そろそろ夏の濃厚な天の川を撮りたい時期になってきました。
ゴールデンウィークにじっくり撮ろうかと思っていたら、
なんと今年は満月近くで天の川撮影には不向きなのでした。
ならば前倒しで今週末に撮影してやろうと思い立って出撃。
今回は久々に長野県の八千穂高原へ行ってみました。
意外と雲がたくさん流れてきて、広角レンズでの撮影には厳しい状況でしたが何とか2カットをGet↓
【南中するさそり座と夏の銀河】
キヤノンEOS60Da+17-50mmズームレンズ(@17mm),ISO1600,F4,
総露出時間24分(露出2分×12コマ加算),星空雲台ポラリエ使用
【わし座からいて座にかけての銀河】
キヤノンEOS60Da+17-50mmズームレンズ(@17mm),ISO800,F4,
総露出時間24分(露出2分×12コマ加算),星空雲台ポラリエ使用
標高1700mの地では、やはり天の川の輝きが違います。
ここに大きな流星でも入ってくれればサイコーでしたが、この時期目立った流星群は活動しておらず、
さすがに都合良く流れてはくれませんね。
私は星には全く詳しくないのですが、天の川はなぜか夏のイメージが強いです。
冬の方が星はよく見えるのかな?と思うのですが、
やっぱり天の川は夏のものなのでしょうか?
天の川から夏を連想してしまうのは、七夕伝説の付き物になってるせいでしょうね。
ちなみに、日本で夏の宵の時間帯に南の空に見える射手座付近の天の川が、
ちょうど銀河系の中心方向(=星が多い方向)にあたっていて、星が密集して見えるため、
天の川の中でもひと際明るく感じられるということで、自分のような天文ファンにとっても
天の川は夏のイメージが強いんですよ。逆に冬は銀河系の外側方向(=星がまばらな方向)を
眺めることになってしまうため、冬の天の川は夏と比べればかなり淡い見え方となり、
冬晴れのスッキリした夜空でもあまり目立たず、見劣りするという事実があります。
久しぶりの八千穂高原までの遠征でしたね。
さすがに標高が高いと輝きが違いますねェ。
うーん、うっとりしちゃいますわ。
春霞の季節ですので、なるべく標高の高いところに行ってクリアな夜空を撮りたいと思い、
八千穂高原を選んでみました。路肩の一部に残雪もありましたが、路面凍結は一切なく、
ノーマルタイヤで問題なく辿り着けました。明け方は1℃まで冷え込みましたけどね。
久々に濃い天の川を眺めて、思いっ切り癒されてきましたよ。
入梅前にまた撮影・観望のチャンスを作りたいと考えてます。