見頃を迎えているガラッド彗星(ギャラッドともいう)を約1ヶ月ぶりに撮影しました。
4日未明は、ヘルクレス座の球状星団M92に接近していました↓
【M92とガラッド彗星】
キヤノンEOS Kiss Digital X + 口径18cm写真撮影用反射望遠鏡(F2.8) 赤道儀架台使用
ISO1600 2分露出×32コマ彗星核基準比較暗合成と2分露出単一画像をスクリーン合成
山梨県北杜市明野町浅尾にて撮影(外気温-9℃)
左下に写っている星の集合体がM92で、おおよそ満月の直径分だけ西に離れたところに
彗星の頭部が位置していました。ちなみに見かけの明るさは両者同じぐらい。
彗星本体から右上に伸びるのがイオンの尾、M92の方向に伸びているのがダストの尾です。
2つの尾は先月撮影した時よりも角度が開いて、あと数日で一直線になりそうです。
その際には左側のダストの尾がもっと明るく細く見えるんじゃないかと勝手に想像してます。
ただ、これからしばらくは月が明るいので、うまく撮影するのは難しいかも?
コメント
あなたのブログにコメント投稿されたものです。
- Nikon 8cm [2012年2月5日 0:15]
- はじめまして。そして昨晩は寒い中をお疲れさまでした。
画像処理ですが、なかなか複雑な感じですね。まずは、比較暗合成ということですが、彗星部分をコンポジットしておいて、最終的に1コマの彗星上に合成するという手順でしょうか?そう思ってみると、彗星の部分が他の部分よりも円やかな感じがします。そのせいか何となく立体的に見えて、彗星の尾がM92に向けられたビームみたいな感じですね。面白い手法ですね。私も機会があればやってみようと思います。
私の画像も近日中にアップしたいと思います!! - fornax8 [2012年2月5日 1:32]
- Nikon 8cmさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
昨夜は何度もお邪魔しましてスミマセン。いやぁーホントに寒かったですね。
画像処理はお察しのとおりです。比較暗合成すると彗星像だけ抽出できまして、
それを強調してから適当な1コマに重ね合わせますと、背景の星が線状にならずに済み、
今回のように他の天体に接近する場合は見映えの良い画像が得られるというわけです。
Nikon 8cmさんも沢山撮られたようなので、貴ブログの更新を楽しみにしてます。 - hiro [2012年2月5日 23:30]
- こんばんは
きれいな写真ができましたね。すばらしい。
色々な 手法が必要なんですね。
ただ 写真を撮れば このように撮れるんじゃないのですね。
なかなか むつかしそう。 - fornax8 [2012年2月6日 7:24]
- かじやんさん、いつもコメントありがとうございます。
お褒めにあずかり恐縮です。
できるだけ綺麗に仕上げようとすると、画像処理の力が必要になります。
難解な専門用語が出てきますが、いずれ解説しようかと考えてます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます