しし座の後ろ足の近くに銀河が3つ集まって見えるエリアがあります。
"Leo Triplet"(しし座の三つ子銀河)と呼ばれ、
深宇宙が垣間見える春の夜空の名所となっています。
その写真がこちら↓
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キヤノンEOS Kiss Digital X + 口径18cm写真撮影用反射望遠鏡
ISO800 F2.8 総露出時間50分(5分×10コマ加算合成)
[3月28日 静岡県東伊豆町稲取にて撮影]
これは3千5百万光年の彼方に浮かぶ銀河の群れで、
一番上がNGC3628、左下がM66、右下がM65と各々呼ばれています。
さらに数個の小銀河が加わってグループを形成していますが、
その中でもM66が最も明るくて親玉的な存在なので、
この群れをM66銀河群と呼ぶことがあります。
銀河というのは、このように群れをなしていることが多いのですが、
我々のいる銀河系も同様に「局部銀河群」と呼ばれるグループの一員
だったりします。その群れの親玉はアンドロメダ大銀河(M31)です↓
(新潟県菖蒲高原にて2005年撮影)
銀河系はこれに次ぐ2番目の大きさで、3番目はさんかく座にある
M33銀河(↓)であることがわかっています。
(富士山富士宮口五合目にて2005年撮影)
その他にも小銀河が40個以上確認されてますが、大玉は3つだけです。
それぞれの位置関係は下記サイトで確認できます。
M66銀河群からこちらを見たら、同じような三つ子銀河に見えるかも
しれません。その眺めを楽しんでいる知的生命体もいたりして?