先週の金曜日、熱海の海上花火大会と夜景を堪能した後、☆撮り目的で稲取へ向かいました。
現地の天気は上々でしたが、強風が吹き荒れていて大きな機材だとブレてしまいそうな状況だったんで、
仕方なくカメラレンズによる撮影で我慢することにしました。
で、撮影したのがコレです。
【はくちょう座デネブ～サドル付近の散光星雲群】
キヤノンEOS Ra＋SAMYANG135mmF2 ED UMC，F4，ISO1600，L41フィルター，
総露出時間60分(5分×12コマ，加算コンポジット)，タカハシEM-200Temma2M赤道儀，恒星時追尾
上方やや左の輝星がはくちょう座の1等星デネブで、その左に北アメリカ星雲とペリカン星雲が写ってます。
右下寄りのほとんど純白の星がはくちょう座γ星サドルで、その周辺は赤い散光星雲が取り囲んでいて
上方(北)まで広がっており、その中にはバタフライ星雲、プロペラ星雲などがあります。
画面全体としては、もう赤い星雲だらけって感じですけど、中央が黒っぽいのは暗黒星雲があるせいで、
遠方にある星々の光が遮られ、本来賑やかな天の川の一部が暗く写っているに過ぎません。
ちなみに、撮影エリアを星図で確認するとこんな感じ。
AstroArts社ステラナビゲータによるシミュレーション
明け方が近づくにつれて薄雲が出てしまい、他の対象は撮れなかったものの、ボウズにならずに済みました。