貼っておきましょう↓

(名前は忘れましたが、サイドヴォーカルの黒服のお姉さんがキレイ!)

このグループも80年代に活躍してましたね。

最大のヒットシングルは "Don't You Want Me"(邦題「愛の残り火」)

という曲だったでしょうか。

それと比べれば「レバノン」はセールス的にも地味な感じでしたが、

このグループにしては珍しくギターを前面に出したアレンジが特徴的で、

個人的にはこちらが好みです。


三つ子銀河

2009-04-05 09:23:35 | 夜空のコラム

しし座の後ろ足の近くに銀河が3つ集まって見えるエリアがあります。

"Leo Triplet"(しし座の三つ子銀河)と呼ばれ、

深宇宙が垣間見える春の夜空の名所となっています。

その写真がこちら↓

※画像をクリックすると、大きい画像が別ウィンドウで開きます。
 キヤノンEOS Kiss Digital X + 口径18cm写真撮影用反射望遠鏡
 ISO800 F2.8 総露出時間50分(5分×10コマ加算合成)
 [3月28日 静岡県東伊豆町稲取にて撮影]

これは3千5百万光年の彼方に浮かぶ銀河の群れで、

一番上がNGC3628、左下がM66、右下がM65と各々呼ばれています。

さらに数個の小銀河が加わってグループを形成していますが、

その中でもM66が最も明るくて親玉的な存在なので、

この群れをM66銀河群と呼ぶことがあります。

銀河というのは、このように群れをなしていることが多いのですが、

我々のいる銀河系も同様に「局部銀河群」と呼ばれるグループの一員

だったりします。その群れの親玉はアンドロメダ大銀河(M31)です↓


(新潟県菖蒲高原にて2005年撮影)

銀河系はこれに次ぐ2番目の大きさで、3番目はさんかく座にある

M33銀河(↓)であることがわかっています。


(富士山富士宮口五合目にて2005年撮影)

その他にも小銀河が40個以上確認されてますが、大玉は3つだけです。

それぞれの位置関係は下記サイトで確認できます。

5百万光年以内の宇宙

M66銀河群からこちらを見たら、同じような三つ子銀河に見えるかも

しれません。その眺めを楽しんでいる知的生命体もいたりして?


♪ Here in my car...

2009-04-02 07:33:31 | エバーグリーン

前々回からのお気に入りエレポップつながりで、

ゲイリー・ニューマンの「カーズ」をご紹介。

YouTubeのMVはこちら↓

いやぁ、曲調も映像も怪しさいっぱいでサイコーです。

1979年のヒットシングルで、全英1位,全米9位の最高位を記録。

何度も聞こえてくる爆発音(?)が頭にこびり付いて離れません。

終盤に現れる不協和音アレンジには度肝を抜かれました。

不快な響きもここまでくるとクセになりますネ。

 

ゲイリー・ニューマンはチューブウェイ・アーミーというグループを

率いてました。元々はパンク・ロック路線だったようです。


星空&夜景のミックス写真

2009-04-01 07:29:00 | 星景写真

かなり間があいてしまいましたが、3/10付トピックの続編です。

 

適度な輝度バランスで星の光跡と夜景を表現したい。

それを実現する方法とは?

 

まず、撮影時の作業内容から解説しましょう。

分単位以上の長時間露出を行うにはシャッターを開きっ放しにできる

「バルブ」もしくは「タイム」というシャッターモード機能を持つ

カメラが必須、というのがこれまでの定説だったように思います。

フィルムを使う「銀塩カメラ」の場合は確かにその通りでしたが、

デジタルカメラでは必ずしもそうではなくなっています。

秒単位の露出ができるカメラでたくさん連写し、

多数の撮影画像をフォトレタッチソフトで合成すれば、

よほどの暗い被写体を相手にしない限りは、

分単位で1コマ撮影した画像と類似した結果が得られます。

 

例えば、5秒露出で12コマ連写して得られた画像を

全部加算合成すれば、バルブモードで1分露出した画像と

同等になる訳です。そんな処理をした作例がこちら↓

星は確かに光跡となって写ってますが、夜景の方は明る過ぎですネ。

合成にはPhotoshopという有名なレタッチソフトを使っていますが、

合成方法として単純加算の「スクリーン」を選択するとこうなります。

ここで「比較明」合成にすると夜景の露出オーバー状態を改善できます。

その作例がこちら↓

複数の撮影画像を画素レベルで明暗比較し、明るいピクセルを代表させて

合成画像のピクセルにするといった処理が行われた結果、

違う画像でもほぼ同じピクセル上に写る夜景はその最大輝度で表現され、

日周運動で移動していく星は異なるピクセル上に記録されているため、

合成後は光跡となる訳です。

 

星の光跡を長くしたければ単純に撮影枚数を稼いでおけばいいだけのこと。

ただし、バッテリーとメモリーカードの容量はそれなりに必要となります。

また、撮影時にシャッターボタンを押し続けるのはたいへんですし、

ブレの原因にもなるので、リモコンコード等で撮影できるカメラが望ましいです。

ちなみに当ブログ管理人はデジタル一眼レフのキヤノンEOS Kiss Digital Xに

タイマーリモートコントローラ改造品を取付けたものを使ってます。

コンパクトデジカメでは「レリーズブラケット」なるものと

銀塩一眼レフカメラ用のケーブルレリーズを用意すれば、連写モードで

指の代わりにシャッターを押し続けてくれて便利かもしれません