Starlight Terrace

オリジナル写真で綴る夜空と夜景がメインのブログ
【注目の天文現象】
 土星が観測好期

皆既月食撮影計画

2011-12-09 12:00:00 | 天文現象

皆既月食がいよいよ明日の晩に迫ってきました。

今のところ関東南部は晴れ時々曇りの予報で、何とか見られそうな感じです。

今回は月食の全過程が観測可能ということで、「地球の影」が分かる画像を

撮ってみたいと考えていることは、前のブログ記事で紹介しました。

で、その撮影スケジュールをちょっと考えてみました。

具体的には最大食分(月が地球の影に最も奥深く入った状態)の時間を中心に

前後数十分の間隔で撮影するのが基本になります。

その撮影間隔をどうするかが問題で、月の全面積の大体半分ぐらい欠けた状態と、

さらに大きく欠けた状態で撮ると見映えがよくなりそうなので、今回はそれぞれ

40分間隔で撮ることにして、焦点距離500mmレンズ+EOS Kiss Digital X の画角で

シミュレーションしてみました↓

(AstroArts社 ステラナビゲータにて作成)

これはモーター駆動型赤道儀の使用を前提にしてますので、月がその公転運動(地球を

周回する動き)により、画角内で上の図のように時間とともに西から東へと移動し、

地球の影を横切っていく様子が捉えられるわけです。

その昔、フィルム式カメラを用いた撮影では、多重露出機構などを駆使して

1コマに全てのイメージを収めていましたが、デジカメでは多重露光できる機種が

限られてますので、そのような機能が無い場合には個々に撮影した画像を後で

フォトレタッチソフトにて合成するのが手っ取り早く、かつ確実かと思います。

いっそのこと、欠け始めから終りまで1~2分程度の間隔でずーっと連写していき、

後から合成時に見映えが良くなる時間間隔の画像を選んだ方が良かったりして?

いずれにしても最初の構図決めと各コマの露光時間最適化がポイントになるでしょう。

露光について心配な場合、シャッター速度を自動的に何段階か変えて纏めて撮って

しまうオートブラケット機能を持ったカメラであれば、それを積極的に利用することで

露出オーバー/アンダーの失敗を回避できるかもしれません。


コメント
--------これより以下のコメントは、2013年5月30日以前に-----------
あなたのブログにコメント投稿されたものです。
りんく [2011年12月9日 16:41]
こんにちわ(^O^)/

明日の夜は『皆既月食』なんですか\(◎o◎)/!?
私は、生でチャンと見たことがないので、明日はチャンス!!
見れるのを楽しみにしています(*^_^*)
素敵な夜になるといいなぁ。。。
fornax8 [2011年12月9日 18:22]
りんくさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
そうなんです、明日は皆既月食が見られるんです!
月が21:45頃から欠け始め、23:06頃には地球の影にスッポリ入ります。
太平洋側にお住まいでしたら、好天に恵まれそうなので期待できますよ。
是非ご覧になってください。
mashさん [2011年12月10日 5:46]
fornax8さん、続けて(^_^)/おはよーです。

いよいよ今晩ですねェ。
久しぶりの皆既月食です。この目にしっかり焼き付けたいと思います。
もちろん撮影はfornax8にお任せいたしますよ。(#^.^#)
fornax8 [2011年12月10日 8:52]
mashさん、続いてコメントをいただき、感謝です。
いやー、天気も良さそうなんでワクワクしますねー。
双眼鏡をお持ちでしたら、是非使ってみてください。
ただ、皆既の時間帯は月が天頂近くに位置しますので、首が疲れるかも?
昨日から真冬の寒さになってますので、防寒対策は万全になさってください。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿