シルバーウィークど真ん中の月曜日も出掛けてしまいました。3連荘ということになります。
月が満ちてきて日毎に月没時刻が遅くなり、月曜は暗夜になるのが23時台以降ということで、
暗い天体の撮影は概ね夜半過ぎからが勝負って感じ。
この日はGPV予報をよ~くチェックして、最も晴天が期待できそうな新潟方面を目指しました。
で、目的地の魚沼市某所に到着したのが22時台。月は西の低空でまだ頑張ってました。
肝心の天気は、全天の8割近くが雲に覆われていて厳しい状況だったんですけど、
月が沈んでから急速に晴れ間が広がって、23時半には天の川がしっかり見えてきました。
即行で撮影機材をセットアップし、最初に狙ったのはこのマイナーな天体でした↓
【はくちょう座の散光星雲 Sh2-119】
キヤノンEOS60Da+口径18cm写真撮影用反射望遠鏡,ISO1600,F2.8,
総露出時間50分(5分×10コマ),中型赤道儀使用,トリミングあり
有名な北アメリカ星雲の東にある淡い散光星雲で、見掛けのサイズがかなり大きいです。
そのためフレームアウトしてしまいました。天の川の中なので、微光星が煩いぐらいですね。
次に鏡筒を向けたのは、こんな天体でした↓
【ケフェウス座の散光星雲 NGC7023 アイリス星雲】
キヤノンEOS60Da+口径18cm写真撮影用反射望遠鏡,ISO1600,F2.8,
総露出時間50分(5分×10コマ),中型赤道儀使用,トリミングあり
この星雲はアヤメ科の花に似ていることから名付けられたようですが、知名度は低いです。
☆撮り屋の注目ポイントは、その中心の青く輝く部分より、周辺に広がる泥水のような色の
モヤモヤした分子雲と呼ばれる星間物質の方で、それを如何にして描出するかが画像処理を
含めた腕の見せ所になってます。色彩の乏しい部分に拘るっていうのは一般には理解し難いかも?
その後、さらに2天体ほど撮ったんですけど、まだ画像処理が終わってません。
準備ができ次第、続編記事にして紹介したいと思います。
肉眼でも結構見えるのですか?
去年から、空一面に星が見れる所に行きたい!って言い続けてるのですが
こんなに綺麗な星空なら文句なしです!!!
シルバーウィークは仕事三昧でしたので羨ましく思えますぞ。(*^▽^*)
今度の週末は十五夜ですが天候が気になります・・・。
拙い画像をご覧いただき、コメントまで頂戴しましてありがとうございます。
この記事で紹介した画像は星空のごく一部を撮ったものでして、
さらにヒトの眼では見えないほど暗い天体ということもあって、
基本的に肉眼では見えないんです。とっても残念ですよねー。
さて、満天の星が見える所というと、ある程度限られてきますが、
お住まいの県名と「天体観測」「場所」をキーワードにしてネット検索すると
いろいろ情報が出てきますので、まずは近場で探してみてはいかがでしょうか。
これから空気が澄んできて、星空観望には適した季節になると思いますので、
星がよく見える場所を見つけて是非楽しんでみてください。防寒対策はお忘れなく。
久々に越後国まで行ってしまいました。やっとマシな星空に遭遇できましたよー。
但し、湿度が高くて風も無く、夜露で機材がびしょびしょになりました。
好条件が全て揃うのというのは、なかなかないものですねー。
さて、日曜日はいよいよ中秋の名月ですね。
台風21号は西へ向かうようなので、本州に限れば週末の天気が好転するみたいです。
スッキリ晴れて欲しいですね。