Starlight Terrace

オリジナル写真で綴る夜空と夜景がメインのブログ
【注目の天文現象】
 11/5夕 月と金星が接近(南西の空)

こぐま座流星群の極大夜

2014-12-24 22:35:00 | 遠征日誌

22日の夜から翌23日明け方にかけて、こぐま座流星群が活動ピークを迎えるというので、
撮影にチャレンジしてみようと思い立って伊豆・稲取まで出撃。
それと12/4の記事で紹介したラヴジョイ彗星が明るくなってきたらしく、
その撮影も兼ねての遠征でした。
まずはその愛すべき女医さんを撮った画像がこちら↓

2014q202.jpg

【ラヴジョイ彗星(C/2014 Q2)】
 キヤノンEOS60Da+200mm望遠レンズ,ISO3200,F3.5,
 総露出時間18分(2分×9コマ),中型赤道儀使用,若干トリミング

先々週ぐらいから予想以上の光度上昇を見せ始め、尾も意外と長く伸びているようです。
このペースなら年始から2~3週間ほど肉眼で見える明るさになる可能性も出てきました。
根暗な先生などと記したことを反省してます。綺麗に撮って差し上げないといけませんね。

一方、メインのこぐま座流星群はどうだったかというと、
眼視では3時間ぐらい空を適当に眺めて3個しか数えられませんでした。
写真の方は明るい流星を捉えたものが1枚だけありました↓

散在流星2014-12-23.jpg

 キヤノンEOS60Da+17-50mmズームレンズ(@17mm),F2.8,ISO3200,
 露出時間20秒,中型赤道儀使用

マイナス等級の準火球レベルだったと思います。
拡大すると色の変化が見事です↓

散在流星_拡大2014-12-23.jpg

しかも終端付近で爆発したようなイメージになってます。
でも、この流星はこぐま座群のものではありません。
元の写真で、こぐま座流星群のおおよその輻射点を◎で示すと・・・

こぐま座流星群輻射点.jpg

となります。流星は右上方から左下方に流れましたので、
経路を逆に辿っても輻射点の◎を通りません。
ということで、残念ながらこぐま座流星群ではないことがはっきり分かるんです。